亀鳴く 4       114句

飯どきや亀の鳴かうと鳴くまいと    飯島晴子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
亀の字の亀になり果て鳴きにけり 鈴木直充 素影 200811  
亀鳴くや油光りの油売り 柴崎甲武信 月日 200811  
竜宮に戻れぬ亀の鳴きにける 小泉貴弘 筑波の道 200811  
亀鳴くと望郷の念もたげけり 小泉貴弘 筑波の道 200811  
タイガース亀鳴いたかて負けへんで 稲畑廣太郎 ホトトギス 200904  
亀鳴くや一人関所に捕へられ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200904  
狭庭にもあるはかりごと亀の鳴く 稲畑汀子 ホトトギス 200904  
浮いてきてすぐには亀も鳴けぬなり 高橋将夫 200905  
亀鳴くと人體図よりオーラ立つ 水野恒彦 200905  
木の扉開けば亀の鳴きにけり 本多俊子 200905  
磨かれし丸太に亀の鳴きにけり 松原仲子 200905  
亀鳴くや施無畏の華のひらく刻 中山皓雪 200905  
亀鳴くや心経二百六十二 林いづみ 風土 200905  
三代の廟所日の射し亀の鳴く 小林共代 風土 200905  
ピンタ島ロンサム・ジョージ亀の鳴く 辻美奈子 200905  
亀鳴けり恋は難解方程式 田辺博充 200905  
亀鳴くやちやんちやらをかし年の功 片桐てい女 春燈 200905  
亀鳴くや空の戻らぬ日本橋 長浜徳三 春燈 200905  
金溜める噺家なんざ亀鳴けり 小張昭一 春燈 200905  
亀鳴くは鍾乳洞の雫かな 延広禎一 200906  
人の灯のけばけばしさに亀鳴けり 近藤喜子 200906  
亀鳴くとをとこは片手ポケットに 城孝子 火星 200906  
亀鳴くや問診表のはいいいえ 垣岡暎子 火星 200906  
鏡よ鏡わたしは幾つ亀鳴けり 千田百里 200906  
ユニセフに寄付したる夜の亀鳴けり 小林正史 200906  
ふるさとの身幅の堤亀鳴けり 中谷葉留 風土 200906  
亀鳴くや余生を充たす一行詩 川崎光一郎 京鹿子 200906  
亀鳴くや老の齢は削り得ず 大橋敦子 雨月 200906  
濠石に並びし亀の鳴きにけり 石原光徳 酸漿 200906  
信じ得ぬあの世思へば亀の鳴く 新実貞子 200907  
亀鳴くや夫に反抗したくなり 安本恵子 200907  
余生とはいつからのこと亀鳴けり 吉田空音 炎環 200907  
亀鳴くや俗名石に刻まれて 岩木茂 風土 200907  
亀鳴けり母に抱かせてラヴレター 外川怜子 風土 200907  
釣人が釣りの見物亀鳴けり 福島茂 200907  
みどり児の頸の坐らず亀鳴けり 本田保 春燈 200907  
夕星や亀鳴いてをる籠堂 延広禎一 200907  
亀鳴くや藁葺屋根の賀名生御所 岡田のり子 200907  
亀鳴くと真顔のをとこいそぎ足 吉弘恭子 あを 200908  
彼に鳴き彼女に亀の鳴かざりし 後藤比奈夫 ホトトギス 200910  
白人になりたき人に龜の鳴く 佐藤喜孝 あを 200910  
亀鳴くや島の社の隠岐造り 小林共代 風土 200911  
亀鳴くといへどどうにもならぬこと 彦根伊波穂 200912  
遠近と足を運びし亀鳴けり 久津見風牛 200912  
亀鳴くや水の耳うちこのあたり 吉岡知香 京鹿子 201001  
満開を遅らせて亀鳴きにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201004  
六十の手習ひ談義亀鳴けり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201004  
正業に本気を出せと亀鳴けり 能村研三 201004  
福耳を褒められてをり亀の鳴く 塩路隆子 201005  
亀鳴くや虫歯の痛み治まらず 松田洋子 201005  
木簡に宿酔とあり亀鳴ける 阪本哲弘 201005  
ぬけぬけと秘め事明かし亀鳴ける 柳川晋 201005  
亀鳴いて雲のあそびの雨こぼす 鈴鹿仁 京鹿子 201005  
亀鳴くや一夜に十も齢とりて 冨山俊雄 春燈 201005  
一口はブラックコーヒー亀鳴けり 関根洋子 風土 201005  
亀鳴くや山より山の声のして 高倉和子 201005  
掌の甲に齢の来たる亀鳴けり 栗栖恵通子 201006  
亀鳴くや電子歳時記増殖中 千田敬 201006  
ペンを持つあなたこわいと亀が鳴く 丸山佳子 京鹿子 201006  
裏側でまた亀の鳴く世すぎごと 豊田都峰 京鹿子 201006  
亀鳴くをたしかめてより後楽とす 豊田都峰 京鹿子 201006  
亀鳴くやラ抜き言葉の老神父 中村嵐楓子 春燈 201006  
亀鳴くや人待ち顔の検索機 塩田博久 風土 201006  
二人してベンチに座せば亀鳴けり 須藤美智子 風土 201006  
七十歳を過ぎし男女に亀鳴けり 根岸善行 風土 201006  
ため池の小さな筏亀の鳴く 安部里子 あを 201006  
頑に亀鳴くと言ふ旅の僧 西川みほ 末黒野 201007  
亀鳴くと水平線は曇りをり 水野恒彦 201007  
亀鳴くや己も鳴くや闇へだて 西村純太 201007  
亀鳴くや夢の不死男に励まされ 彦根伊波穂 201007  
亀鳴かせ座敷童のわるさ癖 佐藤真隆 京鹿子 201007  
亀鳴くや田翁でる太はまた漁師 駒井でる太 201007  
亀鳴くや夫の病の重くして 柳田和子 酸漿 201007  
亀鳴いてむささび飛んで闇深き 今井千鶴子 ホトトギス 201008  
充電の時は今かも亀鳴けり 北川孝子 京鹿子 201008  
誰にでも抱かれて亀の鳴けるかな 久津見風牛 201009  
日も月も命も一つ亀鳴けり 吉永すみれ 風土 201009  
点滴を終へし寧らぎ亀鳴くか 大橋敦子 雨月 201009  
亀鳴くやそれほど恋しとはいへず 杉浦満子 京鹿子 201101  
お百度を踏む大勢に亀の鳴く 石倉千賀子 ろんど 201101  
鳴く亀の上げし頭の微動だに 山本孝夫 201104  
亀鳴けり訃報とは唐突に来る 稲畑廣太郎 ホトトギス 201104  
亀鳴くや婚活中のあなたにも 稲畑廣太郎 ホトトギス 201104  
みよし野の亀鳴く旅のととのへり 稲畑汀子 ホトトギス 201104  
歳問はば九十五歳亀鳴ける 稲畑汀子 ホトトギス 201104  
亀鳴くを枯山水の声と聞く 西川織子 馬醉木 201104  
亀鳴くやわれに過ちゆるされず 水原春郎 馬醉木 201105  
一人だけの瓶湯(かめゆ)せまくて亀鳴けり 竹内悦子 201105  
亀鳴くや弥勒の御世のその中に 柳川晋 201105  
亀鳴くやふん切りどきをふん切れず 中野英伴 春燈 201105  
化身とも思ふ大亀鳴きにけり 来海雅子 201105  
亀鳴けり餌を横盗りの鵯と鯉 上原重一 201105  
竿竹屋優しき声に亀鳴けり 中島玉五郎 201105  
亀鳴くや事と違ひし志 安住敦 春燈 201106 『暦日抄』
叫ぶ声亀鳴く声に振り返る 鴨下昭 201106  
へうげもの真顔なりける亀鳴けり 中島陽華 201106  
亀鳴くや家系図のわれどのあたり 和田照海 京鹿子 201106  
かく脆きエネルギー革命亀の鳴く 山本浪子 風土 201106  
龜鳴けりストロンチュウム降りやまず 佐藤喜孝 あを 201106  
亀鳴くや開けたくなりし小抽出し 中田みなみ 201107 夢二旧居
亀鳴ける夕ベ旅情を深うせり 黒滝志麻子 末黒野 201107  
流されて屋根に漁船や亀の鳴く 吉澤恵美子 春燈 201107  
半身を蔵書に埋めて亀鳴けり 安居正浩 201107  
甲羅干す何れの亀の鳴きたるか 神蔵器 風土 201107  
亀飼つて鳴くまで待てり四月馬鹿 竪山道助 風土 201107  
子午線の天頂に立ち亀鳴けり 川崎かずえ ろんど 201107  
亀鳴くや男にもある更年期 藤田素子 火星 201107  
訂正のある黄金文字亀鳴けり 中島陽華 201107  
大峯の中は空つぽ亀鳴けり 岩月優美子 201107  
亀鳴いて東大寺裏壁白し 堀江惠子 201108  
喚声の球場裏に亀の鳴く 山田佳乃 ホトトギス 201109  
死は何時も近くにありて亀鳴けり 吉永すみれ 風土 201112  
亀鳴くを待ちてこの世に長居せる 藤見佳楠子 201204  
亀鳴くや万博跡地てふ広さ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201204 亀鳴く→ 5

 

 

2014年4月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。