亀鳴く 2     100句

亀鳴くと言ひふらしつつ老いにけり    亀田虎童子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
婚約は再婚同志亀鳴けり 小川洋子 帆船 200305  
濡れついでにと亀鳴いてくれにけり 黒田咲子 200305  
亀鳴くや高麗こまの都を思ふとき 橋本喜夫 銀化 200305  
面々に脇息のあり亀の鳴く 山尾玉藻 火星 200305  
抽斗に隠れて亀の鳴きをるや 中村房枝 六花 200305  
ひとむかし寡婦に甘んじ亀の鳴く 品川鈴子 ぐろっけ 200305  
亀鳴くや職業欄に元医師 水原春郎 馬醉木 200306  
うやむやな老いの起点よ亀鳴けり 瀬戸悠 風土 200306  
わが生のいよよ古りゆき亀鳴けり 村越化石 200306  
亀鳴くや蘇鉄に精子あるさうな 山崎桂 帆船 200306  
亀鳴くと言ひたるに顔日の照つて 山尾玉藻 火星 200306  
亀鳴くやまた遅れたる腕時計 清わかば 雲の峯 200306  
亀鳴くや終の勝負は生き競べ 山下青披 200307  
蕉翁はエンジニアなり亀鳴けり 福嶋千代子 200307  
亀鳴くや遍路衆にも救護班 桑島啓司 200307  
なるやうになると思へば亀鳴きぬ 藤岡紫水 京鹿子 200307  
亀鳴いて防音室に声聞けり 滝本香世 百鳥 200307  
いつもとは違ふ顔して亀鳴けり 高橋将夫 200307  
亀鳴いてをり西方は胞衣のいろ 水野恒彦 200307  
亀鳴くを太郎の塔の知つてをり 野澤あき 火星 200307  
魅魑魍魎の画数読めば亀鳴ける 駒井でる太 200308  
亀鳴くやぽつと出でたり飛行船 三崎由紀子 遠嶺 200308  
ふたごころ重し重しと亀鳴けり 須佐薫子 帆船 200308  
駆け込めば済むかと亀の鳴きにけり 今瀬剛一 対岸 200308  
濁世万年のぞき過ぎしと亀鳴けり 山元志津香 八千草 200309  
亀鳴くや意中の人の生欠伸 内山千代子 帆船 200312  
貝のひも噛みゐて亀の鳴けるなり 水野恒彦 200312  
みよし野の亀鳴く静寂共有す 稲畑汀子 ホトトギス 200404  
亀鳴くや蕉心会は四年目に 稲畑廣太郎 ホトトギス 200404  
ちと寝酒足りぬ足りぬと亀鳴けり 須佐薫子 帆船 200404  
亀鳴くや音をよく出す子の玩具 橘沙希 月の雫 200404  
蜜蝋を溶かしてをるや亀鳴ける 雨村敏子 200405  
今生の鍵穴錆ぶる亀鳴きて 宇都宮滴水 京鹿子 200405  
亀鳴きてほぐれはじめし船だまり 岩渕彰 遠嶺 200405  
亀鳴いて枕にならぬ電子辞書 横山淑子 200405  
亀鳴くと母の部屋より暮れにけり 城孝子 火星 200405  
狼狽へる勿れと亀の鳴く離宮 品川鈴子 ぐろっけ 200405  
亀鳴くや七七忌以後誰も来ず 淵脇護 河鹿 200406  
老婆買ふ競馬新聞亀鳴けり 吉沢かねよ 帆船 200406  
亀鳴くと目くばせの婆民話村 中澤文次郎 200406  
亀鳴いてジクソーパズルの絵解きかな 中野京子 200406  
一呼吸六歩の試歩に亀鳴けり 浜明史 風土 200406  
亀鳴くや拈華微笑の愛であり 遊橋恵美子 風土 200406 良寛
玉泉洞億万年の亀鳴けり 酒井多加子 雲の峰 200406  
亀鳴くや髭を撫でたる伊勢の人 石見実人 草の花 200406  
亀鳴いて蜆鳴かんとしたりけり 今瀬剛一 対岸 200406  
亀鳴くや反り橋避けし宮参り 中田征二 ぐろっけ 200406  
船宿は九階亀の鳴きにけり 山崎桂 帆船 200406  
舌の根の乾ける亀の鳴くことよ 南一雄 200406  
満願の朱印しばらく亀の鳴く 高千夏子 200406  
亀鳴くや哀しきまでの野の荒寥 宇田紀代 200407  
亀鳴くと足湯に長居してしまふ 山田六甲 六花 200407  
勝たざりし記録を称へ亀鳴けり 舩越美喜 京鹿子 200407  
集落に増えし廃屋亀鳴けり 安藤ヒサ子 河鹿 200407  
掌の錠剤に文字亀鳴けり 間島あきら 風土 200407  
亀鳴くやアトムに住民登録地 遊橋恵美子 風土 200407  
夕闇に黄泉の戸開き亀の鳴く 山の狸 六花 200407  
主婦專業亀の鳴くまで続けむか 伊藤希眸 京鹿子 200407  
今さらに長寿の講義亀の鳴く 野中啓子 200407  
日曜の病院ロビー亀鳴けり 加賀富美江 遠嶺 200408  
民謡の採譜をはりて亀鳴けり 山田ひさし 馬醉木 200409  
亀鳴くと亀石いまに黙しけり 多田生湖 春燈 200411  
亀鳴いてみせむと首を伸ばせしや 岡田真利子 200503  
亀鳴くや編集長のぼやきほど 伊藤白潮 200503  
フレッシュマンフレッシュウーマン亀鳴けり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200504  
亀鳴くや朝日俳壇K氏あり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200504  
度の合はぬ眼鏡ばかりや亀鳴ける 水原春郎 馬醉木 200504  
案の定万年候補亀鳴けり 伊藤白潮 200504  
亀鳴くや画仙をあまた反古にして 八染藍子 200505  
亀鳴くや乾びてゐたる飯の粒 北嶋美都里 200505  
亀鳴きて愛知万博始まれり 河合大拙 百鳥 200505  
富士山が噴火するぞと亀鳴ける 泉田秋硯 黄色い風 200505  
大阪の曇天の下亀鳴けり 大山文子 火星 200505  
亀鳴くや矢立の墨の乾きをり 瀧澤白絣 遠嶺 200506  
亀鳴くと人はゆるびてをりにけり 天野きく江 200506  
共通の話題を探す亀鳴く日 瀬下るか 200506  
亀鳴くと兎が耳を澄ましゐる 大串章 百鳥 200506  
亀鳴くやフアツクスで来る通信簿 高澤康子 帆船 200506  
亀鳴けり伴天連追放令の染み 原田達夫 虫合せ 200506  
判官にすりより亀の鳴きにけり 栗栖恵通子 200506  
亀鳴くと若者の酌受けてゐし 城孝子 火星 200507  
亀鳴くや一錠増えし飲み薬 堀志皋 火星 200507  
亀鳴いてスリッパふたつづつ並ぶ 丸山照子 火星 200507  
善玉の見えぬいきさつ亀鳴けり 島谷征良 風土 200507  
亀鳴けり強き甲羅を持ちゐたる 木下栄子 築港 200507  
亀鳴いて兼六園の水の美し 長沼紫紅 200507  
亀鳴くと足を止めては歩きけり 長沼紫紅 200507  
ナナハンをとばす構へや亀の鳴く 吉田島江 火星 200507  
亀の鳴くまで水たまりのままでいい 坂本敏子 京鹿子 200507  
生き死には神の掌中亀鳴ける 阪本哲弘 200508  
亀鳴くや玄米のめしかみしめて 中道愛子 200508  
亀鳴くや離別のわけは聞かずおく 中島英子 八千草 200508  
亀鳴くや吾嬰あこてふ薫抱く源氏 山元志津香 八千草 200510  
亀鳴くやカルテのラベルとれかかり 高橋あゆみ 200510  
天井に竜棲む寺や亀の鳴く 石川多歌司 ホトトギス 200510  
一枚の木戸が闇分け亀の鳴く 山田弘子 ホトトギス 200510  
亀鳴くとさう言はれればそのやうな 野沢しの武 風土 200512  
亀鳴くや夫留守の夜は耳聡き 大森慶子 母衣 200602  
多歌司氏はダイエット中亀鳴けり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200604  
重ね来し齢を砦亀鳴けり 水原春郎 馬醉木 200604 亀鳴く3→

 

 

2014年4月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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