受験       88句

首出して湯の真中に受験生    長谷川双魚

作品
作者
掲載誌
掲載年月
受験期の夜や突然にジャズ鳴らし 山崎ひさを 歳華 0
受験子にひと日遅らす松納め 村井久美子 199903
受験子の身を乗せてつく撞木かな 朝長美智子 199903
受験子の眼鏡に空の高くあれ 佐竹美保子 円虹 199904
しばらくは受験の声に水温む 桑垣信子 いろり 199906
一応は受験生ですゲーム好き 鴛尾敏子 京鹿子 199907
乗り合せ受験子らしき眼の寒さ 能村登四郎 芒種 199911
娘は手術長男受験準備かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200003
俺の子と言はれ東大受験かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200003
受験子の進まぬ食に深入らず 山本潤子 いろり 200004
受験子を見送る母や綱渡舟 和田和子 馬醉木 200005
受験子の明るき声を迎へけり 武政礼子 雨月 200005
熱き茶の置かれて受験前夜なり 中上樹実雄 200006
受験期や進路妨害する牝馬 折原あきの 船団 200006
天離るとは空遠く受験生 児玉硝子 ヒッポ千番地 200007
受験子のはや地吹雪に吸はれゆく 和田和子 馬醉木 200105
受験子の等身大の緊張感 小澤克己 遠嶺 200105
受験終へダルマ片目で笑ひをり 保坂加津夫 いろり 200106
受験終え多感なる孫深眠り 熊谷みどり いろり 200106
受験先切羽つまりて変りたる 田中武彦 六花 200112
受験子よ机に余る背を曲げて 田中武彦 六花 200112
受験子に見送られつつ去ぬ燕 塩谷はつ枝 馬醉木 200202
受験期や団欒の椅子ひとつ空き 小田司 馬醉木 200204
日の当るところ混みあふ受験絵馬 柴田久子 風土 200205
受験子の大漁旗に触れゆけり 英龍子 百鳥 200206
名前まづ書けよと受験の子を送る 清水公治 200206
餅花を吊し受験の子が二人 野々村紫 百鳥 200301
黄身嫌ふ子よ夢大き受験子よ 岡田万壽美 雲の峰 200303
学問の神に重ねる受験絵馬 森脇恵香 雲の峰 200304
大股の受験子に母小走れり 酒井ひろ子 200305
受験子を点となるまで見送れり 坂本たま子 200305
受験子の眉美しく描きゐたり 立脇操 雲の峰 200305
受験子に札を戴き初神楽 落合由季女 雨月 200305
受験子の癖の爪噛み思考せり 高橋峰村 200306
受験子の母は決意の百度石 大井貞一 京鹿子 200306
受験合格淡々と告げ寝入りたる 岡淑子 雨月 200306
石蕗匂ふ社に古ぶ受験絵馬 有島扇水 河鹿 200402
受験子にお百度参り毛糸編む 寺門武明 あを 200403
妹に兄が買ひたる受験絵馬 河村靖子 築港 200403
神鈴を受験子力強く振る 梶島邦子 築港 200404
受験子と話すに言葉えらびをり 岡本眸 200404
受験子の眼にまなこもて答ふ 丸山敏幸 200404
匂ふまで鉛筆削り受験の子 平野静 京鹿子 200405
受験でもない子へ案内やたら来る 橋本梢明 200405
受験子へ火柱上ぐる中華鍋 酒井多加子 雲の峰 200405
もう少し元気良く書け受験絵馬 山中宏子 200405
受験子の背にさまざまな音のあり 小山百合子 遠嶺 200405
受験子の親には見せぬ強さあり 三好智子 200405
受験子に気を揉む親とその親と 岡村容子 築港 200405
受験子は休み返上塾へ走せ 北川光子 ぐろっけ 200405
悪筆も誤字もひたむき受験絵馬 角田沙羅 200406
受験子に駅一つづつ近づきぬ 大森サカエ 帆船 200406
受験子を預かつてゐる握り飯 高田令子 200406
受験終ヘショパンの小犬弾みけり 小松崎緑 対岸 200406
受験子と春待つ思ひ一にして 堀田こう 雨月 200504
受験子にそつとお守り握らせて 千田久美子 築港 200504
天満宮受験子の親行列し 武本節子 築港 200504
受験生昇殿祈願親子して 上石哲男 築港 200504
身の程を知らず受験子出願す 三橋早苗 ぐろっけ 200504
受験子の下宿に大き破魔矢かな 金子知代 万象 200505
受験終へ深海魚なるごと眠る 岸直人 築港 200505
受験子の下車せる上総一の宮 青山丈 200505
受験子や今年こそはと倒立す 松岡三夫 200506
バスに積みたる受験子の人いきれ 三橋早苗 ぐろっけ 200506
美しき数式つらね受験生 遠藤とも子 ぐろっけ 200506
受験子の顔安らかな朝寝なり 小林幸子 酸漿 200506
受験子の願ふ姿を見守りて 下越逸子 200506
日の当たる前列に置く受験絵馬 吉田かずや 春燈 200512
言葉みじかく受験子を発たせけり 楠原幹子 白卓布 200602
祈願文横書き太く受験の子 橋本昭子 四葩 200603
風に鳴り十重二十重なす受験絵馬 水原春郎 馬醉木 200604
その中に誤字を見つけし受験絵馬 窪田粧子 馬醉木 200604
鈴生りの受験子の絵馬風に鳴る 三戸千佐子 200604
看護志望とや達筆の受験絵馬 伊藤白潮 200604
受験生一番星にこゑをかけ 岩田都女 風土 200605
思案して時計台見る受験生 秋田直己 ぐろっけ 200605
受験子を励ます背ナをどんと押す 久保晴子 雨月 200605
受験絵馬人の往き来に落ちにけり 久松久子 百鳥 200605
受験子に試練のやうな空模様 今橋眞理子 ホトトギス 200606
鞘堂に鎧重ねの受験絵馬 天野みゆき 風土 200606
先見えぬ受験晩学柿若葉 岡久枝 酸漿 200607
下町は都立受験や卒業す 鈴木榮子 春燈 200702
受験子の人よせつけぬ背中かな 市川玲子 春燈 200704
風騒とや受験最中の文京区 北川英子 200704
受験子や鉄腕アトムの発車ベル 服部早苗 200704
受験子の机に向かふ根気あり 君塚敦二 春燈 200705
神鈴の緒を大振りに受験生 乗光雅子 雨月 200705
受験子の第一声を待ちにけり 丸山敏幸 200706

 

08/02/09 制作

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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掲載年月順です。

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