色 鳥 1    285句

色鳥やきらきらと降る山の雨   草間時彦  ザ・俳句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
色鳥を狭庭に呼んでゐる水辺
稲畑汀子
ホトトギス
199810
色鳥や樹海拓かれ洋酒倉
渡会昌広
馬醉木
199812
はからずも乗る色鳥の甘言に
丸山佳子
京鹿子
199812
色鳥にさびしき彩のありにけり
天谷満男
銀化
199812
色鳥や歯にしみとほる沢の水
鈴木夫佐子
199901
くわんおんに安らぎ居れば色鳥来
三輪温子
雨月
199901
色鳥や古墳の壁のイニシアル
長田等
199902
色鳥の朝夕に来る奢りかな
鷹羽狩行
199912
色鳥や湖畔に残る煮炊き跡
鷹羽狩行
199912
色鳥の来てをり父が飯こぼす
田畑保英
火星
199912
色鳥来爺さん婆さんぱりっとす
武田伸一
海程
199912
色鳥にどんなお気もち仁王さま
丸山佳子
京鹿子
199912
色鳥や村の芝居の稽古笛
西川よし子
春耕
199912
磐座に来て色鳥の色濃なり
内山芳子
雨月
199912
深閑と森絢爛と色鳥よ
稲畑廣太郎
廣太郎句集
199912
色鳥に見惚れゆらゆら物忘れ
松永典子
船団
199912
色鳥の真夜の渡りの色降れる
深澤鱶
火星
200001
色鳥来る白寿間近の姑の辺に
乃美隆子
200001
色鳥や神の代よりの日和して
豊田都峰
京鹿子
200001
色鳥や告白上手の舌のうら
田淵昌子
京鹿子
200001
色鳥や老いしゲーテの恋如何に
村上光子
馬醉木
200002
色鳥に見とれて鍋を焦がしけり
塩路隆子
精鋭選集
200008
色鳥の来る植込のととのひし
稲畑汀子
ホトトギス
200010
来てをりし立ちて気づきし色鳥も
稲畑汀子
ホトトギス
200010
色鳥や少女と同じ目となりし
天野きく江
200011
色鳥の来てふだん着の籠の鳥
鷹羽狩行
200012
色鳥の声もとりどり上高地
鷹羽狩行
200012
色鳥やモンブランヘとロープウエイ
磯野たか
風土
200012
色鳥のうかと過ぎたる関ヶ原
深澤鱶
火星
200012
小普請の済みたる安堵色鳥来
古田考鵬
雨月
200012
色鳥の吹かれしやうにゐずなりぬ
杉浦典子
火星
200101
色鳥や古稀すぎたれば遊ばむか
武井美代子
風土
200101
動くもの木の間隠れや色鳥来
稲畑汀子
ホトトギス
200110
色鳥の来る庭を見て待合す
稲畑汀子
ホトトギス
200110
色鳥の立ちて何かが残りけり
稲畑汀子
ホトトギス
200110
秋篠川色鳥の色降りにけり
山城孝子
火星
200111
色鳥や波音近きエンタシス
岩月優美子
200111
色鳥や風にまた鳴るぶな林
朝妻力
雲の峰
200112
色鳥や春日造りの水分社
中御門あや
雲の峰
200112
色鳥や守りつがれし狼煙台
山口マサエ
雲の峰
200112
色鳥の一声のこし樹に紛る
柳沢杏
酸漿
200112
ちらちらと色鳥移る梢かな
岡本明美
春耕
200112
色鳥や一息人れて歩き出す
富田直治
春耕
200201
色鳥の来てゐる藪の静かさよ
棚山波朗
春耕
200201
色鳥や湖畔めぐりの馬車の笛
三原清暁
春耕
200201
色鳥や句碑の除幕の朝の寺
斉藤やす子
春耕
200201
色鳥の今日も来てをり猫の墓
永岡セツ
酸漿
200201
色鳥や一打に鐘の揺れやまず
鎌倉ひろし
百鳥
200201
色鳥や文学館に蛇笏の碑
林裕子
風土
200201
色鳥の気ままなこゑの透きとほり
斉藤静枝
あを
200201
色鳥や橋掛けに来し肥後の人
金子里美
船団
200201
色鳥の来鳴ける淡路神楽かな
今井妙子
雨月
200202
色鳥の色の尖りて消えにけり
木暮陶句郎
円虹
200202
色鳥も来よ師の米寿言祝がん
辻美智子
円虹
200202
色鳥の一羽二羽きて三千院
岬雪夫
200203
色鳥やみなもとの名も長良川
宇都宮滴水
京鹿子
200211
色鳥や父の庭下駄そのままに
鈴木恭子
200211
色鳥や遺跡の土器に炎あと
清水由惠
200211
色鳥来る窓清らかにして住めり
村越化石
200212
色鳥や天が大きく手をひろげ
外川玲子
風土
200212
色鳥を舞はせ駿河の大み神
豊田都峰
京鹿子
200212
色鳥や野面のぬくみ風の中
鈴鹿仁
京鹿子
200212
色鳥の道にもあるや一里塚
宇都宮滴水
京鹿子
200212
源流は白川郷や色鳥来
浜口高子
火星
200212
色鳥の声にも色のあるごとく
佐野まさる
百鳥
200212
色鳥や樹上に座禅組みし像
深川知子
雲の峰
200212
色鳥や武庫の川原の野菜市
梅谷昌弘
雲の峰
200212
色鳥やインクの文字のすぐ乾き
今村恵子
200212
色鳥や大岩届く彫刻科
柿沼盟子
風土
200301
芸大
朝なさな玉蘭木に色鳥くる
松崎鉄之介
200301
色鳥や林にいらぬ掛鏡
豊田都峰
京鹿子
200302
色鳥も動物園を観に来たり
高木智
京鹿子
200302
色鳥の啄み鳴きて一しきり
松林順子
雨月
200302
色鳥の来てゐる狭庭見えてをり
稲畑汀子
ホトトギス
200310
円卓の知らぬ同士に色鳥来
山尾玉藻
火星
200310
色鳥やららららと瀧終へし水
今瀬剛一
対岸
200310
色鳥の入りこぼれつぐ一樹かな
浅川正
雲の峰
200311
色鳥やオモニふたりに椅子ふたつ
山尾玉藻
火星
200311
瑠璃光寺の鐘楼門に色鳥来る
松崎鉄之介
200312
色鳥の色をこぼして土の上
今瀬剛一
対岸
200312
仰がるる夫婦木斛色鳥来
柴田久子
風土
200312
色鳥や絵巻のやうに山展け
後藤秋邑
百鳥
200312
色鳥や低く咲くものみな小さき
松本真佐
200312
色鳥の谷戸に騒ぎて虚子の句碑
近藤幸三郎
風土
200401
色鳥や八千穂の土牛美術館
安永圭子
風土
200401
色鳥は裏の界までくはしらし
丸山佳子
京鹿子
200401
色鳥の一二歩下がる寧さかな
吉村紀代子
京鹿子
200401
君の椅子借りて色鳥見てゐたり
吉村紀代子
京鹿子
200401
色鳥や硝子細工の楽師たち
藤井淑子
百鳥
200401
色鳥の好む木人も見上ぐなる
宮津昭彦
200401
色鳥や硝子張りなる新校舎
渡邊美保
200401
色鳥や桟橋をゆく白き杖
山下繁子
河鹿
200401
色鳥や耳をおさへて唄ふ人
篠田純子
あを
200401
色鳥の影のいくたび水越ゆる
阿波岐滋
草の花
200401
色鳥や富士伏流水瀧と展く
有働亨
馬醉木
200402

富士の山体そのものには川の名に値する川はなく、

山体に降る雨は山体に浸み込み、

十数年を経て地表に湧出すといふ。

「富士伏流水」と呼ぶ。白糸の瀧亦然り。

色鳥の不意の訪問図鑑繰る
楯野正雄
200402
色鳥や野路の明りの地蔵仏
西屋敷峰水
河鹿
200402
色鳥の去りて書見にもどりけり
佐藤なか
遠嶺
200402
色鳥のついばむ音に目覚めかな
長崎桂子
あを
200402
色鳥が畳つめたくして去りぬ
八田木枯
夜さり
200409
色鳥や空の碧さに紛れざる
稲畑廣太郎
ホトトギス
200410
枝動くより色鳥の現れし
稲畑廣太郎
ホトトギス
200410
色鳥の渡り炮烙まだ熱き
山尾玉藻
火星
200411
色鳥や病み抜けし身を石に置く
淵脇護
河鹿
200412
色鳥や流れに沿ひし隠士墓
淵脇護
河鹿
200412
なりはひにほっと得し閑色鳥来
泉田秋硯
200412
色鳥に鎮守の杜のふくらめり
吉田明子
200412
色鳥や月に一度の理髪店
大野信子
草の花
200412
色鳥を招待しては厨ごと
豊田都峰
京鹿子
200412
色鳥来るふるさとの山浅くなり
神蔵器
風土
200412
色鳥や野に十色の絵具溶く
渡辺周子
春耕
200412
色鳥の枝移りに声ともなはず
八染藍子
200412
色鳥やペン皿にペン溢れしめ
井口ふみ緒
風土
200501
色鳥やジヤングルジムの上に座し
柿沼盟子
風土
200501
色鳥の挙動を追ひて眼にちから
泉田秋硯
200501
手習いは永字八方色鳥来
筏愛子
200501
色鳥や襖の柄の見本帖
菅沢陽子
春燈
200501
女生徒のをとこ言葉や色鳥来
岩井泉樹
春燈
200501
姨岩に座せば色鳥二羽三羽
江崎成則
栴檀
200501
色鳥や回廊の窓磨かれて
堀木基之
百鳥
200501
山荘の大きな玻璃や色鳥来
谷村祐治
雨月
200501
色鳥の一際庭に映ゆるかな
青垣和子
雨月
200501
色鳥や婚整ひし子の報せ
有島夛美
河鹿
200502
色鳥や文字太かりし兜太句碑
九万田一海
河鹿
200502
色鳥の来ては瀬音の止みにけり
田代ヨシ
河鹿
200502
色鳥の覗いてゐたる戦絵馬
青山悠
200502
色鳥や大師の像の足元に
武本節子
築港
200502
色鳥のつぎつぎと過ぐ一の谷
村井久美子
200502
色鳥や小学生は学校へ
今井千鶴子
ホトトギス
200503
色鳥の声の始末は雨模様
大高芭瑠子
炎夏
200507
伝へ来よ地震の消息色鳥に
稲畑汀子
ホトトギス
200510
色鳥も五色のへいにまぎれたる
鷹羽狩行
200511
伊勢神宮・御船代祭
色鳥や小町の墓に糞こぼし
本多俊子
200511
兵舎ありし跡の学校色鳥来る
石川慧
200511
色鳥や朝餉にきざむ香のもの
塙三千男
馬醉木
200512
色鳥の出入りほろりと本音かな
大島翠木
200512
色鳥に見えぬ日もある入日かな
天野きく江
200512
色鳥や本丸趾の釣瓶井戸
江崎成則
栴檀
200512
色鳥もまぎるる渓の錦かな
鷹羽狩行
200601
吹田・自然文化園
色鳥にまぎれゐるかも青い鳥
佐々木建成
百鳥
200601
色鳥を出す青空の手品かな
細川洋子
200601
色鳥を招く木の精水の精
藤岡紫水
京鹿子
200601
色鳥のふきこぼれゐる満願寺
鎌田政利
京鹿子
200601
色鳥来るうしろに咲いて反故の花
神蔵器
風土
200601
色鳥やねねの小径に美術館
柴田久子
風土
200601
色鳥の宿と定めし樫大樹
伊藤稔代
200602
みづうみの刻々の色鳥交む
辻恵美子
栴檀
200603
色鳥や揺れる枝先き目を凝らし
芦川まり
八千草
200604
林泉やけふ色鳥のこゑ溢る
瀧春一
常念
200606
小石川後樂園
色鳥を撮らんとすれば鳩の群れ
中島英子
八千草
200606
色鳥に生きほうだいにさせる寺
丸山佳子
京鹿子
200608
色鳥を集めて色を変へぬ松
稲畑廣太郎
ホトトギス
200610
庇より色鳥こぼる朝かな
滝沢伊代次
万象
200610
色鳥に仁王の御目よそよそし
丸山佳子
京鹿子
200611
色鳥や小窓そびらにちひろの絵
林八重子
馬醉木
200612
色鳥の彩を画けば野の動き
鈴鹿仁
京鹿子
200612
系露忌
色鳥や俳誌に出会ふ旧知の名
市川玲子
春燈
200612
岪(へつり)とはをかしき字面色鳥来
高橋澄子
200612
色鳥来無造作に置く「ヴォーグ」かな
荒井慈
春燈
200701
色鳥や教会いよよ深き樹下
中山純子
万象
200701
色鳥や藁を束ねる肘ぢから
冨田正吉
200702
色鳥や少したるみて祭注連
日置榮子
200702
色鳥のごとき小舟や文化の日
百瀬七生子
海光
200705
色鳥のための大樹でありにけり
稲畑廣太郎
ホトトギス
200710
色鳥の庭と書斎をへだつ玻璃
稲畑汀子
ホトトギス
200710
欅より色鳥こぼれ来たりけり
山田六甲
六花
200710
色鳥の声にも色のありとせば
熊岡俊子
雨月
200711
色鳥やナホトカを指す方位盤
安達実生子
200712
廃校の吊輪肋木色鳥来
佐々木新
春燈
200712
色鳥や庭にちらばる子の玩具
穐好樹菟男
馬醉木
200712
色鳥や囁く如きフランス語
奥山絢子
風土
200712
色鳥や南蛮漆器おしやれして
林日圓
京鹿子
200712
色鳥に声を配られ石の庭
布川直幸
200801
色鳥の天柱山を見て来る
関根洋子
風土
200801
色鳥や夫の遺影に日のあふれ
杉本綾
200802
色鳥や六甲といふ奥座敷
山田弘子
ホトトギス
200803
色鳥の来て帯祝ひ華やげり
坂本緑
幸せのかたち
200808
色鳥の午後の樹間を抜けにけり
山下由理子
200810
色鳥や一歩一景湖めぐる
柴崎甲武信
月日
200811
死に顔を見て家帰る色鳥よ
丹沢亜郎
炎環
200811
月曜日会議時々色鳥来
北島和奘
風土
200811
色鳥来後の正面私です
森下康子
200812
色鳥の屋根より庭へ舞ひにけり
滝沢伊代次
万象
200812
色鳥や再発せしとぽつと言ふ
長田曄子
火星
200812
色鳥来西行庵の日溜りに
小林成子
200901
色鳥の零せし色に隠れ沼
岡田貞峰
馬醉木
200901
色鳥や嫁ぎ来し町案内す
花島陽子
遠嶺
200901
色鳥や白内障の視野にても
泉田秋硯
200901
色鳥や朝食までの鼻眼鏡
一ノ木文子
炎環
200901
色鳥や漁船は沖へ出払へる
緒方輝
炎環
200901
色鳥や絵付の陶の波模様
渡辺昭
200901
色鳥の嘴を小さく群れ来る
柴田佐知子
200901
色鳥やふたつに割りしチョコレート
中野京子
200902
色鳥の集ひ祝歌孝子句碑
手島伸子
雨月
200902
色鳥が訪ね来る庭餌付台
伊藤公女
ぐろっけ
200902
病む人と色鳥に耳藉しゐたり
本城布沙女
雨月
200904
色鳥の色を納めて止まりけり
稲畑汀子
ホトトギス
200910
とび立ちてまこと色鳥なりしかな
稲畑汀子
ホトトギス
200910
色鳥の飛ぶとき黒と白となる
稲畑汀子
ホトトギス
200910
色鳥やふたりでえらぶ妊婦服
柴太香子
炎環
200911
色鳥や逆光割つて列車発つ
布川直幸
200911
色鳥や森に真白き童話館
林八重子
馬醉木
200912
色鳥来天明童女の石ぼとけ
吉村はづき
炎環
200912
色鳥の啄むでゐる光かな
米山喜久子
200912
つくばひに彩を映して色鳥来
鈴木セツ
200912
色鳥や孤独死といふ報せあり
長田曄子
火星
200912
公園は自由の広場色鳥来
和田郁子
201001
色鳥や築山高き迎賓館
山本耀子
火星
201001
色鳥や揃ひのブローチ友とつけ
門伝史会
風土
201001
色鳥のつと来て色の落着かず
川崎良平
雨月
201001
色鳥来金平牛蒡ある昼餉
安藤久美子
やぶれ傘
201001
色鳥や笑みつつ言葉紡ぎ出し
中野京子
201002
色鳥や信濃の一夜明けにけり
文田多加
201002
蒼天に色鳥いろを失なはず
久保東海司
201003
色鳥や背中に堅き考の椅子
根本公子
末黒野
201003
色鳥の旅の一座の如く来し
竹下陶子
ホトトギス
201004
色鳥や天真爛漫の赤子抱き
中村輝子
酸漿
201004
逆光を浴び一二三四ひふみよと色鳥来
布川直幸
201009
色鳥や少年めがねはづし来る 中島陽華 201012  
色鳥やバッグひとつの旅上手 矢口笑子 春燈 201012  
色鳥に人恋ふ心膨らめり 塩千恵子 201012  
色鳥来とんがり屋根の喫茶店 野中啓子 201101  
色鳥や今日より姉となりたる児 坂場章子 201101  
色鳥や崖の真下の荒磯波 黒滝志麻子 末黒野 201101  
櫛とれば色鳥窓に来てをりぬ 田中文治 火星 201101  
餌台に石の小鳥も色鳥も 佐藤千恵 京鹿子 201101  
色鳥にカメラ手にする窓辺かな 堀口香代子 ぐろっけ 201101  
色鳥や襟に名入りの豆剣士 宮沢治子 春燈 201102  
病みて長き妻へ色鳥来ては去る 赤川誓城 ホトトギス 201103  
色鳥のとび立つ色を残さずに 稲畑汀子 ホトトギス 201110  
色鳥の来てゐる荘の句碑の辺に 稲畑汀子 ホトトギス 201110  
色鳥の舞へる一閃宮舞台 塩路隆子 201111  
色鳥の発ちて煌めく禊川 田下宮子 201112  
色鳥の番ひ来てをり庭の隅 柳生千枝子 火星 201112  
色鳥や兄の柩に小窓あり 深澤鱶 火星 201112  
色鳥や池田満寿夫の鐘を吊り 山路紀子 風土 201112  
色鳥のまこと童顔なりしかな 谷村幸子 201112  
吊橋に結ひしポストや色鳥来 大村峰子 万象 201112  
色鳥に閻魔の貌のゆるびたり 本多俊子 201201  
色鳥や図鑑繰る手のもどかしく 河合とき 末黒野 201201  
色鳥や人を囲へる観察舎 森田尚宏 201201  
色鳥や茶箱二つに生地あまた 和田政子 201201  
念仏に題目に今朝色鳥来 中山純子 万象 201201  
色鳥や桜島よりフェリー来る 有賀昌子 やぶれ傘 201204  
飫肥(おび)杉のネームプレート色鳥来 有賀昌子 やぶれ傘 201204  
色鳥のまたこぼれきぬ白き卓 小林愛子 辻楽師 201206  
色鳥や色無き風を従へて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201210  
色鳥の色を零せし梢かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201210  
六甲の色を尽して色鳥来 稲畑廣太郎 ホトトギス 201210  
色鳥や今も小鳥の名を知らず 東良子 201211  
色鳥や水鈍色の御所の池 竹中一花 201211  
色鳥の羽きらめかす水鏡 那須淳男 馬醉木 201212  
色鳥の影のちらつく山の寺 中山静枝 201212  
色鳥の二羽ゐて木末の風さばき 豊田都峰 京鹿子 201212  
色鳥は雑木林の配色屋 豊田都峰 京鹿子 201212  
色鳥も去りゆく茶会果てし庭 中原吟子 雨月 201212  
色鳥来山門近き風致地区 伊東和子 201301  
色鳥の風に色点す明日香かな 佐々木新 春燈 201301  
色鳥のまつすぐに来て脚立かな 中島陽華 201301  
色鳥や憤怒のほとけ在す寺 大竹淑子 風土 201301  
色鳥や社殿に震災募金箱 布施まさ子 風土 201301  
色鳥や宛名おもひて選る切手 栗原公子 201301  
友呼ぶや朝色鳥のにぎやかに 古林田鶴子 ぐろっけ 201301  
色鳥を聴きわけ試歩の杖軽し 岡淑子 雨月 201301  
色鳥や話を放ち肩かろし 田中一美 ろんど 201302  
色鳥の姿似し葉に目をこらす 古林田鶴子 ぐろっけ 201302  
日溜りに遊ぶ色鳥峡深し 稲岡長 ホトトギス 201303  
色鳥も来し邸奥の句碑の庭 安原葉 ホトトギス 201303  
色鳥の声にも色のありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 201310  
朝の間に来たる色鳥午後は雨 稲畑汀子 ホトトギス 201310  
坂がかる業平道に色鳥来 石垣幸子 雨月 201311  
色鳥の掴む枝ごと揺れてをり 柴田佐知子 201311  
色鳥や帰りはいつもハグをして 五十嵐章子 201311  
色鳥や窓ひとつ開く弥撒のあと 小野恵美子 馬醉木 201312  
色鳥の朝のかほする鹿苑寺 鈴鹿仁 京鹿子 201401 後日祭
色鳥のひとさわぎしてそれつきり 安藤久美子 やぶれ傘 201401  
色鳥の蹲踞渡る雨上り 新海英二 春燈 201401  
色鳥や人には淡く繕ひし 齊藤哲子 201401  
色鳥や誠の嘘をつき合うて 江島照美 201401  
色鳥や刀箪笥の底浅き 八田マサ子 馬醉木 201401  
色鳥の声を掃き寄せ巫女ふたり 小山田子鬼 201402  
色鳥の狭庭を占めり声占めり 岡山敦子 京鹿子 201403  
色鳥やそれぞれ老いて変りなし 松本アイ ぐろっけ 201403  
色鳥に閻魔の貌のゆるみたる 本多俊子 光のうつは 201404  
色鳥の飛び立ちし枝紛れたる 稲畑汀子 ホトトギス 201410 色鳥 →2

2015年11月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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