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冬木立 2         89句

冬木立だれに会はんと来てゐたる    藤田 宏

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
泣くものに鳥や赤子や冬木立 冨田正吉 200403  
サーカスのロバつながれて冬木立 ホボーム希子 200404  
走り根の城壁掴む冬木立 山元海郎 河鹿 200404  
波音の連れ立ちてくる冬木立 蓮尾あきら 風土 200404  
冬木立すでに暮れゐし五ヶ所富士 小山香月 酸漿 200404  
送らるる子のふり向かず冬木立 藤井智恵子 百鳥 200404  
冬木立白雲とらへ浮かびをり 大森玲子 築港 200404  
冬木立ささやき声す無言館 福田かよ子 ぐろっけ 200404  
一瞬の貨車繋ぐ音冬木立 大上武 百鳥 200404  
冬木立あはひに碧き迎賓館 稲谷妙子 遠嶺 200405  
僧院を包みこみたる冬木立 辻兎夢 200407  
昼は昼夜は夜の影冬木立 内藤ゑつ ゑつ 200411  
消息を伝へ来し風冬木立 稲畑汀子 ホトトギス 200412  
小岩井の乾坤寂と冬木立 水原春郎 馬醉木 200501  
冬木立遅るるもまた孤りなる 豊田都峰 京鹿子 200501  
父らしくなるための日日冬木立 沼田巴字 京鹿子 200501  
佇めばわれも一樹よ冬木立 佐野芳子 築港 200502  
折込みの日々厚くなり冬木立 土肥屯蕪里 雲の峰 200502  
冬木立犬の足音尖りくる 藤井智恵子 百鳥 200502  
たよられて蔓絡ませり冬木立 橋本之宏 風土 200502  
冬木立垂直に櫂干されける 矢崎昌 200502  
冬木立モデルチェンジの乳母車 吉田明子 200502  
金星の最大離角冬木立 鈴木勢津子 200503  
そこへゆく道のありけり冬木立 木下野生 200503  
源流に岩ごつごつと冬木立 小野寺靖 百鳥 200503  
冬木立山家育ちの子等素直 山本かずみ 百鳥 200503  
後から口笛聞こゆ冬木立 中條睦子 栴檀 200503  
みな鳥になりたき日和冬木立 小澤克己 遠嶺 200503 越谷
放課後のフルート響く冬木立 いしだゆか 遠嶺 200503  
宿り木に緑を任せ冬木立 有島扇水 河鹿 200503  
山鳩の声ぼうぼうと冬木立 中元英雄 河鹿 200503  
音のない工業団地冬木立 瀬下るか 200503  
冬木立空は橋迄透けてをり 小國佐世子 遠嶺 200503  
奥宮の神燈洩るる冬木立 加藤和子 六花 200504  
父のごと声かけてくる冬木立 神蔵器 風土 200504  
点点と星を灯せる冬木立 宮崎正 ホトトギス 200504  
なほ奥に聖泉のある冬木立 荒井千佐代 200504  
熊野路や湯けむりごしの冬木立 根本随縁 200504  
冬木立誰かが死後の噂する 長田等 200505  
悟りたるゆとりにも似て冬木立 片山茂子 遠嶺 200506  
ひと抱えほどの落日冬木立 堀川喜代子 200506  
三階の窓額縁に冬木立つ 伊藤浩子 200507  
己が影小さくなりし冬木立 数藤弥太郎 200507  
岳麓の富士を隠さぬ冬木立 稲畑汀子 ホトトギス 200512  
公園の馬車軽やかに冬木立 佐久間はるみ 200602 セントラルパーク
冬木立祈りの姿なりしかな 高橋将夫 200602  
獣らの飛ぶごと過ぎし冬木立 柴田佐知子 200602  
冬木立入日とことん影伸ばす 東亜未 あを 200602  
凛とせり北アルプスや冬木立 伊藤稔代 200603  
冬木立きりきりと空ひきしまり 新井泰子 馬醉木 200603  
ポケットに残る半券冬木立 篠藤千佳子 200603  
飢ゑて鳴く鳥もあるべし冬木立 太田土男 百鳥 200603  
酒蔵はサロンとなりて冬木立 斉藤阿津子 百鳥 200603  
こがひなこととなりまして冬木立つ 中島陽華 200603  
閉園にこぼるる灯あり冬木立 肥沼初江 四葩 200603  
学校は坂のてつぺん冬木立 松谷知子 対岸 200603  
冬木立しじま深めし明烏 宮崎正 ホトトギス 200604  
かたくなな影となりたる冬木立 岡部名保子 馬醉木 200604  
浮島の入口なりし冬木立 安岡房子 200604  
冬木立夜空は雲を置きにけり 服部早苗 200605  
冬木立火星を載せてをりにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200612  
電飾にがんじがらめの冬木立 稲畑廣太郎 ホトトギス 200612  
冬木立森は力を抜いてをり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200612  
冬木立つ吾水の性透きゆくと 伊丹さち子 馬醉木 200702  
胸に水何故に溜るか冬木立 澤田緑生 馬醉木 200702  
倚りかかりたきときもあり冬木立 小林奈穂 200703  
残照をふふみてをりし冬木立 高田令子 200703  
冬木立梢を揺らし鳥翔てり 齋部千里 ぐろっけ 200703  
冬木立静かにありし五輪塔 渡辺暁 酸漿 200703  
また空を眺めてをりぬ冬木立 早崎泰江 あを 200703  
鳥声のダムに影する冬木立 廣畑忠明 火星 200704  
冬木立最終列車の灯が走る 大泉美千代 雨月 200705  
人もまた無口がよけれ冬木立 岩岡中正 ホトトギス 200706  
野づかさのあらはになりぬ冬木立 瀧春一 200706  
日おもての素顔親しき冬木立 渡邊千枝子 馬醉木 200802  
冬木立抜けて遅れを取り戻す 高橋将夫 200802  
問禅のかまへは雨後の冬木立 豊田都峰 京鹿子 200802  
冬木立祈祷太鼓の良く響く 谷合青洋 酸漿 200802  
冬木立残る葉一つ風にゆれ 渡辺暁 酸漿 200802  
枝先を空に刺したる冬木立 渡辺暁 酸漿 200802  
鴉にも夫婦あるらし冬木立 藤井彰二 馬醉木 200803  
ぎしぎしと胎内の鳴る冬木立 中村洋子 風土 200803  
精霊の確かに宿る冬木立 津田礼乃 遠嶺 200803  
かむさびし鹿島の宮の冬木立 大西裕 酸漿 200803  
馬の目の聖者に似たる冬木立 櫨木優子 200804  
冬木立石塀まろき人造り 杉本薬王子 風土 200804  
父の忌をうかと過ごせり冬木立 勝見玲子 200804  
蛇の目との距離ちぢまらず冬木立 梶浦玲良子 六花 200804  
?が?を呼ぶ冬木立 坪内稔典 坪内稔典句集U 200804  
冬木立馬車ゆつくりとゆつくりと 津田礼乃 遠嶺 200806  
隣国や地雷の眠る冬木立 陽山道子 船団 200806  
城址来て吾も一本の冬木立 邑橋節夫 菊揃へ 200806  

2008年12月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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