冬 晴 3   41句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
冬晴れの風の吹きくる方が駅 きくちきみえ やぶれ傘 201903
冬晴るるお城に樹木調査班 つじあきこ 201903
泣いちやうよ泣いてもいいよ冬晴れて 辻水音 201903
冬晴るる長鳴き鶏の畦をゆく 宮川みね子 風土 201904
冬晴や出窓の猫の身繕ひ 市川夏子 末黒野 201904
冬晴やこわれゆく母かわいらし 松井季湖 201904
冬晴れて術後の五体甦る 宮本俊子 雨月 202002
冬晴へ棟上げの餅放り上ぐ 小原芙美子 風土 202002
冬晴れや即位パレードきらめきて 川田好子 風土 202002
冬晴れや孫の婚約整ひて 橋本美代 やぶれ傘 202002
冬晴れの空地に竹の棒が立ち 大崎紀夫 やぶれ傘 202002
冬晴れや明治天皇行在所 志方章子 六花 202003
冬晴や崖の渇きの草にまで 黒滝志麻子 末黒野 202003
一尺の眼なし達磨や冬晴れて 堺昌子 末黒野 202004
冬晴れや番の鳩の毛繕ひ 本郷美代子 やぶれ傘 202006
山上の大冬晴にある油断 稲畑汀子 ホトトギス 202011
冬晴の今日は昨日と又違ふ 稲畑汀子 ホトトギス 202011
冬晴や遠山並へ窓開く 土井三乙 風土 202102
冬晴れや手紙書き終ヘポストまで 村田武 やぶれ傘 202103
冬晴の切口青き硝子かな 中村重幸 202104
冬晴や欅大樹の肺呼吸 浜田はるみ 202104
冬晴や軒先で売る古布・端切れ 曽根富久恵 202104
冬晴のアンテナ眩しマンション街 秋山文子 末黒野 202104
冬晴の富士は完壁過ぎないか 水谷昭代 202105
冬晴や口上長き大道芸 赤座典子 あを 202201
冬晴るる眼差しやさし神馬かな 浜福惠 風土 202202
冬晴や旋回続く練習機 加藤静江 末黒野 202203
冬晴や鎌倉の山駆くる栗鼠 田中春江 末黒野 202203
遠富士を窓にとどめて冬晴るる 萩原登代子 春燈 202204
冬晴の富上讃ふるや鳶の笛 森清堯 末黒野 202204
冬晴や小さき水屋の千社札 高木邦雄 末黒野 202204
冬晴れやベンチにバットを抱く少年 布川孝子 京鹿子 202204
冬晴や鳥と思へば飛行機よ 志方章子 六花 202204
冬晴は真に淋しきものならむ 志方章子 六花 202204
冬晴や心の澱み浄化され 出利葉孝 202205
冬晴やバケツからんと釣瓶井戸 坂口学 202212
冬晴の佐渡より届くおけさ柿 谷口摩耶 202301
冬晴や百の地蔵の百の貌 中谷恭子 202302
冬晴れて洗濯籠を空にする 小巻若菜 やぶれ傘 202304
冬晴れて西の山脈青黒し 橋本美代 やぶれ傘 202304
冬晴の山並とほく従姉逝く 森美佐子 やぶれ傘 202306
冬晴→1

 

2023年11月26日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。