噴 水 4   104句(含 他季)

水叩きつけて噴水急停止    今井風狂子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
噴水の水叩く音ひろげたる 宮津昭彦 濱 200506
噴水の乱舞水声風の声 塩川雄三 築港 200507
噴水の止まり沈黙続きをり 塩川雄三 築港 200507
坊も待つ噴水浴ぶる菩薩前 本多紀代子 築港 200507
噴水の変化波紋も変化して 小林榮子 築港 200507
噴水の飛沫となつて水に帰す 西畑いすず 築港 200507
噴水の爪先立ちにふと不安 宮坂恒子 沖 200507
噴水の頂みだるラブレター 宇都宮滴水 京鹿子 200507
南無妙と冬の噴水束ねたり 阿部晴山 集 200507
噴水の再生といふ勢ひかな 広渡詩乃 朝 200507
噴水に午後の日当り修道院 宮川迪夫 遠嶺 200508
噴水がバネの力で風に立つ 三浦如水 ぐろっけ 200508
噴水の上ぐる一本筋通し 服部高明 築港 200508
噴水に飽きたるころに風吹けり 清水裕子 朝 200508
水を脱ぎ噴水空に飛沫せり 中尾公彦 沖 200509
噴水のしぶきや日矢のてりかへし 風間史子 鴫 200509
噴水の濡れぬところが指定席 伊藤早苗 鴫 200509
噴水の影も光と踊るなり 阿部敬子 百鳥 200509
噴水の止まれば取るに足らぬ池 新子禎自 築港 200509
噴水の楽に合はせて飛び躍り 岩林勇雄 築港 200509
噴水の勢ひばかりや園しづか 吉川ハマ子 築港 200509
噴水にほど良き空の高さかな 高倉和子 空 200509
噴水は水浄らかに見せにけり 中田みなみ 空 200509
噴水や待ちゐしひとへ手を高く 高松良子 狩 200510
噴水の高き穂のうやむやに落つ 石垣幸子 雨月 200510
噴水のなんの衒ひもなく上がる 細川コマヱ 雨月 200510
噴水に声奪はれてしまひけり 服部早苗 空 200510
みづうみの上ぐる噴水秋惜しむ 辻恵美子 栴檀 200511
あを青と秋の噴水律しゐる 伊藤希眸 京鹿子 200511
ライバルのゐる噴水の向ふ側 中村智恵子 朝 200512
吹かれゐて噴水秋の色となる 生方ふよう 朝 200512
噴水の高きをめぐり冬薔薇 水原春郎 馬醉木 200601
家じゅうが濡れそに噴水描く子よ 山元志津香 八千草 200601
噴水の今なら越せる高さなり 瀬下るか 鴫 200601
人待つや冬の噴水折れ易き 柴田雪路 沖 200602
噴水のはたと止まりぬ鳥曇 飯高あい 対岸 200602
噴水に真晝の地(つち)の息づかひ 瀧春一 瓦礫 200606
噴水の遠くかがやき花吹雪 今瀬剛一 対岸 200606
噴水の一柱の照り卒業す 加瀬美代子 朝 200606
考へる人にいちべつ青噴水 宇都宮滴水 京鹿子 200607
噴水の向うへ子ども消えにけり 山田六甲 六花 200607
噴水の上にてすれ違ふ燕 山田六甲 六花 200607
落ちるほか無き噴水の自閉症 丸井巴水 京鹿子 200608
人待つて待つて噴水見飽きたり 河口仁志 沖 200609
風たちて噴水の音軽くなる 山田三江子 沖 200609
考へるかたち噴水雌伏して 大沢美智子 沖 200609
噴水の休む間もなく玉と散る 片山八重子 ぐろっけ 200609
高だかと園の噴水人招く 久保晴子 雨月 200609
噴水のきほひの失するほどの雨 田所洋子 雨月 200609
青空を蹴つて噴水太りたる 高倉和子 空 200609
居所は噴水を見てゐる処 青山丈 朝 200609
待合はす噴水の辺の今昔に 田原陽子 鴫 200610
孤高とは雨中の噴水かと思ふ 千田百里 沖 200610
まつ白にならむと昇る噴水は 坂ようこ 沖 200610
噴水の飛沫や家に帰るべく 青山丈 朝 200610
噴水の音の中なる思案ごと 坪井洋子 朝 200610
ローン完済小噴水の横通る 田中春生 狩 200611
用談に噴水の穂のよぢれやう 戸田和子 鴫 200611
噴水の飛沫の中の小宇宙 窪田米子 遠嶺 200611
噴水の天辺にある浬葉かな 竪山道助 風土 200611
噴水に再びの風顔ぬらす 清水裕子 朝 200702
冬噴水その景に人立ち入らず 木内憲子 朝 200704
春の噴水見えざる玉をあげてゐし 百瀬七生子 海光 200705
噴水へまっすぐ脚を揃えけり 中原幸子 以上、西陣から 200705
ザ噴水やるときはやるときもある 中原幸子 以上、西陣から 200705
噴水を横切る鳥影クリスマス 前田陶代子 朝 200705
噴水の穂先裏あり表あり 伊賀山ひでを 春燈 200707
噴水や夜となる前の風の木々 岡本眸 朝 200707
人を待つ噴水の音もてあまし 黒澤登美枝 峰 200708
噴水やまだ約束の五分前 島田和子 万象 200708
退院の師に噴水の高上る 樺山翠 雨月 200708
風に折れまた噴水の立ち上がる 米山喜久子 峰 200709
噴水にあやされてゐる乳母車 米山喜久子 峰 200709
噴水はさみしき水のシュレッダー 掛井広通 沖 200709
噴水の音の定型寂しくも 吉武千束 沖 200709
噴水の周りの顔に並びけり 青山丈 朝 200709
噴水へ来てここまでを今日とせり 青山丈 朝 200709
祝の日の噴水どつと束なして 高橋さえ子 朝 200709
リズムよく噴水空に飛びあがる 高野幸次 峰 200710
噴水の前で長々待たさるる 秋千晴 空 200710
噴水や育ち盛りの子の手足 藤野力 馬醉木 200710
噴水や嘴太鴉隣に来 森理和 あを 200710
噴水を花と散らして師の忌過ぐ 高橋さえ子 朝 200710
噴水の風七色に乱れけり 原三猿子 ホトトギス 200711
三方の道行き合ひて大噴水 高久清美 鴫 200711
噴水を飽かず見てゐるホームレス 沼田桂子 春燈 200711
噴水の頂点確と遠筑波 窪田米子 遠嶺 200711
裸の子噴水ミスト機の真中に こばやしきょうこ 濱 200711
大噴水止まり緑地の秋暑かな 近藤豊子 雨月 200711
皇帝の噴水朝の虹放つ 市ヶ谷洋子 馬醉木 200711
秋苑の噴水白をつらぬけり 岡本眸 朝 200711
噴水の呼び込んでをる風の量 木内憲子 朝 200711
風眩し噴水といふ一巨柱 糸井芳子 朝 200711
佐屋川の中で噴水大活躍 小野寺節子 風土 200712
噴水の仕切り直して丈くらべ 横内かよこ ぐろっけ 200712
鳩飛んで噴水勢い増しにけり 岐部陽子 八千草 200712
噴水を戦ふ水と思ひけり 大川ゆかり 沖 200801
噴水の四方より立ちし秀がはぢけ 奥村鷹尾 京鹿子 200801
有頂天の噴水私を呼んでゐる 平佐和子 京鹿子 200801
秋の噴水連絡もなく待ちぼうけ 瀬下るか 鴫 200801
噴水は伸ばす児の手の高さまで 高橋大三 ぐろっけ 200802
噴水が日射し楽しむ冬の苑 奥田紀子 朝 200803
中庭の噴水に春氷柱かな 山田六甲 六花 200804
冬の噴水てつぺんのてんてこ舞ひ 吉岡一三 鴫 200805
噴水5→      

 

2021年6月11日 作成

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