星月夜 5   68句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
行けざりし三瓶は遠し星月夜 稲畑汀子 ホトトギス 202108
ふたたびは見られぬほどの星月夜 稲畑汀子 ホトトギス 202108
送りたる弔句に仰ぐ星月夜 稲畑汀子 ホトトギス 202108
その中に漁火加へ星月夜 稲畑廣太郎 ホトトギス 202108
星月夜神話を語る翁かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 202108
零れつつこぼれつつ星月夜かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 202108
ぬひぐるみ一つ増やして星月夜 赤座典子 あを 202110
星月夜ゴッホの杉の天を指す 西川保子 春燈 202110
鴻司忌のそれだけで足る星月夜 北村操 202110
波引くと砂の呟く星月夜 小倉征子 202111
向うから自転車がくる星月夜 丑久保勲 やぶれ傘 202111
漆黒の湖が画布なり星月夜 林紀夫 春燈 202111
枕辺に降る星あつむ星月夜 安田優歌 京鹿子 202111
礼状は夫と連名星月夜 辻泰子 春燈 202112
窯焚きの火をよむ人や星月夜 黒滝志麻子 末黒野 202112
星月夜さうだハイボールにしよう 千田百里 202112
遠きまち遠き日のうた星月夜 稗田寿明 202112
千年の大樹の呼吸星月夜 本池美佐子 202112
パラリンピック励まされをり星月夜 清水美子 春燈 202201
物置に眠れる木馬星月夜 大森春子 202201
解く帯の体温たたむ星月夜 小野寿子 202201
風紋の影濃き浜や星月夜 森清堯 末黒野 202201
白鼻心罠より見上げ星月夜 梅野宏子 末黒野 202201
星月夜杉の木立に杉のこゑ 岸本順子 京鹿子 202201
夫の星ひときは燃ゆる星月夜 村上國枝 春燈 202202
西郷の巨眼巨体や星月夜 千田百里 202209
夫と会ふことの叶はず星月夜 志方章子 六花 202210
風落ちて背山前山星月夜 秋山蔦 春燈 202211
寝しづまる村里白し星月夜 秋山蔦 春燈 202211
星月夜指踊らせてチェロ奏者 しのざき智子 春燈 202211
猫たちの踊りだすやも星月夜 大濱たい子 春燈 202211
星月夜災禍の止まぬ青き星 門間としゑ 末黒野 202211
些細なることなど忘る星月夜 石田蓉子 202211
星月夜八百屋魚屋見当たらず 手島百合子 やぶれ傘 202212
灯を消して窓に切りとる星月夜 栗原公子 202212
たましひの吸ひ込まれさう星月夜 河野智子 202212
星月夜誰にともなく語りかけ 喜田君江 末黒野 202212
言葉などいらぬひと時星月夜 志方章子 六花 202212
音階を探るハープや星月夜 辻泰子 春燈 202301
千枚田見上ぐる能登の星月夜 針谷忠郎 202301
墨絵めく遠き灯台星月夜 高木邦雄 末黒野 202302
ピチカート聞こゆる寒の星月夜 藤井美晴 やぶれ傘 202303
三瓶野の空を画布とし星月夜 稲畑廣太郎 ホトトギス 202308
星月夜→1

 

2023年8月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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