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我なりを見かけて鵯のなくらしき   正岡子規   寒山枯木

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
蝉声に圧されて鵯のだんまりで 大橋敦子 雨月 199809  
岬山や遠く近くに鵯の声 大塚禎子 春耕 199901  
翔つ鵯の羽音乾きて寒に入る 三浦みち子 199903  
寒施行黒光りして鵯の嘴 渡辺信也 春耕 199904  
実南天鵯来てゐたり芙美子歌碑 野原培子 春耕 199904  
帰り花まさかの鵯に呑まれたる 田村みどり 京鹿子 199904  
長居せぬ鵯にはにかむ実千両 水島夜雨 京鹿子 199904  
鵯一枝一枝をたはめ雛まつり 高橋さえ子 199906  
鵯の巣に一本の紐なびく 高橋銀次 風土 199906  
神鏡に鵯映り鳴き仲間呼ぶ 丸山海道 海道全句集 199910  
春鵯の髭伸びてゐし訃のこころ 丸山海道 海道全句集 199910  
梅雨さなか鵯の落せし蝶の羽 倭文ヒサ子 酸漿 199910  
鵯の来る「夢工房」に姉妹 神蔵器 風土 199911  
鵯鳴くや黐たわわなる天辺で 清水勝年 俳句通信 199912  
鳴く鵯に小春の日あり梢あり 阿部ひろし 酸漿 199912  
波郷忌の青空鵯の声しきり 皆川盤水 曉紅 199912  
声あげてひよどり山の鵯鳴けり 神藤伝 酸漿 200001  
鵯や外山の空をほしいまま 安原猶子 200001  
泣虫の鵯に蜜柑のよく熟れて 長坂ヤス子 酸漿 200003  
目の合ひて旧知の鵯の寒の晴 村上一葉子 200004  
春窮や鵯の狭庭に群れ啼くは 熊岡俊子 雨月 200005  
鈍行を鵯越えに停めて春 塩見恵介 虹の種 200005  
蜜吸ひてよき声に鵯椿翔つ 内山芳子 雨月 200006  
初鵯に眼をどらす小半日 吉弘恭子 あを 200101  
兄の忌の鵯のつつきし林檎もぐ 朝妻力 俳句通信 200101  
山の日を散らす水車や鵯こだま 岩崎正子 春耕 200104  
飛ぶ鵯の刹那の静止春疾風 高垣和惠 雨月 200105  
荒鋤きの田の面に降つて春の鵯 大竹淑子 風土 200105  
道元へ水平飛行の鵯 金子兜太 海程 200106  
昼時の鵯かまびすし庭薄暑 岡本明美 俳句通信 200108  
鵯啼いて鳩どつと翔つ梅雨晴間 木下節子 俳句通信 200108  
黒豆の木に鵯群るる梅雨晴間 酒井多加子 俳句通信 200108  
凌霄の花を落して鵯遊ぶ 赤座典子 あを 200108  
梅雨空や渦巻くごとく鵯の群 赤池貴のえ 春耕 200109  
鵯の声より先に来たる庭 稲畑汀子 ホトトギス 200110  
夏痩の声なき鵯に風やさし 岡久枝 酸漿 200111  
欅大樹に群れをる鵯の声うるさし 佐久間俊子 200111  
五大堂直下の鵯のかしましき 川澄祐勝 春耕 200112  
鵯の郁子の実つつく聖母園 石原義輝 馬醉木 200112  
箱根ふるみち鵯の鋭声のつらぬける 山岸治子 馬醉木 200201  
対岸に鵯騒ぎゐる崩れ簗 岩崎正子 春耕 200201  
首塚に鵯の鳴き継ぐ須磨の秋 木村てる代 雲の峰 200201  
駒止むる敦盛像や鵯の声 高野清風 雲の峰 200201  
鵯の鳴く声透る大寒気 早崎泰江 あを 200202  
きんかんを啄む鵯の口あかし 竹内弘子 あを 200202  
鵯の嘴かたむりて散る椿 早崎泰江 あを 200202  
鵯の声のにぎはし神楽月 渋谷ひろ子 酸漿 200202  
現実へ引き戻されて鵯の朝 鳴海清美 六花 200202  
文塚に鵯声を放ちけり 布施まさ子 風土 200202  
鵯のこゑ睦みつつしぐれけり 落合伊津夫 馬醉木 200203  
青木の実啄む鵯のかしましき 斉藤やす子 春耕 200203  
鵯の鳴く声透る大寒気 早崎泰江 あを 200203  
金縷梅に来て鵯も咲くを待つ 阿部ひろし 酸漿 200204  
あたたかき立冬鵯もおほらかに 沖倉好秋 酸漿 200204  
初霜や笛を吹きたる籠の鵯 長田秋男 酸漿 200204  
鵯のこゑ残したつ落椿 江原正子 春耕 200205  
くれなゐの鵯の声ある壬生念仏 山尾玉藻 火星 200205  
春の庭花になれよと鵯を埋め 八木葉子 酸漿 200205  
椿の葉に飯を供へし鵯の墓 八木葉子 酸漿 200205  
鵯のこゑ飛び込んでくる雛の部屋 伊藤洋 春耕 200205  
石運ぶ庭師に加勢春の鵯 野沢しの武 風土 200206  
芽柳を啄む鵯の番ひかな 金子つとむ 春耕 200206  
初花の中なる鵯が喉鳴らす 金子つとむ 春耕 200206  
オクターブ上げて鵯啼く八重桜 辻のぶ子 雲の峰 200206  
鵯の子の巣立の朝や梅雨晴間 大野ツネ子 酸漿 200209  
二番子へ鵯ビニールを運びをり 菊地英雄 酸漿 200209  
鵯までも追はれて鴉松を占む 稲畑汀子 ホトトギス 200210  
囀に鵯の高音のわりこみぬ 川上昌子 200210  
考への躓く鵯の来てをりぬ 稲畑汀子 ホトトギス 200210  
決められし事を嫌ひな鵯の声 丸山佳子 京鹿子 200212  
鵯の声枝さわがせしあと聞こゆ 宮津昭彦 200301  
鵯の声ききし峰より御輿出づ 市場基己 200302  
頭を越ゆは柿飽食の鵯なりし 内山芳子 雨月 200302  
やかましき鵯も来ずぶだう棚 竹内弘子 あを 200302  
首塚や終日鵯の声高く 三澤福泉 雲の峰 200302  
城の鵯松の冬日を啄めり 小林輝子 風土 200303  
寒の鵯はうれんさうをはだかにす 長田秋男 酸漿 200303  
旺盛にみかんをゆらす鵯の嘴 早崎泰江 あを 200303  
大寒の玻璃戸を鵯の鋭声刺す 池田倶子 雨月 200305  
竜の玉次つぎ鵯に狙はるる 落合絹代 雨月 200305  
神の手の撒きし岩礁春の鵯 山田弘子 草の蝉 200305  
春の雨鵯騒がしく枝移る 米倉よしお 雲の峰 200305  
寒雀散らせし鵯の鋭声憂し 池田倶子 雨月 200305  
鵯一羽心おきなく花にをり 森理和 あを 200305  
鵯や椿の花びら嘴につけ 田所節子 200306  
鵯散らす小雀の群や四温晴 池田倶子 雨月 200306  
深雪晴鵯の波打つかげ走る 梶川智恵子 200307  
餌を盗む鵯遠巻きに庭雀 尼嵜太一郎 ぐろっけ 200308  
鵯騒ぐ赤き李を捥ぐ我に 中里信司 酸漿 200309  
身を反らし鵯が鵯呼ぶ式部の実 石川元子 酸漿 200312  
無花果を捥ぐ鵯に騒がれて 黒崎よし江 雲の峰 200312  
伐採に抗ふごとく鵯鳴けり 廣島啓子 雲の峰 200312  
乾涸びしつくばひ鵯の来て覗く 松田欽吾 雨月 200401  
丈低き万両鵯の目を逃れ 田中喜久子 酸漿 200401  
鵯のよき声朝の庭にあり 渋谷ひろ子 酸漿 200401  
南天の実を平らげて鵯の去る 田中喜久子 酸漿 200401  
鵯の放りつつとべり干大根 竹内弘子 あを 200401  
高き樹に鵯の声して一羽発つ 二瓶洋子 六花 200402  
鵯の声の真ん中表塩 鳴海清美 六花 200402  
鵯やけさ近々と雪の富士 永見嘉敏 酸漿 200402 鵯→2

 

2020年10月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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