昼の月昼月) 3    114句

うそをついたやうな昼の月がある   尾崎放哉

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
宇宙まで荷を送る世や昼の月 半沢一枝 末黒野 200912  
ヘリコプター空かきまぜて昼の月 鈴木とおる 風土 201001  
塀越の色変へぬ松昼の月 松本文一郎 六花 201001  
すぢ雲のはてにありけり昼の月 藤井美晴 やぶれ傘 201001  
小町忌や見返るさまの昼の月 山仲英子 201004  
約束を忘る夢覚め昼の月 瀬口ゆみ子 ぐろっけ 201012  
筆太の文学全集昼の月 飯田ひでを 201111  
紫紺いろの近江富士なり昼の月 有本惠美子 ろんど 201112  
良寛の手鞠のそれて昼の月 神蔵器 風土 201201  
閑散の漁港鳶舞ふ昼の月 藤原照子 201201  
山の上に昼の月ありハーブティー 杉浦典子 火星 201201  
雲の間に昼の月あり金風忌 瀬島洒望 やぶれ傘 201201  
昼の月松琴亭の月見台 三輪慶子 ぐろっけ 201202  
萱原の道途切れゐし昼の月 西村節子 火星 201301
水仙や紙より薄き昼の月 柴田朱美 京鹿子 201303  
憩ふ鴨気付かぬほどの昼の月 松田泰子 末黒野 201305  
雪解靄立つ遠山や昼の月 松林順子 雨月 201306  
昼月を放り初富士なりしかな 河野美奇 ホトトギス 201306  
爪立ちて昼月仰ぐ羽抜鳥 西村節子 火星 201309  
夏落葉昼月に蜘蛛のまどろみ あかさか鷹乃 ろんど 201311  
冬空のさみしさに棲む昼の月 木村茂登子 あを 201401  
昼月を銀杏の上に施餓鬼寺 小川玉泉 末黒野 201401  
狂言の仕種まねみる昼の月 村上留美子 火星 201401  
鷹渡る伊良湖岬の昼の月 栗山恵子 雨月 201401  
昼月をさして舞ひ発つ草の絮 熊川暁子 201401  
雀蛤に単線駅の昼の月 間島あきら 風土 201402  
凍空やかくまで淡き昼の月 菅野日出子 末黒野 201404  
昼月の色づく頃の大つらら 大畑善昭 201404  
裸木を仰げば幽き昼の月 斉藤裕子 あを 201404  
遠霞ずり落ちさうな昼の月 宮井知英 201406  
北風に吹き上げられし昼の月 大久保白村 ホトトギス 201406  
昼の月野焼の煙の紗に浮み 浜口高子 火星 201406  
昼月の大方解けし春田打ち 池端英子 ろんど 201406  
初めての夏日の空に昼の月 松村光典 やぶれ傘 201407  
芋植うる仰ぐ頭上に昼の月 渡辺安酔 201407  
花桐やまた昼月を見失なふ 松田泰子 末黒野 201408  
花明かりふんはり軽き昼の月 池田光子 201408  
昼月の色づき逸る山車ばやし 山田春生 万象 201408 府中祭
昼月の白より白き落花かな 森清信子 末黒野 201408  
昼月へ一直線や揚雲雀 森清堯 末黒野 201408  
噴水の頂にあり昼の月 林徹也 201410
蒼天に溺れてゐたる昼の月 近藤喜子 201411  
ほかほかの湯上りの嬰昼の月 赤座典子 あを 201412  
昼の月青く透くから美しき冬 吉弘恭子 あを 201412  
一片の雲となりたる昼の月 藤生不二男 六花 201412  
鳰かづくたび薄れゆく昼の月 山尾玉藻 火星 201501  
地芝居の幕間長し昼の月 大石よし子 雨月 201501  
冬の昼月香具師はバナナを裏返し 大崎紀夫 やぶれ傘 201501  
櫨の実や仰げば淡き昼の月 中村ふく子 201502  
昼の月われにふるさと柘榴の実 鴨下昭 201502  
古草を焚くや昼月烟るまで 森和子 万象 201502  
昼月へ弾んで揺れて福袋 おーたえつこ 201503  
昼月や磯の捨て餌に寒鴉 井口光石 風土 201504  
寒林の空に透けたる昼の月 羽賀恭子 201504  
雪吊りの斜め右上昼の月 有賀昌子 やぶれ傘 201504  
探梅や野末に仰ぐ昼の月 中野久雄 末黒野 201505  
桜蘂降る昼月の泪とも 雨宮桂子 風土 201507  
鳥交るぽかんと昼の月ありて 青谷小枝 やぶれ傘 201507  
昼月や遠目にしるき柿若葉 和田慈子 末黒野 201507  
昼の月川原の柳青みけり 時田義勝 やぶれ傘 201508  
囀りの木となり昼の月淡し 田村加代 末黒野 201508  
羽蟻とぶ先に昼月ぼんやりと 大崎紀夫 虻の昼 201510  
昼月のありどを探す黄菅原 吉田順子 201510  
昼の月この世の極み紫陽花寺 上辻蒼人 風土 201511  
頂上はいいな弥生の昼の月 中原幸子 船団 201512  
痛み無き父の寝顔や昼の月 高倉和子 201601  
帰り花いつか色づく昼の月 齋藤晴夫 春燈 201602  
昼月の近江舞子の赤とんぼ 中島陽華 201602  
雪掻や一息つけば昼の月 大木清美子 201603  
昼月や動かず鳴かず冬の鵙 西村操 雨月 201603  
雪晴れの空の端つこ昼の月 廣瀬雅男 やぶれ傘 201603  
枯葦や昼の月ある浮見堂 石川倜子 馬醉木 201604  
昼月は須恵器のかけら稲を干す 深川淑枝 201605  
寒々と古墳の上の昼の月 森俊人 201606  
耕しの終りは昼の月見上げ 増田ハルヱ 201606  
昼月や枯れ芝に猫うづくまり 瀬島洒望 やぶれ傘 201606  
春の空ビルの真上に昼の月 濱野新 やぶれ傘 201606  
梅林を見上げる先に昼の月 広瀬済 やぶれ傘 201608  
観音の柳芽吹くや昼の月 久留島規子 万象 201608  
昼月を背にのせ紅葉峰下る 野村鞆枝 京鹿子 201702  
昼月や飛蝗の跳ぬる能舞台 井上和子 201702  
昼月や風にさ繕りて芒原 布川孝子 京鹿子 201703  
峠より淡き昼月枯木立 森清信子 末黒野 201704  
白早梅薄うす残る昼の月 川村亘子 末黒野 201704  
昼月の透くや梅見のさそひ状 村田あを衣 京鹿子 201705  
如月や青に溶け込む昼の月 小松誠一 201705  
落花舞ふ梢を透きで昼の月 安斎久英 末黒野 201708  
昼月のうするる空や桐の花 荒井ハルエ 春燈 201708  
泰山木の花の上なり昼月は 田中藤穂 あを 201708  
さくらんぼまだ熟さざる昼の月 片山煕子 京鹿子 201710  
ぬけがらのやうな昼月種を採る 内山花葉 201711  
天を突く槍鶏頭や昼の月 栗山恵子 雨月 201711  
生れつき告白下手よ昼の月 石田きよし 201712  
昼月は西に銀杏の紅葉散り 大崎紀夫 やぶれ傘 201711  
初冬の湖はうすずみ昼の月 岡本敬子 万象 201803  
昼月のうするる空や桐の花 荒井ハルエ 春燈 201803  
櫨の葉の散りつくしたる昼の月 田中藤穂 あを 201804  
竹馬や日月遠き昼の月 木村傘休 春燈 201804  
末黒野や母のやうなる昼の月 浜福惠 風土 201805  
毬のまま枯るるあぢさゐ昼の月 榊山智恵 末黒野 201805  
昼の月土佐の蛙が鳴いてゐる 大崎紀夫 やぶれ傘 201805  
夏空に余生にも似し昼の月 片山煕子 京鹿子 201809  
昼月にさらりと分かれきたりけり 山田六甲 六花 201809  
五箇山にかかる昼月蕎麦の花 升田義次 馬醉木 201812  
昼月や豆大福に豆透けて 森なほ子 あを 201812  
ここからはバスに乗りましょ昼の月 たかはしすなお 201901  
昼月を上げてざはめき枯芒 森清信子 末黒野 201902  
昼月をゆらゆら消して宮とんど 升田ヤス子 六花 201904  
二の午の中空にある昼の月 森睡花 201905  
白木蓮の拳をほどく昼の月 長谷川祥子 馬醉木 201906  
昼月のへらとうすくて春浅き おーたえつこ 201906  
一雨の辛夷見上げて昼の月 大内幸子 六花 201906  
薔薇の湯に首あづけし昼の月 竹内悦子 201908  
昼の月欠けてゐる方いとほしむ 定梶じょう あを 201910 昼の月→ 1

2019年11月18日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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