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向日葵 3           74句 *

向日葵に煙のごとく老婆来る    鈴木鷹夫

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
ひまはりを羨ましいと思ふ日も 藤田素子 火星 200609  
向日葵のただ一本へひた歩む 伊藤白潮 200609  
快癒して向日葵と肩並べけり 田辺博充 200609  
兵馬俑めく向日葵や月下にて 泉田秋硯 200610  
向日葵の炎えてゴッホの絵となりぬ 前田陽子 200610  
姫向日葵帽子に挿してもらひけり 橋本リエ 春燈 200610  
向日葵やゴッホの魂の生き続き 岩月優美子 200610  
向日葵の迷路にいさぎよく迷ふ 齊藤實 200610  
活けられて向日葵空を失へり 鵜沢千恵子 200610  
向日葵と向ひ合ひをる夕日かな 岡田 麻枝 酸漿 200610  
幾萬本のひまわり夫へ「かしらなか」 柴野静 200611  
向日葵図苦悩にねぢれし筆の跡 丹生をだまき 京鹿子 200611  
ひまはりの迷路を俯瞰できる橋 田村園子 200611  
一本は背よりも高き向日葵よ 木暮剛平 万象 200611  
向日葵や唯我独尊ではないか 永田哲心 遠嶺 200611  
地球丸くて向日葵に隠れゐる 竹内悦子 200611  
大向日葵休耕田をうめ尽す 神保みね子 酸漿 200611  
棒立ちの枯向日葵に日が廻る 秋千晴 200611  
蒼天へ日輪草の駆け登る 川口襄 遠嶺 200612  
寂しかり向日葵切りし大き空 三井孝子 六甲 200612  
ひまはりの八万本に入日かな 池崎るり子 六花 200704  
向日葵のみな逞しや鍛冶が家 瀧春一 200706  
向日葵や奉公袋提げて出づ 瀧春一 200706  
向日葵の花に對ひてこゝろ萎へぬ 瀧春一 200706  
立死にと決め向日葵のたぢろがず 高崎武義 200707  
向日葵に俯向きどきの来りけり 林翔 200707  
向日葵の三百本に日出づる 稲畑廣太郎 ホトトギス 200708  
灯を消して向日葵を夜のものとせり 鷹羽狩行 200708  
山雀のひまはりの種子素早く剥く 新倉舒子 200708  
無防備な顔ひまはりに凝視さる あさなが捷 200708  
ひまはりの貫禄立ちに亡夫の影 松葉よし江 200709  
遠き日の少女雑誌や日輪草 木村冨美子 遠嶺 200709  
向日葵や背丈をきそふ兄おとと 水成玲子 春燈 200709  
向日葵の虜となりて館出づる 植竹惇江 春燈 200710 中川一政美術館
向日葵を来て巌山の昏さかな 大島翠木 200710  
向日葵に集まる光ゆるる影 中野京子 200710  
向日葵のうしろを瀬戸の潮流れ 川口崇子 万象 200710  
ひまはりの保護色めきて遊行せり 加藤峰子 200710  
向日葵やみんな一人称主格 上谷昌憲 200710  
向日葵の風のおさけび遠海鳴り 小野寺節子 風土 200710  
ひまはりや昼の校長室灯る 大山文子 火星 200710  
向日葵の供華に適はぬ大きさよ 宮津昭彦 200710  
よき畑よき田圃あり大向日葵 今谷脩 ぐろっけ 200710  
向日葵や畑中に日の燦々と 小野木雁 酸漿 200710  
武甲山背に向日葵を閲兵す 佐々木新 春燈 200711  
向日葵に覗かれてゐる胸の内 樋口みのぶ 200711  
ひまわりや知らぬ顔して愚痴を聞く 改正節夫 ぐろっけ 200711  
花言葉憂し向日葵は頭垂れ 石田阿畏子 馬醉木 200711  
直立の向日葵の大いなる暗さ 田中藤穂 あを 200711  
向日葵にぶつかり落つる夕陽かな 和田照子 200712  
向日葵や子に全方位未来あり 田畑耕之介 京鹿子 200801  
ひまわりの三本までは、まあ許す 坪内稔典 坪内稔典句集U 200804  
向日葵の百万本の大合唱 竹下陶子 ホトトギス 200806  
ひまはりに行進曲を所望せり 府川房江 遠嶺 200806  
向日葵や空に戦のありし日も 湯浅夏以 遠嶺 200806  
囀りの佳境ゴッホのひまはりに 片山タケ子 200806  
向日葵の万に一つは好きと言へ 泉田秋硯 二重唱 200806  
壺に活け向日葵十花馴致せり 泉田秋硯 二重唱 200806  

2008年8月8日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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