雲 雀 8    44句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
雨あとの日を散りばめて揚雲雀 黒滝志麻子 末黒野 202105
雲雀野や歩けば歩幅生まれくる 辻美奈子 202105
雲雀野の中にわが家はあるとおもふ 佐藤喜孝 あを 202105
両の手を杖に預けて揚雲雀 坂下成紘 202106
夕爾の花菜夕爾の雲雀そこに夕爾 安住敦 春燈 202106
揚雲雀天上を見て濁世見て 川端正紀 春燈 202106
天界は掴めぬままに雲雀落つ 安田優歌 京鹿子 202106
揚雲雀声より上は乱気流 石原孝人 京鹿子 202106
雲雀鳴く声の坩堝やそこかしこ 善野行 六花 202106
雲雀鳴く声の坩堝やそこかしこ 善野行 六花 202106
雲雀の苑海桐の花の匂ひ立つ 赤座典子 あを 202107
須弥山の見えたら雲雀降りて来よ 園部蕗郷 春燈 202107
着地して目眩ましする雲雀かな 松本ゆきえ 春燈 202107
揚雲雀小ぶりの墳はかたまりて 柴田佐知子 202107
廃駅に残る機関車揚雲雀 太田良一 末黒野 202107
帆船の帆のたたまるる雲雀東風 加藤静江 末黒野 202107
天上に別の青空揚雲雀 浅田光代 風土 202107
トースターの止まりて雲雀高きかな 柿沼盟子 風土 202107
雲雀野や躓きたるも歩数にて 土井三乙 風土 202107
揚雲雀落雲雀空こそばゆき 海輪久子 ホトトギス 202108
揚げ雲雀下に山家の一軒家 黒澤次郎 やぶれ傘 202108
揚雲雀知多の岬の歌となる 荒川心星 202108
雲雀野の遊子とならむ千切雲 牛島晃江 202108
九十九里の灘の円弧や遠雲雀 田中臥石 末黒野 202109
雲雀野をゆく久に聞く国訛 相川健 202110
雲雀鳴く丘が終点縄電車 松田那羅生 202110
揚雲雀風に押されてずれにけり 高倉和子 202112
蒼天へ乗る風読みて揚雲雀 石原孝人 京鹿子 202205
前向きに生きよと雲雀揚がりけり 松橋利雄 春燈 202206
揚雲雀無限遠点ある如く 堅山道助 風土 202206
川の面を梳きゆく日差し雲雀鳴く 高橋詩 202206
中天の雲雀のこゑや田の向かう 田中臥石 末黒野 202206
揚雲雀農学校にある厩舎 林いづみ 風土 202207
蒼穹へ吸ひこまれたる雲雀かな 岡田史女 やぶれ傘 202207
揚雲雀市電の走る城下町 北城美佐 202207
垂直はひかりの速さ揚雲雀 辻美奈子 202207
稲美野の雨のあがりし雲雀かな 笹村政子 六花 202207
空の青声に込めたり揚雲雀 森清堯 末黒野 202208
ひさかたの空はさみどり揚雲雀 今村千年 末黒野 202208
揚雲雀その向かうには戦の火 亀井福恵 京鹿子 202208
上雲雀まけじとはしゃぐ土手の児ら 江口九星 202209
遊ぶにも天性あらむ揚雲雀 塙誠一郎 家系図 202211
揚雲雀力を抜かぬ高さあり 山本則男 202211
天心へ吸はれ通しや雲雀笛 小山田子鬼 202301
雲雀→1

 

2023年4月30日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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