遍 路 1 (他季を含む)       100句

元日にかわいや遍路門に立    一茶

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
笠のうちなること美しき夏遍路 鷹羽狩行 199808 松山 
お遍路や濃くも淡くも縁し人 吉田巾子 京鹿子 199808  
鈴の鳴る杖を力に夏遍路 鷹羽狩行 199810  
草鞋の緒すぐ草に濡れ秋遍路 皆川盤水 春耕 199811  
祈りとは白の一塊夏遍路 森洋子 199811  
松の内の遍路です穴めぐりです 岡井省二 199901  
蹤きゆきて遍路の歩幅大きかり 阪上多恵子 雨月 199901  
午後は影東へ伸ばし秋遍路 久崎富美子 199901  
宿坊の子を抱きあげて秋遍路 金森教子 雨月 199902  
笹鳴や遍路早発つ坊の宿 市橋進 春耕 199903  
整えた髭の白さや夕遍路 平井奇散人 船団 199903  
手足より確かなものに遍路杖 鷹羽狩行 199904  
寒中の逆打ちひとり遍路かな 山田夏子 雨月 199904  
遍路へと発心の髪切りつめて 品川鈴子 ぐろっけ 199905  
名前など要らず遍路に紛れ込み 品川鈴子 ぐろっけ 199905  
真珠橋渡り遍路の足ならし 品川鈴子 ぐろっけ 199905  
発心の遍路韋駄天歩きなる 品川鈴子 ぐろっけ 199905  
形見なる診療ズボン遍路装 品川鈴子 ぐろっけ 199905  
ごう負ふに潔き遍路の白脚絆 吉本昴 馬醉木 199906  
遍路石よみがへる春告げの雨 吉本昴 馬醉木 199906  
晩鐘の余韻が追へり遍路みち 吉本昴 馬醉木 199906  
行き往きて遍路の蝶となる日かな 吉本昴 馬醉木 199906  
遍歴も遍路も深く草に消ゆ 中原道夫 銀化 199906  
数へつつ磴上りゆく島遍路 木下節子 俳句通信 199906  
群つくる女人遍路の足達者 阿部幸石 京鹿子 199906  
推敲に遍路がくれし銀の札 禰寝瓶史 京鹿子 199906  
お遍路の与力町より出発す 田畑保英 火星 199906  
岩山に突きてささらの遍路杖 品川鈴子 ぐろっけ 199906  
調剤し薬師如来へ遍路行 品川鈴子 ぐろっけ 199906  
身じろぎに鈴鳴る遍路外厠 品川鈴子 ぐろっけ 199906  
チョコレート分けて遍路の胸突抜 品川鈴子 ぐろっけ 199906  
囀りや遍路が菓子を分ち合ふ 飯田眞理子 春耕 199907  
お遍路の装束を売る寺の店 飯田眞理子 春耕 199907  
身ひとつの遍路に数珠の宝あり 品川鈴子 ぐろっけ 199907  
なれそめのことも話して遍路どち 品川鈴子 ぐろっけ 199907  
遍路せむ仮衣なる背広脱ぎ 佐方敏明 ぐろっけ 199907  
絵天井手甲白し夏遍路 水谷契江 六花 199908  
納経に亡き名を添へる遍路われ 品川鈴子 ぐろっけ 199908  
道々の枝に遍路の落としもの 品川鈴子 ぐろっけ 199908  
遍路衣に鉛筆よごれ移り紅 品川鈴子 ぐろっけ 199908  
徒遍路隧道抜けて阿波に入る 永野秀峰 ぐろっけ 199908  
善根宿遍路を泊める島四国 永野秀峰 ぐろっけ 199908  
野苺にかしぐ石みな遍路の墓 品川鈴子 ぐろっけ 199909  
脇役に徹し遍路を満願す 品川鈴子 ぐろっけ 199909  
浜木綿や生涯遍路の頭陀袋 関根洋子 風土 199910  
鶉野にかかはりゐたる遍路かな 岡井省二 199910  
御手洗に手櫛を使ふ夏遍路 中村祭生 ぐろっけ 199910  
俳句茶屋遍路立ち寄り俳句詠む 永野秀峰 ぐろっけ 199910  
爽やかに結願果たし夕遍路 川鍋絹子 馬醉木 199911  
秋遍路何やら購へり荷を増しぬ 中原道夫 銀化 199911  
秋遍路くちなはに遭ふ峠道 井水貞子 春耕 199911  
いぶかしや遍路の群におのれ見て 能村登四郎 芒種 199911  
仕立たる遍路装束眼に痛し 能村登四郎 芒種 199911  
野をしばし彼の世のさまに遍路ゆく 能村登四郎 芒種 199911  
遍路ゆく旅なかばなる死もあらむ 能村登四郎 芒種 199911  
自分さがしの旅もあらむや遍路行 能村登四郎 芒種 199911  
似たれども吾の筈なき遍路かな 能村登四郎 芒種 199911  
風を着て秋の遍路として通る 水内慶太 銀化 199912  
老鶯の遍路の森に隠れなす 秋山深雪 船団 199912  
試歩なれや借りてもみたき遍路杖 河口仁志 200001  
壱岐の人蝦夷よりの人秋遍路 湯淺苔巌 円虹 200001  
リュックより犬が貌出す秋遍路 湯淺苔巌 円虹 200001  
島を発つ最終便や秋遍路 田中佐知子 風土 200001  
御詠歌のアルトバリトン秋遍路 渡辺純 京鹿子 200002  
その中の一人は無口秋遍路 田中藤穂 水瓶座 200002  
己が影長く曳きゆく秋遍路 鈴木ミヨコ 200002  
松過の石段しかと遍路杖 深見けん二 円虹 200003  
冬遍路岩に合掌南無阿弥陀 中村祭生 ぐろっけ 200003  
鳴き砂の汀つづける遍路かな 岡井省二 200004  
遍路道古語る緑かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200005  
空路来て遍路の古道遠からじ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200005  
子遍路がおじやみしてをる夕日かな 延広禎一 200006  
開通を祝ふ阿波路の遍路かな 河野友子 六花 200006  
振る鈴の疲れてゐたる夕遍路 木内美保子 六花 200006  
稜線を風なぞりゆく遍路かな 森麟 銀化 200006  
うなづきて踵を返す遍路かな 菅原閧也 200007  
永き日をなほ永かれと徒遍路 永野秀峰 ぐろっけ 200007  
難所では杖にて遍路引き上げる 永野秀峰 ぐろっけ 200008  
又逢ふて片手拝みの夏遍路 中村祭生 ぐろっけ 200009  
会釈してもう会ふこともなき遍路 今井千鶴子 ホトトギス 200010  
はぐれ遍路か山門を出つ入りつ 田中としを 雨月 200010  
秋の寺独り遍路とすれちがふ 能村登四郎 200010  
同齢の遍路と語る秋山路 能村登四郎 200010  
知らでもの秋の遍路の氏素生 能村登四郎 200010  
炎天の影曳きてゆく遍路杖 石本百合子 馬醉木 200011  
路地裏で道を尋ねる秋遍路 中村祭主 ぐろっけ 200011  
錫杖で分け入る暖簾秋遍路 登嶋弘信 春耕 200012  
秋遍路過ぎて紅柄格子かな 加藤みき 200101  
死ぬ願ひ生くる願ひを遍路かな 武政礼子 雨月 200101  
白装束に替へて遍路の顔となる 岡和絵 火星 200102  
卒寿なる母との旅や遍路めき 武藤嘉子 木椅子 200102  
お遍路も薺囃子の中にあり 武政礼子 雨月 200103  
遠くにも遅れ走りの遍路笠 鷹羽狩行 200105 松山
背後より遍路と思ふ息づかひ 能村研三 200105  
満願の寺に積まるる遍路杖 岡和絵 火星 200106  
徒遍路星戴きて早発ちす 平山八十子 雨月 200106  
噛むやうに牛乳飲んで遍路杖 鈴木順子 京鹿子 200107  
行く雲に俄遍路を思ひ立つ 伊藤敬子 遠嶺 200107  
徒遍路あへて瞼しき道を行く 永野秀峰 ぐろっけ 200107  
徒遍路白衣に赤きリユツク負ひ 永野秀峰 ぐろっけ 200107 遍路 2

 

2014年4月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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