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鯊     110句

水中に石段ひたり鯊の潮    桂信子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
父の鯊大物なれば三枚に 渡辺美知子 199811  
自転車に括るバケツと鯊の竿 別府優 199901  
釣り上ぐるたび子持鯊かと思ふ 稲畑汀子 ホトトギス 199903  
潮溜り小鯊張り付く岩の襞 伊藤公女 ぐろっけ 199910  
上げ潮の香に釣れはじむ今年鯊 皆川盤水 春耕 199911  
頃合の鯊の潮きて脚立釣 本山車日子 京鹿子 199912  
鯊船の出沸ひ河口がらんだう 本山車日子 京鹿子 199912  
広重の富士あらはれる鯊の潮 本山車日子 京鹿子 199912  
鯊船の散りて夕風みれん風 本山車日子 京鹿子 199912  
銀座の灯遠くて近し鯊の秋 本山車日子 京鹿子 199912  
鯊釣に餌の沙蚕を付けられず 稲畑廣太郎 廣太郎句集 199912  
ゴルフクラブと鯊釣竿の立語 千田百里 200001  
福耳のをとこの句帳鯊日和 水野あき子 遠嶺 200001  
鯊日和海こそ違へ父と来し 阿部寒林 200010  
廻廊のくれなゐまざと鯊の潮 鷹羽狩行 200012 宮島
浮宮も鳥居も鯊の潮浸し 鷹羽狩行 200012 宮島
日は島の真上にありぬ鯊日和 浜福恵 風土 200012  
突堤の子の声弾み鯊日和 高木悠悠 200101  
二階より人の見てゐる鯊の汐 田畑幸子 火星 200101  
鯊の潮一膳飯屋で待ち合はす 城孝子 火星 200101  
天井に鯊泳がせる一家族 村山和子 海程 200101  
橋までを螺旋に上る鯊日和 山田三江子 200101  
朽ち杭を浸し寄せくる鯊の潮 唐沢静男 春耕 200101  
艦隊もかもめも浮かべ鯊の潮 鷹羽狩行 200102  
廃船の蔭より釣れてことし鯊 高瀬哲夫 200102  
鯊日和水をこぼさぬ東京湾 佐藤真次 200102  
鯊舟の前にうしろに海猫の声 阿部悦子 春耕 200110  
停泊の漁船あまたや鯊日和 桑垣信子 いろり 200110  
夕日はや涙の形したる鯊 暮岸江 銀化 200111  
大橋を渡り淡路の鯊日和 大橋克巳 俳句通信 200111  
鯊釣に芭蕉庵跡尋ねけり 小林螢二 春耕 200111  
人ごとのやうな顔して鯊釣られ 佐藤京子 百鳥 200112  
鯊釣りの潮目も風も知り尽し 村田美穂子 百鳥 200112  
鯊舟に舟を寄せくる弁当売 大竹節二 春耕 200112  
鯊日和沖に孕める帆曳船 江原正子 春耕 200201  
腰曲げて老女一人で鯊釣す 山口和子 ぐろっけ 200202  
健啖を嘆かふべきや子持鯊 落合由季女 雨月 200206  
波少し入れて泳がす魚籠の鯊 片田千鶴 馬醉木 200210  
鯊釣るや手より覚めゆく湖の冷 片田千鶴 馬醉木 200210  
鳥影のゆるき旋回鯊を釣る うまきいつこ 200211  
引揚船着きし桟橋鯊を釣る 成澤桂助 百鳥 200212  
仕立船料理の鯊を乗せにけり 岡田信雄 百鳥 200212  
鯊日和日矢釣竿にはねかへり 吉武千束 200212  
歩くには長すぎる橋鯊日和 山田三江子 200212  
鯊釣の父子に大きな海がある 出口貴美子 雨月 200212  
水流れ時流れ鯊まだ釣れず 大串章 百鳥 200212  
鯊釣の鯊のとび出す馬穴かな 木村松蔵 万象 200212  
砂をけむらせ砂いろの鯊動く 五十嵐暢子 対岸 200212  
鯊釣の父の居さうな船溜り 大槻久美 円虹 200301  
釣人の釣人のぞく鯊日和 笹村政子 六花 200301  
おこげ飯手にのせらるる鯊日和 山田美恵子 火星 200302  
釣竿の一ト震へして鯊現るる 稲畑廣太郎 ホトトギス 200308  
鯊釣の五センチ程の引きなりし 稲畑廣太郎 ホトトギス 200308  
舟着場鯊釣るに来る鰡おぼこ 田中英子 200311  
見はるかす潮目定かに鯊日和 宮内とし子 200311  
月天心鯊釣り人に突堤満つ 梅原美子 200312  
鯊跳んで葛西浦安雨兆す 三遊亭金遊 百鳥 200312  
隅田川の橋さまざまに鯊日和 竹内喜代子 雨月 200401  
鯊日和互ひの魚籠を覗き合ふ 水谷とく 築港 200401  
眼底に何事もなし鯊日和 玉川悠 遠嶺 200402  
父と娘の少しはなれて鯊日和 山下美絵子 遠嶺 200402  
鯊潮に橋の曲線やさしかり 能村研三 滑翔 200402 清洲橋
鯊釣りに佃囃子の笛とどく 綱川恵子 万象 200409  
突堤に雲のなき日の鯊を釣る 市川翠峯 200411  
鯊釣りの爺にの入れ食ひよ 手嶋小夜子 200411  
鯊舟を抜けて一艇沖へ出づ 大串章 百鳥 200411  
コンテナの落書読んで鯊釣れず 森下賢一 春燈 200412  
東京をはみ出して釣る鯊日和 林昭太郎 200412  
鯊釣の父子に早き日暮かな 佐々木よし子 200412  
ボート百艘向きそれぞれに鯊日和 深田稚敏 200412  
鯊日和海まで続く滑走路 寺内信 遠嶺 200412  
鯊捌き疲るるほどの大漁かな 板橋智恵子 百鳥 200412  
鯊釣の魚籠に一家の一日かな 中村重雄 百鳥 200412  
少年に釣れてひうちの鯊日和 品川鈴子 ぐろっけ 200412  
鯊釣りの馬穴に丸く泳がせて 遠野萌 200501  
島日和男は鯊を釣るつもり 淵脇護 河鹿 200501  
鯊釣の子の貪果容れ夕支度 栗田武三 ぐろっけ 200502  
挨拶の声変りして鯊を釣る 菅野啓子 百鳥 200502  
サンパンのゆきかふ波に鯊の舟 瀧春一 菜園 200509  
新川の夕ぐれ親子で鯊釣れり 宇田紀代 200511  
弧をゑがき飛ぶ竿ばかり鯊日和 安達実生子 馬醉木 200512  
舟底の水を掻い出す鯊日和 堀志皋 火星 200512  
少子化の進みてゐたり鯊の竿 堀志皋 火星 200512  
鯊釣の女一人でありにけり 堀志皋 火星 200512  
ごかい掘ることよりはじめ鯊を釣る 松尾緑富 ホトトギス 200601  
鯊釣の潮入川に餌虫掘る 松尾緑富 ホトトギス 200601  
鯊釣の潮の満ち干に竿合せ 松尾緑富 ホトトギス 200601  
鯊舟の一つ動ける潮の色 前田忍 火星 200601  
鯊釣や浮桟橋の軋む音 小野道子 200601  
始発バスたどる瀬戸内鯊日和 村上和子 ぐろっけ 200602  
蓮如忌の飛ばずにゐたる子持鯊 高橋将夫 200605  
赤鯊や星に告げたきことのあり 本多俊子 さくらの音 200605  
俳人の視線を浴びて鯊を釣る 稲畑廣太郎 ホトトギス 200610  
鯊釣りの当り出船の横波に 品川鈴子 ぐろっけ 200610  
鯊が竿引く出船へと手を振れば 品川鈴子 ぐろっけ 200610  
突堤の鯊釣人へ銅鑼ひびく 品川鈴子 ぐろっけ 200610  
舟隠し跡をとどめず鯊の潮 鷹羽狩行 200611 尾道
鯊釣れて児等の熱中鎮まらず 泉田秋硯 200612  
貸し借の道具に足りて鯊を釣る 小田司 馬醉木 200612  
鯊跳ぶやすつてん晴の三番瀬 佐々木よし予 200612  
鯊のとき去りし羽田の海真昼 宮津昭彦 200701  
子の魚籠に鯊の混れりよき日和 野辺祥子 200701  
釣り上げし鯊遊ばせる忘れ潮 土屋利之 ぐろっけ 200701  
潮の底鯊に釣針さがりゆく 西山美枝子 酸漿 200701  
御台場を海より眺む鯊日和 藤原りくを 八千草 200704  
火入れする父の鯊竿先調子 伊藤白潮 200710  
映る灯のあるまで鯊の潮遡る 宮津昭彦 200712  
三人の孫と並びて鯊釣れり 高橋洋子 200712  
寧ろ詩を釣つてゐるらし鯊日和 堀口希望 200712  
短日の鯊口開いて焼かれをり 浜口高子 火星 200802  

2008年9月15日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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掲載年月順です。

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