稲 架 4   100句

朴葉味噌焼くひとつ家に残り稲架   寺内一砂   松相撲

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
牛稲架の意味教はれり峡も奥 中島節子 ぐろっけ 201111  
鉄骨の新しき稲架組み上り 中島節子 ぐろっけ 201111  
そこ此処に連なる棚田稲架小さき 笠井清佑 201112  
稲架襖並び見送る子の列車 城台洋子 馬醉木 201201  
荒海を見据ゑて能登の稲架襖 山口ひろよ 201201  
遠景や津波逃れし稲架襖 佐藤玲子 春燈 201201 三陸
野辺送り稲架林立の畦道を 荒井千佐代 201201  
自家米の稲架掛け残る衣川 森屋慶基 風土 201201  
匂ひ立つ稲架整然と御食つ国 塩見英子 雨月 201201  
丈短き酒米稲架に香りけり 塩見治郎 雨月 201201  
わづかづつ向き違へあり稲架襖 笹村政子 六花 201201  
斜交ひの棒を頼りに稲架を組む 松田明子 201202  
棒稲架の一本ごとの風の音 田村すゝむ 風土 201202  
川に沿ひ小さき田に組む小さき稲架 森幸 雨月 201202  
稲架解きてうきたむ平野がらんどう 池内結 ろんど 201202  
棒稲架や藁屋の形のトタン屋根 根橋宏次 やぶれ傘 201201  
稲架解きの軽トラックの轍かな 天野美登里 やぶれ傘 201202  
稲架に網掛けする漢谷戸の朝 渡邊孝彦 やぶれ傘 201204  
あすか路に鐘の鳴りゐる稲架日和 北崎展江 くりから 201209  
稲架解きて現れし野面や飛鳥寺 北崎展江 くりから 201209  
ぽつぽつとずんぐりと稲架並びをり 赤座典子 あを 201211  
押し移る雲の厚さや棚田稲架 松本三千夫 末黒野 201211  
棒稲架の匂ふ里山棚田道 田中臥石 末黒野 201211  
雨上り稲架に一羽の烏かな 丸山酔宵子 かさね 201212  
山の辺のあをき匂ひの稲架を組む 雨宮桂子 風土 201212  
その裏に小昼の声や稲架襖 谷渡末枝 万象 201212  
荒海の静かなる日の稲架を解く 碇天牛 雨月 201212  
信濃路や稲架木の骨の風に立つ 秋場貞枝 春燈 201301  
稲架組んで赤鉛筆のサインかな 鴨下昭 201301  
組まれゆく稲架の向かうに曼珠沙華 柿沼盟子 風土 201301  
陸奥の雨の棒稲架けものめく 吉田政江 201301 陸奥
海光と潮の匂ひの中に稲架 荒井千佐代 201301  
ゆるぎなきこの家稲架の立ちにけり 藤森すみれ 201301  
関八州統ぶる筑波山へ稲架の陣 石川寿夫 ろんど 201301  
婚礼の荷のほどかるる稲架襖 根本ひろ子 火星 201301  
稲架高く伯耆富士へと掛けるかに 細川知子 ぐろっけ 201301  
稲架の下潜り登校笑い顔 水野弘 ぐろっけ 201301  
稲架低く結ひ了へ憩ふ老農夫 小川玉泉 末黒野 201301  
稲架襖御嶽山の雲晴るる 野畑さゆり 201301  
綿菓子のやうな雲浮く稲架の上 廣瀬雅男 やぶれ傘 201301  
恐竜の骨ぞ空稲架月に吼ゆ 古川忠利 ろんど 201302  
稲架を組む生徒へ終り告ぐる笛 泉和美 末黒野 201302  
荒海を見据ゑて能登の稲架襖 山口ひろよ 201302  
大根干す大き畑に大き稲架 大橋晄 雨月 201302  
忍従てふ言葉のありぬ二段稲架 柿本麗子 千の祈り 201307  
下総を一日ぬくめて稲架日和 林昭太郎 201311  
稲架高しみごと五頭嶺に対峙せり 菅井悦子 201312  
稲架解いて漢五感を研ぎ澄ます 鴨下昭 201312  
道幅の空や七段稲架を組む 小林輝子 風土 201312  
手庇に佐渡を窺ふ稲架日和 森岡正作 201312  
乾ぶ音からぶ香を立て稲架襖 千田百里 201312  
丹生村は父のふるさと稲架並ぶ 石脇みはる 201312  
稲架棒の穴くろぐろと残りけり 大崎紀夫 やぶれ傘 201401  
稲架幾重並ぶやここも横浜市 塩川君子 末黒野 201401  
稲架干に夕日輝く大糸線 増田一代 201401  
稲架掛けや有線はいま「天城越え」 瀬戸悠 風土 201401  
稲架はもう鷺の遊び場風が吹く 佐用圭子 201401  
稲架かけて二上山を近くせり 山本耀子 火星 201401  
山影を山が負ひゐる稲架日和 北川孝子 京鹿子 201401  
放牛の黒点峡の残り稲架 甲州千草 201401  
娶唄など聞えさう稲架襖 小林輝子 風土 201401  
減反の村の淋しき稲架を組む 下平しづ子 雨月 201402  
稲架打ちの谺つつぬけ千枚田 下平しづ子 雨月 201402  
稲架ならぶ民話の里や暮れ初むる 有賀鈴乃 末黒野 201402  
山間や乾く音たつ稲架襖 長田厚子 末黒野 201402  
前衛は稲架襖なり甲斐の城 甕秀麿 201402  
空稲架やペットボトルの忘れ物 金田けいし ろんど 201403
稲架ときて村中軽くなりにけり 吉永すみれ 風土 201411  
大稲架を掛けて一気の落暉かな 兼久ちわき 馬醉木 201412  
うぶすなに棒稲架ならぶ安堵かな 菅野蒔子 末黒野 201412  
高稲架の緞帳掛けし生家かな 山本久江 201412  
父母よそつと開けたる稲架襖 山本久江 201412  
粗筵広げ高稲架外しをり 山本久江 201412  
尼寺や尼が身丈の小豆稲架 森脇貞子 雨月 201412  
稲架ときて村中軽くなりにけり 吉永すみれ 風土 201412  
天が紅稲架は暗きに沈みをり 原田達夫 201501  
すこやかや稲架の端より暮れ始む 齋藤厚子 201501  
稲架解くや日は遠山の背に沈み 齋藤晴夫 春燈 201501  
稲架襖月に眠りを深くせり 樋口英子 201501  
掛け足して真中しなひし大根稲架 佐藤淑子 雨月 201501  
稲架かけて己れ励ます風を享く 鴨下昭 201501  
稲架掛けの赤米束の五つなる 田尻勝子 六花 201501  
引越しのトラックがゆく稲架の道 平居澪子 六花 201501  
電線の雀の群れは棒稲架へ 渡邊孝彦 やぶれ傘 201502  
稲架組んで故山の裾の広がりぬ 田中とし江 201502  
稲架掛けの終り胡坐の男達 岡野里子 末黒野 201502  
四分六にかけたる稲架の裏表 山本久江 201502  
稲架襖影を濃くして暮誘ふ 竹田ひろ子 ろんど 201502  
稲架襖あをき匂ひを放ちけり 笹村政子 六花 201502  
稲架襖八海山の影届く 平居澪子 六花 201502  
段畑のすそひろがりや大根稲架 市川玲子 馬醉木 201503  
稲架木寂ぶ稲のすべてが取り去られ 関桂二 201504  
葬列のかくれ了せぬ稲架襖 木下夕爾 春燈 201508  
稲架ぶすま夜々あたたかき月あげぬ 木下夕爾 春燈 201508  
棒稲架に昼の小雨のきたりけり 大崎紀夫 虻の昼 201510
稲架ときて村中軽くなりにけり 吉永すみれ 風土 201411  
大稲架を掛けて一気の落暉かな 兼久ちわき 馬醉木 201412  
うぶすなに棒稲架ならぶ安堵かな 菅野蒔子 末黒野 201412  
高稲架の緞帳掛けし生家かな 山本久江 201412 稲架→ 5

 

2015年10月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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