初 雪 2      128句

初雪や膵臓のかげうすむらさき    塚本邦雄

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
初雪や出生届済ませたる 中武律子 百鳥 200404  
初雪の街駆け抜ける新幹線 松木清川 ぐろっけ 200404  
初雪の清らを中也に見てほしい 山田をがたま 京鹿子 200405  
初雪や湖のひかりに消ゆことも 荻野千枝 京鹿子 200405  
初雪や嬰児泣く声病棟に 藤田京子 ぐろっけ 200405  
初雪や砂糖菓子めく赤き岩 赤座典子 あを 200410  
初雪を来て穂高嶺の水を汲む 島崎晃 遠嶺 200501  
穂高嶺や双胎地蔵初雪す 島崎晃 遠嶺 200501  
初雪やおばしま赤き太鼓橋 鷹羽狩行 200501  
初雪や笛が先ゆく豆腐売 鷹羽狩行 200501  
蕎麦食べに初雪を踏む途中下車 松橋利雄 春燈 200501  
初雪や白湯にとけゆく藷焼酎 吉弘恭子 あを 200502  
初雪や棒高飛びの棒残り 須佐薫子 帆船 200502  
初雪を踏んで新聞買ひに行く 二口毅 築港 200502  
初雪や街の灯にじむ峠道 鈴木美江 雲の峰 200502  
初雪や遊具に積る園静か 岸野美知子 酸漿 200503  
初雪や子等の天下の造成地 小澤俊子 帆船 200503  
初雪や薄桃色の薔薇一輪 小澤俊子 帆船 200503  
初雪の降りかくしたる大鳥居 堀一郎 雲の峰 200503  
飽きもせず初雪眺めゐたりけり 堀一郎 雲の峰 200503  
初雪やクラス一ぱい手を上げし 寺門丈明 あを 200503  
初雪の小さき雪片降り終はる 辻恵美子 栴檀 200503  
初雪やむかしむかしの父がいる 阿部晴山 200503  
初雪や華奢な達磨が溶け残る 小林むつみ 200503  
東京の初雪を掌に置きしのみ 大西八洲雄 万象 200504  
医王山に初雪来たり馬当番 大坪景章 万象 200504  
初雪のしだいにしんと本気なり 加藤君子 火星 200504  
初雪や竹箒にて掃けば足る 塩田博久 風土 200504  
初雪や傘をすぼめて手を伸べて 内田稔 遠嶺 200504  
初雪や忘るるために傘ささず 加藤峰子 200504  
密密と初雪は手に受くるもの 戸田和子 200504  
初雪や妻を娶りし子の新居 田村時与 200504  
初雪やすずめ寄り添う軒下に 斉藤郁子 200505  
初雪の結晶ポケットに入れもして 大平未知子 200506  
又旅の計画富士の初雪に 稲畑汀子 ホトトギス 200509  
よべの雨富士の初雪かも知れぬ 稲畑汀子 ホトトギス 200509  
初雪の少し消えゐし富士と見し 稲畑汀子 ホトトギス 200512  
病人に初雪を言ふ見たがらず 田口武 さうぢやなくても 200512  
初雪に会ふ子の睫毛しばたたく 柴田雪路 200602  
初雪や阿吽きつねが台座締む 禰寝瓶史 京鹿子 200602  
初雪や赤い靴履く人恋し 高木智 京鹿子 200602 笠間圭子さんを偲ぶ
初雪や陶人形の赤き鼻 澤藤蓑助 200603  
初雪と便りの裾に書き足せり 太田佳代子 春燈 200603  
初雪や吾子の口より乳こぼれ 太田佳代子 春燈 200603  
初雪の掃き寄せられし練供養 大栗須美子 万象 200603  
初雪の街に泊まりし忌日かな 杉浦典子 火星 200603  
初雪に写真一本撮り終る 松崎鉄之介 200603  
初雪の舞ふ洞穴のマリア像 福岡もも 百鳥 200603  
教会を出て初雪を仰ぎけり 石川英利 百鳥 200603  
日暮れつつ初雪となり子等帰る 梅田秀子 酸漿 200603  
初雪の雪女にはなりきれず 近藤幸三郎 風土 200603  
誕生日なりし初雪積るやも 博多永楽 雨月 200603  
初雪の舞い降りてくる朝かな わかやぎすずめ 六花 200603  
初雪のあれよあれよと猫とゐる 安部里子 あを 200603  
初雪の積りて朝の来たりけり 松谷知子 対岸 200603  
初雪や赤き携帯落ちてをり 片岡静子 200604  
頬あかし初雪の橋渡り来て 師岡洋子 ぐろっけ 200604  
初雪に小さき手形ふたつあり あさなが捷 200604  
積りたる初雪に星映りけり 松谷知子 対岸 200604  
初雪の止みし月夜の轍あと 伊藤和子 遠嶺 200605  
北山の初雪積にうどん喰ふ 森津三郎 京鹿子 200605  
初雪やデジカメに撮る吾が一歩 芦川まり 八千草 200606  
初雪となるかも知れぬ旅路かな 稲畑汀子 ホトトギス 200612  
校正を終へ初雪に気づきたる 稲畑汀子 ホトトギス 200612  
初雪に遇ひし喜び齟齬となる 稲畑汀子 ホトトギス 200612  
初雪といはれゐる間に積りけり 稲畑汀子 ホトトギス 200612  
ひとたびは消えてゆく初雪として 稲畑汀子 ホトトギス 200612  
渚ゆく富士の初雪見定めて 小山徳夫 遠嶺 200612  
初雪や翼あるごと沼ひかる 渡邉友七 あを 200701  
笹鳴りの止まぬ夜の明け初雪す 松原智津子 万象 200702  
ほつちやれ鮭初雪の衣を着せらるる 片桐まこと 200702  
初雪のすぐに終つてしまひけり 辻美奈子 200703  
初雪やよく眠る赤子借りて抱く 稲葉ちよこ 風土 200703  
初雪の軒に来てをり尉鶲 河野政恵 酸漿 200703  
初雪の草に残れり欣一忌 小谷延子 万象合同句集 200703  
黒豆を煮る初雪の厨窓 山崎泰世 200704  
初雪の東京午後は日に乾き 宮津昭彦 200704  
嬉しさや回八十の初雪は 守屋井蛙 酸漿 200704  
初雪にみな翳ぬれて昼餉どき 松崎豊 200704  
初雪や少女駈け出す頬の珠 吉弘恭子 あを 200705  
東京に初雪降らす弥生かな 飯田泰子 八千草 200709  
初雪の便りの中に偲びけり 稲畑汀子 ホトトギス 200712  
初雪のみちのくいかに人悼む 稲畑汀子 ホトトギス 200712  
山頂に来し初雪と聞きしのみ 稲畑汀子 ホトトギス 200712  
初雪の消えし鈴鹿の嶺光る 武田巨子 春燈 200712  
初雪のありし津軽に千空逝く 松崎鉄之介 200801 悼 成田千空氏
ちらちらと初雪湖の朽ち舟に 岡野ひろ子 200802  
ゴングなきままの強打を初雪は 大畑善昭 200802  
初雪や背広の時計かざし見る 藤原冬人 火星 200802  
初雪の暮れて小路に人の声 水原春郎 馬醉木 200803  
初雪の消えぬ間にくる次の雪 高橋将夫 200803  
無駄話途絶え初雪降る気配 中原敏雄 雨月 200803  
初雪となる久闊の橋向かう 風間史子 200803  
初雪の嶺々見てよりの旅の膳 小澤克己 遠嶺 200803 野沢温泉
初雪の富士頂を高うせり 川口襄 遠嶺 200803  
初雪の牛舎いつきに香をたつる 湯橋喜美 200803  
みちのくに初雪ありて忌日くる 今橋眞理子 ホトトギス 200804  
初雪やケーキの上の粉砂糖 吉沢陽子 200804  
初雪の微塵の光掬ひけり 和田政子 200804  
初雪や天にもありし予定表 松嶋一洋 200804  
東京の初雪窓を開けしのみ 大西八洲雄 万象 200804  
起きて知る初雪なりし止んでゐし 望月晴美 200804  
初雪や冷凍母乳湯せんして 服部早苗 200804  
初雪に老を忘れて歓喜せり 小山ナオ子 酸漿 200804  
初雪の朝を告げをり鵙の声 青木陽子 酸漿 200804  
初雪に小鳥の残す歩みかな 浅野恵美子 酸漿 200804  
初雪を払ひ水仙匂ひ立つ 君島栄子 酸漿 200804  
初雪の朝つらぬきし鉄路あり 小澤克己 遠嶺 200804  
初雪の傘に弾める心かな 村田文一 遠嶺 200805  
初雪の降りそそぎゆき大地埋む 福盛悦子 雨月 200805  
初雪は束の間なりし粉の舞 八田與四郎 酸漿 200805  
初雪のソウルに二つ忘れ物 火箱游歩 船団 200806  
車上にも初雪残る昼の月 池崎るり子 六花 200806  
山湖従へ初雪の富士消ゆる 稲畑廣太郎 ホトトギス 200809  
満目の朝の木立や初雪す 小澤克己 遠嶺 200902  
初雪の外つ国の地を出立す 猿橋洋子 200903  
初雪はぼたん雪なり峡ゆたか 井関祥子 酸漿 200903  
ひそやかに初雪忌とぞ名づけみる 今橋眞理子 ホトトギス 200904  
病窓に初雪の舞ふ日なりけり 辻口八重子 ホトトギス 200904  
堆き薪初雪の柏原 大谷茂 遠嶺 200904  
初雪に目覚めし庭のしづかさよ 山崎泰世 200904  
初雪や肩の力を抜いてをる 橋本順子 200904  
初雪と聞きたるのみの帯を解く 田部井幸枝 200904  
初雪のうすら浄めに子の新居 北川英子 200904  
初雪や天の恵みを掌に受けつ 鈴木良子 酸漿 200904  
初雪や北へ転居の子等送り 稲次登美子 雨月 200905  
初雪や街の灯のふくらみ来 きくちきみえ やぶれ傘 200905  
会済めば初雪の地へ向かふとて 稲畑汀子 ホトトギス 200911  
仮初のお方と握手初雪に 丸山佳子 京鹿子 201001  
初雪の嶺あらはるる峠なり 阿部ひろし 酸漿 201001  
初雪のひとひら受くる長睫毛 布川直幸 201001  
初雪は地には届かず消えにけり 坂上香菜 201002  
初雪や段だら坂のうへにたつ 吉弘恭子 あを 201002  
初雪の富士真向ひに連句会 中山勢都子 ぐろっけ 201002  
初雪の八ヶ岳(やつ) なだらかな牧草地 小山徳夫 遠嶺 201002  
いしざかに初雪消ゆる葬かな 荒井千佐代 201002  
白山に初雪の来て肉食らふ 卯辰美苗 万象 201002  
初雪の報せ夜半のラヂオより 森山のりこ あを 201003  
初雪を踏む靴音の夜更けまで 泉田秋硯 201003  
初雪や銀糸吐きたる山の木々 岸田爾子 201003  
初雪の積れよ積れ子が眠る 齊藤實 201003  
初雪や歩幅小さき通学路 冨田君代 酸漿 201003  
初雪や化粧さなかの茶臼岳 渡部磐空 201003  
初雪や雪かきに燃ゆ夫のゐる 安部里子 あを 201004  
初雪や甍にありし波模様 小澤昭之 201004  
吾が町の初雪ニュースとなりにけり 篠崎荘市 酸漿 201004  
初雪舞ふ欅並木のその辺り 小林正史 201004  
嵯峨御所に舞ふ初雪のしづかなり 四條進 201004  
初雪をつけ戸袋へ送りけり 大島翠木 201004  
初雪に挑むがごとく歩みゆく 宮崎薫風 201005  
束の間の夜の初雪でありしかな 戸田澄子 末黒野 201005  
幾度も初雪覗く玻璃戸越し 嵐弥生 末黒野 201005  
道迷ひても初雪の富士を見て 稲畑汀子 ホトトギス 201011  
初雪の一瞬の富士見のがさず 稲畑汀子 ホトトギス 201011 初雪→ 3

 

2015年12月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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