初 雪 3       142句

初雪や水仙の葉のたわむまで    芭蕉

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
初雪の伊吹山いぶきに海の光かな 山田六甲 六花 201012  
ピザ店の重き戸押せば初雪に 長谷川鮎 ぐろっけ 201101  
初雪に妣の声聞く加賀訛 辻知代子 201102  
初雪を抱く比叡の日を得たり 鈴鹿仁 京鹿子 201102  
初雪の後の明るき空の青 能勢栄子 201103  
初雪や音沙汰のなき同ひ年 中川すみ子 201103  
北国はもう初雪と年尾の忌 安原葉 ホトトギス 201103  
美山より初雪載せて車来ぬ 横井明子 201103 洛北
お浄めのやうに初雪地を満たす 望月晴美 201103  
初雪も入れ万病の湯なりけり 小形さとる 201103  
初雪やあをあをとして千木の天 雨宮桂子 風土 201103  
初雪に白鳥の白汚れけり 城孝子 火星 201103  
初雪に道行く人は足早に 武智恭子 ぐろっけ 201103  
初雪やむかし残れる今出川 井上浩一郎 ホトトギス 201104  
初雪の尾根を離るる朝日かな 山根正巳 ホトトギス 201104  
身震へば落つ初雪が笹にあり 丸井巴水 京鹿子 201104  
初雪といふ熱きもの降る夜かな 長山あや ホトトギス 201105  
初雪や野は馥郁と鎮もれる 長山あや ホトトギス 201105  
初雪の消息山を降りて来し 稲畑汀子 ホトトギス 201112  
初雪や街より見えぬ消息も 稲畑汀子 ホトトギス 201112  
初雪をたのしと思ふ溶けぬ間は 布川直幸 201201  
初雪は総べて吉事や万葉歌 上辻蒼人 風土 201201  
初雪はちらほらが良し湖荒るる 小澤菜美 201202  
草に乗りはじめ初雪らしくなる 大畑善昭 201202  
東京の初雪を掌に受けしのみ 大西八洲雄 万象 201202  
初雪に山近づける思ひかな 寺田光香 201203  
初雪に遊女の舞の乱れかな 辻香秀 201203  
初雪が帷となりて山隠す 坂根宏子 201203  
初雪をまとひて清し愛宕山 高谷栄一 201203  
あと言へば初雪といふ声のして 辻直美 201203  
墓石に降る初雪のすぐ溶けて 中田禎子 201203  
初雪やわたしは内科妻は外科 松崎雨休 風土 201203  
初雪や列車動かぬ陸奥の駅 河合とき 末黒野 201203  
東京初雪少年の目になりてこそ 堀内一郎 あを 201203  
初雪や此の時が大事と人が云ふ 芝宮須磨子 あを 201203  
初雪をまつりのごとく登校す 小嶋洋子 201204  
初雪の濡す鈴緒や鎮守さま 川村清子 馬醉木 201204  
初雪といへど悔ること勿れ 安原葉 ホトトギス 201205  
初雪のふりこむ笹のにほひかな 根橋宏次 やぶれ傘 201205  
初雪を踏んで朝刊取りに行く 森美佐子 やぶれ傘 201206  
初雪や記憶の中の一詩人 岩岡中正 ホトトギス 201206  
初雪にしてしんしんと夜も降る 北崎展江 くりから 201209  
被災地は初雪と聞くばかりかな 稲畑汀子 ホトトギス 201212  
初雪となりさうな空模様かな 稲畑汀子 ホトトギス 201212  
初雪の話題は軽く聞くばかり 稲畑汀子 ホトトギス 201212  
初雪の便りの被災地へ及ぶ 稲畑汀子 ホトトギス 201212  
初雪や口を開いて子が走る 溝渕弘志 六花 201212  
初雪や人生仕上げの色に似し 石坂比呂子 ろんど 201301  
初雪の知らせ出張先より来 吉田希望 201302  
初雪やおからとジャズと赤ワイン 佐藤凉宇子 ろんど 201302  
高千穂の峯に初雪鳶舞ひぬ 川端俊雄 火星 201302  
初雪や揚げアンパンの粉砂糖 長崎桂子 あを 201302  
初雪の大雪となり街しんしん 鈴木セツ 201303  
初雪に子等の声跳ぶ路地全開 和田政子 201303  
初雪とともに降り立つ故地の駅 石井耿太 火星 201303  
初雪や選挙演説遠くあり 岡野安雅 かさね 201303  
初雪やキラキラキラリ心澄む 山本達人 かさね 201303  
初雪や義士討入図奥の間に 片山博介 春燈 201303  
初雪や語感やさしくやはらかく 安居正浩 201303  
初雪も祝ひてくれし母上寿 杉本光祥 201303  
初雪や妙齢の会釈に路譲る 佐瀬晶子 ろんど 201303  
白といふ初雪の彩掌に 佐瀬晶子 ろんど 201303  
初雪や奥の細道結びの地 明石文子 ぐろっけ 201303  
初雪の根雪となりて橋の上 大日向幸江 あを 201303  
小止みなく舞ふ初雪や魅せらるる 原田たづゑ 春燈 201304  
初雪を踏みしめ一歩一歩かな 鈴木千恵子 万象 201304  
初雪や立ち上がるときゆっくりと 津田このみ 船団 201304  
初雪や人よりも鳥騒ぎをり 小川玉泉 末黒野 201304  
初雪の埋め残せる野川かな 小川玉泉 末黒野 201304  
初雪に望郷つのる一ト日かな 戸田澄子 末黒野 201304  
初雪を屋根に戴く祠かな 濱野新 やぶれ傘 201304  
初雪も天意なりけり青魚の忌 今村征一 ホトトギス 201305  
初雪や母は卒寿を迎へたる 関口かつ子 万象 201305  
初雪をのせる庭下駄写メールに 古林田鶴子 ぐろっけ 201305  
解けきらぬ初雪見つつ山路ゆく 稲畑汀子 ホトトギス 201311  
初雪の大山峨峨と峰を置く 稲畑汀子 ホトトギス 201311  
初雪の残る大山泊りかな 稲畑汀子 ホトトギス 201311  
なごり惜し初雪の大山あとに 稲畑汀子 ホトトギス 201311  
初雪の来し大山に旅名残 稲畑汀子 ホトトギス 201311  
初雪の来るかも知れぬ街に出る 稲畑汀子 ホトトギス 201312  
初雪の知らせに弾む朝かな 横山さくら 春燈 201402  
初雪やタイヤ交換忘じをり 仁平則子 201402  
引き出しの奥の引き出し初雪す 中村洋子 風土 201403  
病室の窓に初雪ちらほらと 能勢栄子 201403  
初雪が積むやとなりの滑り台 はしもと風里 201403  
初雪の道はつらつと子らの傘 松田和子 201403  
初雪やあしたの山河モノクロに 上家弘子 ろんど 201403  
初雪の闇のぬくとき素足かな 山本耀子 火星 201403  
初雪や宙から届く便りとも 塩千恵子 201403  
寺内町に初雪の舞ふ一身田(いしんでん) 遠藤とも子 ぐろっけ 201403  
顔に受く初雪よそに住み慣れて 伊藤希眸 京鹿子 201404  
初雪やテレビは今朝の金閣寺 難波篤直 201404  
術終えて視たり初雪新世界 鎌田悟朗 末黒野 201404  
初雪のものに当たるやすぐ消えて 松本三千夫 末黒野 201404  
初雪は大雪となるいわきの地 渡辺安酔 201404  
立春初雪歯科医の椅子に仰臥して 上谷昌憲 201404  
結晶を葉先に庭を初雪舞ふ 岡山敦子 京鹿子 201405  
笠雲に富士の初雪隠されし 稲畑汀子 ホトトギス 201410  
真夏日に初雪草の咲きにけり 江島照美 201411
初雪と聞きて人事とも思ふ 稲畑汀子 ホトトギス 201412  
初雪の便り身近に聞いてをり 稲畑汀子 ホトトギス 201412  
初雪のしらせありしがそれつきり 稲畑汀子 ホトトギス 201412  
初雪の地より届きしものとして 稲畑汀子 ホトトギス 201412  
初雪のありしと告げて電話切れ 稲畑汀子 ホトトギス 201412  
初雪の襞を顕はに阿蘇五岳 坂上香菜 201501  
初雪の富士や太宰の峠茶屋 田村すゝむ 風土 201501  
初雪の予報聞く夜やキルト縫ふ 松田洋子 201502  
初雪を眺めてゐたる座禅かな 中島玉五郎 201502  
初雪の富士を遠見の散歩かな 齋藤朋子 やぶれ傘 201502  
初雪やうんざりの程降り積もる 長崎桂子 あを 201502  
初雪や上枝下枝と降り渡る 佐藤恭子 あを 201503  
半刻は初雪残る薄日かな 菊谷潔 六花 201503  
初雪の積もることなきビルの街 出口誠 六花 201503  
夫の忌や初雪の富士雲間より 嶋崎豊子 雨月 201503  
初雪の吹雪となれる日の始め 大橋晄 雨月 201503  
初雪や予報はぴたり銀世界 水谷直子 京鹿子 201503  
初雪や息子が恋人連れてくる おーたえつこ 201503  
初氷して初雪の日となりし 山口素基 万象 201503  
初雪ややがて理もるる小屋を去る 北郷和顔 末黒野 201503  
初雪やサンタが磨く赤い靴 木村みどり 春燈 201503  
初雪や渋谷交叉のスマホの子 岡山敦子 京鹿子 201504  
朝富士の初雪化粧して現れし 木村享史 ホトトギス 201504  
初雪を踏みて翁の句碑に会ふ 田伏博子 ろんど 201504  
初雪を猫と眺める硝子越し 松村光典 やぶれ傘 201504  
初雪や深深といふ音聞ゆ 溝淵弘志 六花 201504  
初雪の降り積りけり新都心 鈴木昌子 やぶれ傘 201506  
東京に四月八日の初雪ぞ 神蔵器 風土 201506  
初雪の触れ合ふ音のみなぎれる 竹下陶子 ホトトギス 201507  
初雪や街の灯のふくらみ来 きくちえみこ 港の鴉 201510  
初雪の便りと共に現はれし 稲畑汀子 ホトトギス 201512  
すぐそこに来し初雪の便りかな 稲畑汀子 ホトトギス 201512  
北海の初雪雷と雨霰 山口素基 万象 201602  
初雪を追ふ嬰の眼の澄みまさり 水原春郎 馬醉木 201603  
初雪と聞きて雨戸を直ぐに繰る 上原重一 201603  
この街にいよよ初雪来りけり 土井ゆう子 風土 201603  
初雪のけふは新橋演舞場 丑久保勲 やぶれ傘 201603  
初雪のこんこんこんこ河原町 田邉好美 201603  
初雪の窓に夕映鈴鹿嶺 長崎桂子 あを 201603  
初雪やいつもの場所の番鳩 浅木ノヱ 春燈 201604  
初雪のそれと見る間に横なぐり 青谷小枝 やぶれ傘 201604  
初雪や見渡す限り銀世界 水谷直子 京鹿子 201605  
賀に参ず初雪の富士窓に嵌め 稲畑廣太郎 ホトトギス 201610 初雪→1

 

2016年12月10日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。