初 雀 2   17句

親しさの声をちりばめ初雀    鈴木多枝子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
いつも来る雀なれども初雀 斉藤マキ子 末黒野 201904
光撒き声を散らせり初雀 安斎久英 末黒野 201904
大甍声姦しく初雀 稲畑廣太郎 ホトトギス 202001
中島の松より発てり初雀 森清堯 末黒野 202003
神前は大きな日向初雀 柴田佐知子 202003
初雀マリアの水へ来て遊ぶ 兼久ちわき 馬醉木 202003
新しき皇居塒に初雀 金山雅江 春燈 202004
太郎次郎と慕はるる杉初雀 森清信子 末黒野 202004
揃ひ来て枝膨らます初雀 田中とし江 202007
しづけさや行く人なしに初雀 沼田巴字 京鹿子 202101
日向より日向へ移る初雀 柴田佐知子 202102
一羽二羽籬に弾む初雀 岡野里子 末黒野 202104
天命の余白いつまで初雀 高村令子 風土 202105
初雀膨らみきつてゐる朝 稲畑廣太郎 ホトトギス 202111
輝きて木々より零れ初雀 杉本薬王子 風土 202204
羽音の重なり合うて初雀 吉田悌子 京鹿子 202204
藪抜けて声かけらるる初雀 中田みなみ 202206
初雀 →1

 

2023年1月12日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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