初 詣 6〈初参)     178句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
初詣閻魔の喝を受けに来し 田中貞雄 ろんど 201301  
桐下駄の鼻緒が軽し初詣 山田六甲 六花 201301  
後ろより高き拍手初参り 米田文彦 かさね 201303  
浅草に地下鉄多し初参り 須藤美智子 風土 201303  
まぼろしの神の声聞く初詣 小林久子 201303  
「大吉」を結ぶ晴着や初詣 吉田宏之 201303  
着崩れを直す親子や初詣 川井素山 かさね 201303  
しきたりは長き列なす初詣 田島昭久 かさね 201303  
子の家の平穏祈る初詣 須藤美智子 風土 201303  
指きりの手の中ぬくし初参り 飯田ひでを 201304  
紙垂ゆるる山の社へ初参り 白石正躬 やぶれ傘 201304  
初詣幸先の良き当りくじ 吉田宏之 201304  
あれこれと願ひの数や初詣 横山さくら 春燈 201304  
さまざまの拍手響く初詣 横山さくら 春燈 201304  
いろいろの祠寄り合ふ初詣 今澤淑子 火星 201304  
反り橋を人に揉まれて初詣 石垣幸子 雨月 201304  
故郷のお多賀さんへと初詣 岸本久栄 雨月 201304  
雲竜の鋭き眼浴び初詣 丸尾和子 雨月 201304  
今年又夫を支えて初詣 藤田京子 ぐろっけ 201304  
初詣ファイト太鼓に森ひびく 池田かよ ぐろっけ 201304  
ぬけ道は止めて通さず初詣 池田かよ ぐろっけ 201304  
初詣絵馬に太字の希望校 森本虹泉 京鹿子 201304  
氏神の磴に躓く初詣 松本三千夫 末黒野 201304  
たこ焼屋の横に手相見初詣 丑久保勲 やぶれ傘 201304  
万歩計の一万を越す初詣 久世孝雄 やぶれ傘 201304  
大回りして鳥居を潜る初詣 國保八江 やぶれ傘 201304  
人ゆかぬ神社選びて初詣 矢野百合子 201304  
戦なき平和永遠にと初詣 安藤虎酔 かさね 201305  
初詣真つ先に行く招魂社 大西八洲雄 万象 201305  
敬礼はせず拍手で初詣 田中一美 ろんど 201305  
手をかりて石段登る初詣 長憲一 201305  
縁結ぶ神は遙かぞ初詣 山田六甲 六花 201401  
遷宮の檜皮ひわだ匂へる初詣 山田六甲 六花 201401  
初詣常と変らぬ願ひ事 赤座典子 あを 201402  
踏みしむる一歩々々や初詣 水原春郎 馬醉木 201402  
根の道をひたすら登り初詣 松岡和子 201403  
穏やかな夫と息合ふ初詣 和田政子 201403  
参道に耶蘇説かれをり初詣 塩田博久 風土 201403  
これやこの伏見稲荷の初詣 山口キミコ 201403  
立願を報告にかへ初詣 松崎雨休 風土 201403  
角帯を身の箍として初詣 菅谷たけし 201403  
初詣出雲の国の割子蕎麦 津田富司 201403  
初詣良く働きし手を合す 野坂民子 馬醉木 201403  
襟元のしやきつと決まり初詣 井上静子 201403  
大絵馬の白馬闊歩す初詣 大橋晄 雨月 201403  
風巻くな地揺れるなと初詣 鈴木セツ 201403  
延寿てふ鐘を撞きたり初詣 原和三 末黒野 201404  
宇治上の世界遺産へ初詣 難波篤直 201404  
馬の絵馬風に鳴りゐる初詣 乗光雅子 雨月 201404  
拍手の二つ目強き初詣 山下ひろみ 201404  
山道に人の湧きくる初詣 中野京子 201404  
舞妓らの稲穂かんざし初詣 稲田和子 201404  
平安の建都を偲び初詣 難波篤直 201404  
かくてまだ神にご無理を初詣 中島芳郎 201404  
駿馬の脚欲する祈り初詣 西川みほ 末黒野 201404  
初詣の賽銭電子マネーとは東京愛宕神社 石倉千賀子 末黒野 201404  
初詣加護謝す余生はや米寿 水野節子 雨月 201404  
初詣狐の面の飛び六方 原田達夫 201404  
初詣幸を願ひて鯛撫づる 難波篤直 201404  
初詣出店に多きぽつぽ焼 坂根宏子 野山の道 201404  
神鈴に力こめたる初詣 乗光雅子 雨月 201404  
人混みの中の安息初詣 まつのたく 末黒野 201404  
大釜のあまざけ享けぬ初詣 堺昌子 末黒野 201404  
肩傾げ触れ合ふ笑みや初詣 大西由美子 春燈 201404  
濡れづめの柄杓に木の香初詣 西川みほ 末黒野 201405  
初詣より戻り来し娘の気配 今井千鶴子 ホトトギス 201405  
親は子を子は親思ふ初詣 村田岳洋 ろんど 201405  
水平な階段昇る初詣 松田都青 京鹿子 201405  
青竹の太き手摺や初詣 有賀鈴乃 末黒野 201405  
子安石返してゐたる初詣 ふじの茜 201406  
御手洗の筧あをあを初詣 奥田温子 やぶれ傘 201406  
四代が揃うて祝ふ初詣 三原利枝 璦別冊 201408  
恙無く七十路迎ふ初詣 橋場美篶 末黒野 201411  
玉砂利の音に明けゆく初詣 稲畑廣太郎 ホトトギス 201501
天邪鬼裏鬼門より初詣 田中貞雄 ろんど 201501  
新成人肩を組合ひ初詣 大日向幸江 あを 201503  
丸髷に稲穂挿したり初詣 延川五十昭 六花 201503  
水占の神へ女の初詣 今井妙子 雨月 201503  
風に幣ちぎれんばかり初詣 大橋晄 雨月 201503  
琴の音は春の海なり初詣 大橋晄 雨月 201503  
昼近くなりてぶらりと初詣 廣瀬雅男 やぶれ傘 201503  
やどり木はけやきの簪初詣 池元道雄 馬醉木 201503  
髪を結ひ佃の神に初詣 山口素基 万象 201503  
神鹿の瞳のつぶら初詣 小川玉泉 末黒野 201503  
初詣神酒を重ねてしどろ足 中村ふく子 201503  
初詣ふるまひ酒の木の匂ひ 石川かおり 201503  
形無きものへの祈り初詣 小西和子 201503  
初詣白さ眩しき地球かな 岩梶隆子 201503  
初詣神振り向かす五百円 大堀賢二 201503  
初詣神社の犬に迎へられ 難波篤直 201503  
イケメンの火の番人や初詣 坂上香菜 201503  
御手洗の水やはらかや初詣 塩路五郎 201503  
形なき物への祈り初詣 小西和子 201503  
晩年の列をはなれて初詣 鴨下昭 201503  
一駅を乗つて初旅初詣 森田尚宏 201504  
初詣帰りは屋台に誘はれて 後藤園子 201504  
初詣宇佐神宮の砂利の音 工藤はるみ 風土 201504  
初詣今年は女坂を行く 森田節子 風土 201504  
しんがりをそろそろ進む初詣 野畑さゆり 201504  
干戈なき世を念じたり初詣 阪本哲弘 201504  
御手洗の辺りぬかるみ初詣 瀬島洒望 やぶれ傘 201504  
初詣佳き句授けて下されと 岡安仁義 やぶれ傘 201504  
初詣終へ展望の古都河内 磯野しをり 雨月 201504  
初詣上り下りの手摺かな 松本文一郎 六花 201504  
踏みしめる玉砂利の音初詣 延川五十昭 六花 201504  
初詣たなびくやうに越天楽 田中一美 ろんど 201505  
父の歳越えて帰郷や初詣 神田惣介 京鹿子 201505  
初詣子に手を繋がれて前進す 児玉有希 京鹿子 201505  
琴の音は春の海なり初詣 大橋晄 ホトトギス 201506  
われ初詣妻福袋そんなもの 原田達夫 箱火鉢 201511  
初詣いくさなき世を合掌す 久保東海司 風鈴 201512  
子と孫もふえて十二支初詣 岸本順子 京鹿子 201601  
初詣孫ヘミニチユアランドセル 岸本順子 京鹿子 201601  
押し押され未来志向の初詣 中江月鈴子 201602  
思ひもよらぬ列長かりし初詣 中江月鈴子 201602  
初詣ペンギン歩きの婆混みぬ 池元道雄 馬醉木 201603  
初詣長蛇の列の後につき 岡野ひろ子 201603  
初詣産土の杜深閑と 青野安佐子 201603  
初詣琴平宮の階百段 清部祥子 201603  
晴れ渡る天産土に初詣 大橋晄 雨月 201603  
幼児に一円持たせ初参 大橋晄 雨月 201603  
初詣共にせし子ら帰京せり 大橋晄 雨月 201603  
走り根の強き力や初参賀 遠山みち子 201603  
ご近所に神社があつて初詣 根橋宏次 やぶれ傘 201603  
初詣の帰路にだんごを焼くにほひ 丑久保勲 やぶれ傘 201603  
慎ましく老いを装ふ初詣 長崎桂子 あを 201603  
目の前にチワワの顔や初詣 森直子 あを 201603  
あしたへと階踏みしめて初詣 清水美恵 馬醉木 201604  
初詣の社の空を飛行船 有賀昌子 やぶれ傘 201604  
中吉のおみくじを引く初詣 橋本美代 やぶれ傘 201604  
濡れ羽いろ平安貴族の初詣 奥田筆子 京鹿子 201604  
磴五十雪洞二百初詣 松本三千夫 末黒野 201604  
大釜の甘酒に列初詣 堺昌子 末黒野 201604  
屋台占むる目なし達磨や初詣 西川みほ 末黒野 201604  
塔頭へ逸れて息継ぐ初詣 外山節子 末黒野 201604  
願ひ事ひとつに絞り初詣 中村月代 末黒野 201604  
いくさなき平和を好む初詣 久保東海司 201604  
初詣千本鳥居朱に染まり 村上典子 201604  
焼餅を買うて来しのみ初詣 森真二 201604  
初まゐり修復なりし供養塔 椿和枝 201604  
背より手を振る指初詣 佐藤恭子 あを 201604  
墓参終へ産土神に初詣 久保晴子 雨月 201604  
大樟に注連飾りあり初詣 久保晴子 雨月 201604  
初詣予想はるかの人に酔ひ 久保晴子 雨月 201604  
まほろばの大和三社を初詣 溝内健乃 雨月 201604  
初詣長子に押され磴登る 堀田こう 雨月 201604  
清め砂踏み氏神へ初詣 塩見治郎 雨月 201604  
同胞の揃ひ菩提寺初詣 塩見治郎 雨月 201604  
誰彼に寄り来る鹿や初詣 森礼子 雨月 201604  
謝すことの数多こころに初詣 佐藤貞子 雨月 201604  
初詣人のむらがる東北店 野中圭子 京鹿子 201605  
一盞の御神酒賜はる初詣 長田厚子 末黒野 201605  
浦風に松ケ枝鳴れり初詣 吉永すみれ 風土 201610  
初詣みんなで乗るのは偉人伝 寺田伸一 船団 201612  
ぬくぬくの赤子背中に初詣 山田六甲 六花 201701  
鳶親し荒磯伝ひの初詣 内海良太 万象 201703  
姉妹して五番札所へ初詣 磯野しをり 雨月 201703  
蓬莱のめでたさ求め初詣 手島伸子 雨月 201703  
でかき鈴がらりと鳴らし初詣 廣瀬雅男 やぶれ傘 201703  
初詣警護の声の聞えくる 森美佐子 やぶれ傘 201703  
背伸びして人後に二札初詣 成田美代 201704  
共存の足音軽き初詣 植村蘇星 京鹿子 201704  
階の猫に日当たる初詣 佐渡谷秀一 春燈 201704  
篝火へ闇の攻め来る初詣 松本三千夫 末黒野 201704  
潮の香や入江の宮の初詣 黒滝志麻子 末黒野 201704  
手の平に神木の気を初詣 安斎久英 末黒野 201704  
まつすぐに男坂ゆく初詣 石黒興平 末黒野 201704  
ぼけ封じの護摩木納めぬ初詣 小沼ゑみ子 末黒野 201704  
初詣漢紬の畳み嫉 平澤侃 末黒野 201704  
連れ立ちてぽつくり様へ初詣 鈴木石花 風土 201704  
裾短き母の着付けや初詣 高橋まき子 風土 201704  
腰つつく赤子の靴や初詣 中嶋陽子 風土 201704  
磴百段登り大前初詣 江木紀子 雨月 201704  
長生きが勢揃ひして初詣 笹倉さえみ 雨月 201704  
酉年に猫抱いて往く初詣 秋川泉 あを 201703  
初詣歳の数打つ大太鼓 石森理和 あを 201703  
頂上に石棺ありて初詣 松田明子 201705 初詣 →1

 

2018年1月10日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。