初 鰹 2       24句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
素寒貧それはさておき初鰹 村上葉子 201908
海の青まとへるままや初鰹 門間としゑ 末黒野 201908
杉の木の経木の舟に初鰹 泉一九 やぶれ傘 201908
早朝に売切れ御免初鰹 松本峰春 春燈 202008
金婚へあと二年なり初鰹 斉藤マキ子 末黒野 202008
コロナ騒ぎ食べそこねたる初鰹 田中藤穂 202009
海光をこぼして売らる初鰹 木村公子 202009
初鰹捌き猫にもおすそわけ 小笠原妙子 202009
土佐人や恙もなくて初鰹 赤川誓城 ホトトギス 202010
初鰹さばく手際の漁師飯 柴田近江 202105
逆さまに慣れてバケツの初鰹 森岡正作 202107
鯔背ぶる高下駄の音初鰹 鈴鹿呂仁 京鹿子 202107
初鰹競り値の指の荒々し 鈴鹿呂仁 京鹿子 202107
初鰹大き切り身を大皿に 安齋正蔵 やぶれ傘 202108
初鰹ここは黒潮番外地 鷺山珀眉 京鹿子 202108
産声や音のはじける初鰹 西村白杼 京鹿子 202108
まな板に潮の香りや初鰹 太田良一 末黒野 202108
袈裟懸けの火襷まとふ初鰹 山田和 京鹿子 202201
久々に研ぐ包丁や初鰹 菅野日出子 末黒野 202206
日本晴てふ空のあり初鰹 重実ひとみ 春燈 202208
楽観論ばかりが集ひ初鰹 川高郷之助 202208
事あれど何はともあれ初鰹 石川東児 202212
初鰹土佐の気風に糶られたる 稲畑廣太郎 ホトトギス 202305
八金の手捌き躍る初鰹 稲畑廣太郎 ホトトギス 202305
初鰹 →1

 

2023年5月12日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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