浮 葉 2 29句
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
あぶくひとつ浮葉曼陀羅ほどけたる | 西田孝 | ろんど | 201410 |
蓮浮葉池の底より夜の明けて | 田中佐知子 | 風土 | 201411 |
まつさきに朝日を捉へ蓮浮葉 | 森清堯 | 末黒野 | 201509 |
めくれては浮葉のぴたと水に着く | 大崎紀夫 | 虻の昼 | 201510 |
時々は浮葉にも乗り水すまし | 岡淑子 | 雨月 | 201511 |
睡蓮の浮き葉浮き葉に散紅葉 | 杉山瑞恵 | 雨月 | 201602 |
蓮浮葉明日の水を得たりけり | 本多遊方 | 春燈 | 201608 |
本気とも見えず浮葉のゆうらりと | 笹村政子 | 六花 | 201608 |
手水鉢かたへの鉢に蓮浮葉 | 渡邉孝彦 | やぶれ傘 | 201609 |
混沌のをはりの蓮の浮葉かな | 辻美奈子 | 沖 | 201708 |
蓮浮葉昼からの雨けぶりけり | 寺田すず江 | 槐 | 201708 |
それぞれの位置定まりし浮葉かな | 浜福惠 | 風土 | 201709 |
睡蓮咲く浮葉びっしり日を返す | 中江月鈴子 | 鴫 | 201709 |
八つ橋を叩いて渡る蓮浮葉 | 塩貝朱千 | 京鹿子 | 201806 |
まだ赤き浮葉をつつく稚魚の群 | 浜福恵 | 風土 | 201808 |
水瓶の浮葉隠れに目高たち | 小川玉泉 | 末黒野 | 201808 |
蓮浮葉さつそく亀の頭に突かれ | 南うみを | 風土 | 201907 |
池覆ふ浮葉を打てり俄雨 | 増田裕司 | やぶれ傘 | 201911 |
車椅子にのせてもらふや蓮浮葉 | 竹内悦子 | 喜悦 | 202002 |
蓮浮葉に鯉の口ひげ動きをり | 吉田順子 | 槐 | 202008 |
蓮浮葉鯉のゆらりと貌を出す | 寺田すず江 | 槐 | 202008 |
遠ざかる人まぶしけり蓮浮葉 | 阪倉孝子 | 槐 | 202009 |
人声に震へてもみす浮葉かな | 笹村政子 | 六花 | 202010 |
神苑の蓮の浮葉の諂はず | 鈴鹿呂仁 | 京鹿子 | 202107 |
心字池の蓮の浮葉のゆらぎかな | 六崎正善 | 末黒野 | 202108 |
中州まで蓮の浮葉は途切れなく | 丑久保勲 | やぶれ傘 | 202109 |
鑑真忌近しぽつぽつ蓮浮葉 | 雨宮桂子 | 風土 | 202208 |
母死してすなはち蓮の浮葉かな | 立竹人 | 春燈 | 202209 |
林泉や真鯉ひそめる蓮浮葉 | 菅野日出子 | 末黒野 | 202211 |
浮葉 →1 |
2023年7月16日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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