浮 葉 2     29句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
あぶくひとつ浮葉曼陀羅ほどけたる 西田孝 ろんど 201410
蓮浮葉池の底より夜の明けて 田中佐知子 風土 201411
まつさきに朝日を捉へ蓮浮葉 森清堯 末黒野 201509
めくれては浮葉のぴたと水に着く 大崎紀夫 虻の昼 201510
時々は浮葉にも乗り水すまし 岡淑子 雨月 201511
睡蓮の浮き葉浮き葉に散紅葉 杉山瑞恵 雨月 201602
蓮浮葉明日の水を得たりけり 本多遊方 春燈 201608
本気とも見えず浮葉のゆうらりと 笹村政子 六花 201608
手水鉢かたへの鉢に蓮浮葉 渡邉孝彦 やぶれ傘 201609
混沌のをはりの蓮の浮葉かな 辻美奈子 201708
蓮浮葉昼からの雨けぶりけり 寺田すず江 201708
それぞれの位置定まりし浮葉かな 浜福惠 風土 201709
睡蓮咲く浮葉びっしり日を返す 中江月鈴子 201709
八つ橋を叩いて渡る蓮浮葉 塩貝朱千 京鹿子 201806
まだ赤き浮葉をつつく稚魚の群 浜福恵 風土 201808
水瓶の浮葉隠れに目高たち 小川玉泉 末黒野 201808
蓮浮葉さつそく亀の頭に突かれ 南うみを 風土 201907
池覆ふ浮葉を打てり俄雨 増田裕司 やぶれ傘 201911
車椅子にのせてもらふや蓮浮葉 竹内悦子 喜悦 202002
蓮浮葉に鯉の口ひげ動きをり 吉田順子 202008
蓮浮葉鯉のゆらりと貌を出す 寺田すず江 202008
遠ざかる人まぶしけり蓮浮葉 阪倉孝子 202009
人声に震へてもみす浮葉かな 笹村政子 六花 202010
神苑の蓮の浮葉の諂はず 鈴鹿呂仁 京鹿子 202107
心字池の蓮の浮葉のゆらぎかな 六崎正善 末黒野 202108
中州まで蓮の浮葉は途切れなく 丑久保勲 やぶれ傘 202109
鑑真忌近しぽつぽつ蓮浮葉 雨宮桂子 風土 202208
母死してすなはち蓮の浮葉かな 立竹人 春燈 202209
林泉や真鯉ひそめる蓮浮葉 菅野日出子 末黒野 202211
浮葉 →1

 

2023年7月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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