春の雲 (春雲) 1    234句

二つづつ二つづつあり春の雲    中田みづほ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
制服の仕立て上りて春の雲
山田禮子
きらら
199000
春の雲と遊びて距離のなかりけり
大橋敦子
雨月
199903
鯔に似た春の雲行く生駒山
平井奇散人
船団
199903
大陽に近づき春の雲となる
粟津松彩子
ホトトギス
199907
春の雲をんなも小川跳びこえて
諏訪一郎
遠嶺
199907
いくつものトンネルぬけて春の雲
石山惠子
遠嶺
199907
春雲をどっさり入れて証拠かな
宮崎斗士
海程
199907
涙なめ飴鹹かりし春の雲
坂田和嘉子
京鹿子
199907
春の雲曼陀羅山に湧きつげり
三輪温子
雨月
199907
スイッチは接触不良春の雲
白倉智子
ヒッポ千番地
199908
春の雲ぽこりと卵産み落とす
小枝恵美子
ポケット
199911
放鳥で終る告別春の雲
田中藤穂
水瓶座
200002
好日と言はるるほどに春の雲
稲畑汀子
ホトトギス
200004
春の雲とて青空の一部分
稲畑汀子
ホトトギス
200004
少しづつ心寄りゆく春の雲
大塚民枝
酸漿
200005
ふらここの足が声あぐ春の雲
小野寺節子
風土
200006
縄とびの大円形に春の雲
環順子
遠嶺
200006
春の雲もくもく詰めて綿飴に
塩貝朱千
京鹿子
200006
天平の甍に春の雲迅し
渡辺政子
春耕
200006
森の香の動き初めたり春の雲
江木紀子
雨月
200006
目薬や企業戦士に春の雲
前川弘明
海程
200006
おのが子も連れて一座や春の雲
二瓶洋子
六花
200006
春の雲おおいと呼んでみたくなる
西美知子
円虹
200007
晩年にぽいと乗れさな春の雲
豊田都峰
京鹿子
200007
老父母の住む地へ去ぬと春の雲
二瓶洋子
六花
200007
李白杜甫陶淵明や春の雲
小澤克己
遠嶺
200103
再現のトロイの木馬春の雲
手嶋小夜子
200105
ひょっこりと魔女の来そうな春の雲
成定紋子
船団
200105
隠されし富士は撮れない春の雲
松沢久子
いろり
200106
手の地図のその先思ふ春の雲
曷川克
遠嶺
200106
春雲や母校の見ゆる天守閣
阿部昭子
遠嶺
200106
春の雲故郷に大河ありにけり
小田玲子
百鳥
200106
春の雲講習会は山の上
佐藤京子
百鳥
200106
春の雲夕べの夢がつらなって
成定紋子
船団
200106
魔法瓶湯気が逃げだし春の雲
貝森光大
六花
200107
村の子の靴は大きめ春の雲
今城知子
船団
200108
あすなろとジュゴンになろか春の雲
松山順子
船団
200109
裸婦像は芦屋夫人か春の雲
延原ユキエ
船団
200202
尨犬よそらに浮ばば春の雲
林翔
200204
どこまでが空の領域春の雲
水見壽男
円虹
200204
春の雲浮かし苑駈く人と犬
鈴鹿仁
京鹿子
200204
玻璃に向くフーガの暗譜春の雲
鈴木石花
風土
200205
道化師の呼び集めたる春の雲
大串章
百鳥
200205
春雲の大海原へ影一つ
稲辺美津
遠嶺
200205
寿司買へば箸ついてくる春の雲
中村房枝
六花
200205
薬師寺の二塔の間に春の雲
池尻足穗
雲の峰
200205
纏ひたし羽衣に似る春の雲
松本米子
あを
200205
旗高く揚ぐれば春の雲疾し
今瀬一博
200205
ふり仰ぐみちびき不動春の雲
北村香朗
京鹿子
200206
観音は猫背におはす春の雲
上田繁
遠嶺
200206
川舟の伏せてありけり春の雲
影山わこ
百鳥
200206
ねまりをる風神雷神春の雲
高橋将夫
200206
湖べりの榛の梢に春の雲
石鍋みさ代
春耕
200206
春の雲赤光居土の供花香る
小野誠一
春耕
200206
死ぬるにも借りる人の手春の雲
青山岬
銀化
200206
父を追ふ母に笑顔の春の雲
市川伊團次
六花
200207
春の雲楕円がさくらに伸びたがる
塚本務人
京鹿子
200208
間歇泉まさに突き上ぐ春の雲
山下佳子
200209
お日様は迎春雲のふところに
丸山佳子
京鹿子
200303
見上げたる仔犬の眼つき春の雲
佐藤瑛
帆船
200304
梯子車の伸びて触れしは春の雲
刈米育子
200305
長嘯の一詩かすかに春の雲
小澤克己
遠嶺
200305
カウベルの野にうち出でて春の雲
田中聡子
遠嶺
200305
春の雲自由がほしと独り言
庄野房女
築港
200305
春の雲ローランサンの色になり
川口弘子
築港
200305
春の雲意外に軽き揆釣瓶
山口たけし
雲の峰
200305
通りぬけできる洞穴春の雲
木下野生
200305
春の雲束ねかねたる枝の形
中野京子
200306
春の雲に触れ観覧車降り来る
隅田恵子
雨月
200306
枕木の積み上げてあり春の雲
影山わこ
百鳥
200306
春の雲に紛れさうなる昼の月
北村香朗
京鹿子
200307
 
聖クリスト己が礫負ふ春の雲
水島夜雨
京鹿子
200307
 
雑魚じゃこの穴の深さや春の雲
本多俊子
200307
耳鼻科医も夫も老いたり春の雲
武司琴子
ぐろっけ
200307
大屋根に煙出しあり春の雲
四葉允子
ぐろっけ
200307
まぼろしの麟麟の丈や春の雲
青山悠
200308
両膝をイーゼルがはり春の雲
庄中健吉
200308
春の雲たやすく越ゆる国堺
石井邦子
酸漿
200309
退院し春雲の上にゐるやうな
大橋敦子
雨月
200404
春雲のひろがり阿弥陀来迎図
近藤喜子
200405
ふと駆けし駝鳥に春の雲遠し
豊田都峰
京鹿子
200405
父の頭上にぽつかりと春の雲
鈴木五鈴
草の花
200405
池の橋園児鈴生り春の雲
田中藤穂
あを
200405
寅さんのやうにふらりと春の雲
古林美幸
雲の峰
200405
瞳孔の開くは術なし春の雲
淵脇護
河鹿
200405
春の雲沖に湧きゐて沖所属
塩川雄三
築港
200405
大阪港
八重山の島から島へ春の雲
山下佳子
200406
春の雲一片の詩語反芻す
原田竜子
河鹿
200406
春の雲はつきり映し春の水
松岡路石
対岸
200406
春の雲島ごと沖へ流さるる
小林和子
風土
200406
我が庵はビルの高階春の雲
村田葉子
草の花
200406
忌を修す遠く流るる春の雲
田中藤穂
あを
200406
ビルあはひとどきそうなる春の雲
吉弘恭子
あを
200406
ゆつくりと形を変へて春の雲
城間芙美子
対岸
200406
教室の浮かびあがつて春の雲
小澤克己
遠嶺
200406
写生の子膝向きむきに春の雲
入江和子
ぐろっけ
200406
形少し変へて動かぬ春の雲
二瓶洋子
六花
200407
過去帳や翩翻と浮く春の雲
河内桜人
京鹿子
200407
兄送る炉鳴りに耐へて春の雲
近藤幸三郎
風土
200408
トラックに屍を載せ春の雲
堀内一郎
あを
200503
電信柱さつきは見えぬ春の雲
武田美由
六花
200504
山腹に柚あり春の雲白し
小澤克己
遠嶺
200505
春の雲ひたすら眠る犬の顔
加藤富美子
200505
待春の雲の光りて神の嶺々
有島扇水
河鹿
200505
着陸においてけぼりの春の雲
刈米育子
200506
木化石のゆがむ年輪春の雲
阿部昭子
遠嶺
200506
自転車に乗りくる少女春の雲
西川青女
築港
200506
額縁に収めてみたき春の雲
西川青女
築港
200506
春の雲鐘つく僧のスニーカー
浜和佳子
百鳥
200506
余生とは流れにまかす春の雲
三浦澄江
ぐろっけ
200506
春の雲鯉浮きあがりくずれける
小林時夫
200506
風邪ごこち玻璃ごしに見て春の雲
尾堂Y
河鹿
200507
春の雲野を翳らす程でなし
井上春子
春燈
200507
役終へし煉瓦水門春の雲
坂本ひさ子
遠嶺
200507
根を張つて質素に生きむ春の雲
斉藤道正
遠嶺
200507
半島にトンネル一つ春の雲
水越洋三
百鳥
200507
奥宮はひと山向かう春の雲
櫨木優子
200508
春の風春の雲行く峠かな
武田和代
百鳥
200508
春の雲真綿引き合う姑遙か
真木早苗
八千草
200509
春の雲牛の角双つ曲りたる
瀧春一
菜園
200509
辻汎吉氏作の牛
採氷池あかるみ春の雲わたる
瀧春一
菜園
200509
金を借ととのへて疲る春の雲
瀧春一
菜園
200509
縄の玉ほどきてをれば春の雲
戸栗末廣
火星
200603
春の雲松の根方に富士の山
佐藤喜孝
あを
200603
春雲のかくまで淡き頓悟かな
小澤克己
遠嶺
200604
天国はきつとある筈春の雲
新井佐知子
遠嶺
200605
休日やわたしと春の雲の距離
倉持梨恵
200605
暁光の金色春の雲うごく
柳生千枝子
火星
200605
春の雲螺旋階段のぼりをり
松井倫子
火星
200605
春の雲崩しさざなむ飛鳥川
伊藤伴子
四葩
200605
春雲を育て仔馬を育てけり
大串章
百鳥
200605
工房は漆の匂ひ春の雲
堀木基之
百鳥
200605
春の雲子等に聞きたきことありて
本多俊子
さくらの音
200605
春の雲増え退屈な牛の角
今瀬剛一
対岸
200605
消えられぬ礎石が二十春の雲
今瀬剛一
対岸
200605
春の雲火の山にあり空になし
瀧春一
常念
200606
春の雲燒けてぞ褪する丹の柱
瀧春一
常念
200606
葉櫻吉野
結び目を解きて流るる春の雲
佐藤なか
遠嶺
200606
俳縁の墓参叶へり春の雲
山崎靖子
200606
春の雲鮠の流れのありにけり
竹内悦子
200606
切株に三人が乘る春の雲
佐藤喜孝
あを
200606
燈台としばらく遊ぶ春の雲
清水節子
馬醉木
200607
跳箱をとんでは春の雲に入る
成智いづみ
馬醉木
200607
春の雲山羊はたしかに笑ひけり
奥田弦鬼
風土
200607
水車より湧いてゐるなり春の雲
柴田佐知子
200608
修道院の尖塔を過ぐ春の雲
北村香朗
京鹿子
200608
聞き慣れぬ地名も増えて春の雲
島内美佳
ぐろっけ
200608
膝手術横臥して見る春の雲
竹内千春
ぐろっけ
200608
春の雲回転木馬に翼あり
奥田茶々
風土
200701
どこよりを筑紫次郎とや春の雲
青山悠
200704
アラジンのランプより出づ春の雲
東亜未
あを
200704
とある距離鏡に入れて春の雲
天野きく江
200705
しばらくは孔雀の形春の雲
岩月優美子
200705
羽衣のかろさよ甲斐の春の雲
鷹羽狩行
200705
改築の屋根吊り上がり春の雲
池田光子
200705
杏仁豆腐春雲を掬ふやう
小嶋洋子
200705
思ひ出す人みな笑顔春の雲
斉藤裕子
あを
200705
しばらくは春の雲とも同行す
小林正史
200706
春の雲猫のけんかに遭遇す
倉持梨恵
200706
期待とはとぎれとぎれの春の雲
倉持梨恵
200706
高原の病院見舞ふ春の雲
神田一瓢
雨月
200706
極貧の雲濱邸址春の雲
林日圓
京鹿子
200706
双峯のかたみにかげる春の雲
瀧春一
200706
筑波山
句碑に来てゐる存問の春の雲
岩岡中正
ホトトギス
200708
歩道橋の向こうは春の雲と空
平きみえ
船団
200710
春の雲山陰線がしやべり出す
竹貫示虹
京鹿子
200803
春の雲慈母観音のふくよかに
代田青鳥
風土
200805
仰ぎつつ跨ぐ線路や春の雲
代田青鳥
風土
200805
春の雲沖の遥かを動きゆく
柳生千枝子
火星
200805
屋上より梯子架けたし春の雲
坂上香奈
200806
また一つ夢の生まれし春の雲
東良子
遠嶺
200806
厚みある石に出遇へり春の雲
山崎靖子
200806
銀杏の芽迷ひ込みたる春の雲
神田一瓢
雨月
200806
目の前に落ちてきさうな春の雲
佐藤喜孝
あを
200806
春の雲掩ひ来てより陽の消さる
柳生千枝子
火星
200807
春の雲あると思へば春の雲
岩垣子鹿
ホトトギス
200808
無人駅に花壇のありて春の雲
高倉和子
200903
春の雲象虎麒麟馬羊
稲畑廣太郎
ホトトギス
200904
にはたづみ春の雲ある雨あがり
伊東和子
200905
グランドの足跡真つ直ぐ春の雲
村上助九郎
炎環
200905
遺さるる描きかけの顔春の雲
こがわけんじ
炎環
200905
手も足もなき春雲に君は乗り
久津見風牛
200905
雑巾の縫い目三角春の雲
平野みち代
200905
茂吉忌や野に逍遙の春の雲
安立公彦
春燈
200905
春の雲風車は回るべく回る
冨山俊雄
春燈
200905
水の面を開いて閉ぢて春の雲
西宮舞
200906
春の雲悟りを開く時あらば
片山茂子
遠嶺
200906
春の雲貝置く屋根の網野駅
能勢栄子
200907
釋迦牟尼の堂外びらき春の雲
佐藤喜孝
あを
200907
野の市に影は落さず春の雲
上崎暮潮
ホトトギス
200908
春の雲払うて行きし風ならむ
稲畑廣太郎
ホトトギス
201004
春の雲脱がぬ辺りを富士と見し
稲畑汀子
ホトトギス
201004
絵巻図の幕あひとして春の雲
小嶋洋子
201004
春の雲野に一本の腕枕
丸井巴水
京鹿子
201004
鳥の餌を買ひ足して待つ春の雲
鈴木阿久
201004
一片の志気ひとひらの春の雲
曷川克
遠嶺
201005
春の雲掴み損ねし手長猿
矢口笑子
春燈
201005
まだ醒めぬ山にほほずり春の雲
千田百里
200605
海上の右側通行春の雲
柿沼盟子
風土
201005
片々の春の雲浮く阿蘇五岳
伊藤敬子
201005
すべり来る毬を春の雲に投げ返し
小沢吉野
201005
風の鳴る大吊橋や春の雲
澤井玲子
201005
亀の背に浮力重力春の雲
七種年男
201006
アルパカの親子のまぶた春の雲
田中藤穂
あを
201006
春の雲一朶過ぎゆき石舞台
佐々木みどり
馬醉木
201007
フラミンゴ片足眠り春の雲
村上絢子
馬醉木
201007
凸凹のどちらも主役春の雲
高橋将夫
201007
一切は顛倒夢想春の雲
高橋将夫
201007
仙人の落ちた穴あり春の雲
栗栖恵通子
201007
春の雲しばらく映す道路鏡
柴田志津子
201007
春の雲影も動かず足立山
山口博通
ぐろっけ
201008
雪残る甲斐駒春の雲に在り
田宮勝代
酸奬
201008
春の雲このままわれを逝かしむるか
小澤克己
遠嶺
201008
たちまちに風となりたる春の雲
小澤克己
遠嶺
201008
棒道を信濃へ急ぐ春の雲
清水美子
春燈
201103
まっさらのスニーカー履き春の雲
伊庭玲子
201105
春の雲神先導の八咫烏
長濱順子
201105
紫の遠山春の雲動く
成田美代
201105
春の雲貨車に積まれし牛の瞳に
成瀬櫻桃子
櫻桃子選集
201105
丘の上の教会の塔春の雲
樺山翠
雨月
201105
肩まろき京の山なみ春の雲
上原恒子
雨月
201105
羽衣を干したるさまに春の雲
前川ユキ子
201106
対岸の近代ビルや春の雲
片岡久美子
201106
吊革の音鳴るカーブ春の雲
倉持梨恵
201106
春の雲青き手帖のつかひぞめ
豊田都峰
京鹿子
201106
日和かなぽかりぽかりと春の雲
山口まつを
雨月
201106
煙草の輪顔の上にも春の雲
貝森光洋
六花
201106
春の雲すでに子の目は乗つてをり
藤野力
馬醉木
201107
春の雲影ゆつたりと千枚田
浅川幸代
末黒野
201107
放射線漏らす原発春の雲
佐藤健伍
201107
採血の小さき枕や春の雲
内藤三男
ぐろっけ
201107
何事も無きかの如き春の雲
八幡操
ぐろっけ
201107
春の雲遊ばせ葛城古墳群
上辻蒼人
風土
201201
とどきさうふはりたつぷり春の雲 森理和 あを 201204  
青天井早春の雲二三片 田中藤穂 あを 201204  
春の雲うすうす富士を隠したる 大橋晄 雨月 201204  
デパートのとんがり屋根や春の雲 川崎雅子 春燈 201205  
太陽を見せて隠して春の雲 青木ちづる 201205  
スカイツリー迂回してゆく春の雲 久染康子 201205  
春の雲旋回つづく鳩の群 森理和 あを 201205  
ゆく春の雲へ梯子をのばしけり 近藤牧男 六月 201206  
春の雲日矢もれ後の通り雨 長島清山 かさね 201206  
いつまでも頭の真上春の雲 黒木東吾 やぶれ傘 201206  
春の雲東京マラソン三万人 北村香朗 京鹿子 201206  
春の雲午後の小さき使いみち 北村香朗 京鹿子 201206  
ひとかきの手波にくづる春の雲 笹村政子 六花 201206  
春の雲国旗に風の溜まりをり 林いづみ 風土 201207  
なに摘むとなくねころんで春の雲 根橋宏次 やぶれ傘 201207  
又ひとつ春の雲ゆく法隆寺 北崎展江 くりから 201209  
恋しきはみな逝きし人春の雲 酒井秀郎 返り花 201211  
おいしさうよやはらかさうよ春の雲 原友子 201302  
干満の春の雲にもありにけり 山田六甲 六花 201304  
また会へる別れや春の雲ひとひら 五十嵐章子 201305  
切岸の上たしかなる春の雲 中田のぶ子 ろんど 201305  
朝のチャイム夕ベのチャイム春の雲 すずき巴里 ろんど 201305  
ハモニカの音色は今も春の雲 森理和 あを 201305  
口笛が今なら吹ける春の雲 定梶じょう あを 201305  
春の雲ワンデイパスとティーボトル 陽山道子 船団 201306  
窯元の煙のなじむ春の雲 井口淳子 201307  
春の雲ゆつたり流るふるさとへ 池田光子 201307  
春の雲仲よき父母の道行か 西川春子 春燈 201404  
春の雲沈下あらはな田水にも 齋藤泰子 春燈 201404  
青空にさつと一筆春の雲 石川かおり 福袋 201404  
翻車魚のやうにたゆたふ春の雲 関根揺華 201405  
虫ピンで止めてもみたき春の雲 林昭太郎 201405  
春の雲さやうならとはまだ言はぬ 安居正浩 201406  
春の雲残して空の晴れ上がる 松村光典 やぶれ傘 201406  
春の雲天女の衣靡きをり 岩月優美子 201406  
春の雲踏みて渡るや臥龍橋 和田郁子 201406  
晩節の行方は何処春の雲 阪倉孝子 201406  
水明かりして春の雲遊びけり 上辻蒼人 風土 201406  
帯解きて春の雲にもなりぬべし 柳川晋 201406  
退職の両肩軽し春の雲 森岡正作 201406  
春の雲を突きぬく気魄天狗岩 山崎里美 201407 春の雲 →2

 

2020年3月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。