春の風邪 4      72句

こいびとを日がな眺めて春の風邪    池田澄子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
街角や春の風邪引く予感あり 吉田香津代 201505  
やるせなく微熱つづきて春の風邪 東野鈴子 雨月 201506  
春の風邪旅の余韻と混沌と 赤座典子 あを 201506  
かこつくる晩酌の量春の風邪 小松誠一 201506  
春の風邪言ひ触らしては癒えにけり 相良牧人 201507  
春の風邪再放送のドラマ見て きくちきみえ やぶれ傘 201507  
春の風邪橋を仰いでゐるやうな 佐藤喜孝 あを 201510  
春の風邪目元が語る佳人かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201602  
先づ鼻が喉が頭が春の風邪 稲畑廣太郎 ホトトギス 201602  
ことづては欠席といふ春の風邪 稲畑汀子 ホトトギス 201602  
夜具に咳深く滲ませ春の風邪 布川直幸 201603  
緩衝材ぷちぷち潰す春の風邪 栗原公子 201604  
日の丸を父も持たざり春の風邪 佐藤喜孝 あを 201604  
言葉尻ひろはれて居る春の風邪 中川句寿夫 あを 201604  
薬袋三粒のこりて春の風邪 森理和 あを 201604  
句集置き眠りつづける春の風邪 秋川泉 あを 201604  
春の風邪夕べは何を食べたっけ 秋川泉 あを 201604  
春の風邪ボレロのやうにくり返し 山本喜朗 雨月 201604  
知恵熱と笑ひとばして春の風邪 豊谷ゆき江 春燈 201605  
装へば気力の戻る春の風邪 宮平静子 雨月 201605  
春の風邪大黒様の大薬袋(だいやくたい) 有松洋子 201606  
身を叱り叱りて春の風邪ぬかす 宮坂恒子 201606  
聴くだけのラジオ体操春の風邪 菊池洋子 やぶれ傘 201606  
マスクして目でもの言へり春の風邪 福島せいぎ 万象 201606  
骨休め骨休めとて春の風邪 河野美奇 ホトトギス 201607  
お喋りに変はりなかりし春の風邪 河野美奇 ホトトギス 201607  
ビタミンの酸味の強さ春の風邪 小山陽子 やぶれ傘 201607  
女にも口ひげのあり春の風邪 松田泰子 末黒野 201607  
春の風邪欠席多き会となる 稲畑汀子 ホトトギス 201702  
その後の話となりぬ春の風邪 稲畑汀子 ホトトギス 201702  
又一人春の風邪てふ消息に 稲畑汀子 ホトトギス 201702  
春の風邪尾を引くままに癒えしこと 稲畑汀子 ホトトギス 201702  
何となく抜けきらぬとは春の風邪 稲畑汀子 ホトトギス 201702  
BもAB型も春の風邪 稲畑汀子 ホトトギス 201702  
欠席と告げ春の風邪とは云はず 稲畑汀子 ホトトギス 201702  
一句会済み癒えてゐし春の風邪 稲畑汀子 ホトトギス 201702  
旅多き日よ春の風邪よせつけず 稲畑汀子 ホトトギス 201704  
春の風邪引いたかも熱出てるかも 稲畑廣太郎 ホトトギス 201704  
身のどこか靄いつまでも春の風邪 近藤喜子 201705  
帳箱に隠し抽斗春の風邪 中川句寿夫 ここのもん 201705  
言葉尻ひろはれて居る春の風邪 中川句寿夫 ここのもん 201705  
豊かなる刻賜りぬ春の風邪 田原陽子 201705  
気迷ひの芯に居座る春の風邪 菅原健一 201705  
しばらくは居座るつもり春の風邪 吉川隆 春燈 201705  
春の風邪肩に疲れの残りけり 古川幸子 春燈 201705  
胃薬で快方に向く春の風邪 稗田寿明 201707  
百薬の長を一服春の風邪 谷口一献 六花 201707  
春の風邪樹海に沈むごと眠る 押田裕美子 201706  
旅疲れとも春の風邪心地とも 稲畑汀子 ホトトギス 201803  
春の風邪いつか忘れて旅にあり 稲畑汀子 ホトトギス 201803  
春の風邪忘るるほどに癒えしこと 稲畑汀子 ホトトギス 201803  
吃水線身にあるごとく春の風邪 森岡正作 201804  
白日の静けさ春の風邪心地 藤岡紫水 京鹿子 201804  
ぬるき湯に二度目の不覚春の風邪 藤岡紫水 京鹿子 201805  
強がりのよわみに勝てぬ春の風邪 中野さき江 春燈 201805  
自販機の遠慮なき音春の風邪 丸井巴水 京鹿子 201806  
宇宙より一直線に春の風邪 江見巌 六花 201806  
猫が餌を食む音遠く春の風邪 松井季湖 201806  
スリッパの音よくひびく春の風邪 山田健太 風土 201806  
一睡の夢覚め春の風邪の床 亀卦川菊枝 末黒野 201806  
膝の猫居すわって居り春の風邪 長沼佐智 船団 201809  
春の風邪長引き最期かともふと 安原葉 ホトトギス 201810  
治つても治つてもなほ春の風邪 稲畑汀子 ホトトギス 201903  
春の風邪まだひきずつてをりしこと 稲畑汀子 ホトトギス 201903  
治りさう治りさうにも春の風邪 稲畑汀子 ホトトギス 201903  
癒えてなほ体のどこか春の風邪 稲畑汀子 ホトトギス 201904  
春の風邪髪が何ともまとまらず 須賀敏子 あを 201904  
蜂蜜に匙とられたる春の風邪 植田桂子 馬醉木 201906  
図書履歴にわたしがみえる春の風邪 はしもと風里 201906  
転た寝のまま暮れゆくや春の風邪 榊山智恵 末黒野 201906  
春の風邪歯車の透くオルゴール 山浦紀子 春燈 201907  
春の風邪ならぬ奇病の白マスク 亀田虎童子 202005 春の風邪→1

 

 

2020年4月24日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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