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花の雨 2     70句

おもひ川渡れば叉も花の雨    高浜虚子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
綾取りの梯子の出来ず花の雨 竹中昭子 百鳥 200506  
伶人の笙温むる花の雨 園多佳女 雨月 200506  
花の雨鴉は嘴をもてあまし 寺門丈明 あを 200506  
大僧正翳す大傘花の雨 森山のりこ あを 200506  
花の雨上がる蚯蚓のいくところ 吉弘恭子 あを 200506  
しつけ糸抜くも抜かぬも花の雨 濱田萬里子 河鹿 200507  
観音の薄衣ぬらす花の雨 高原純徳 河鹿 200507  
花の雨カメラで狙ふひと雫 鎮田紅絲 200507  
留守宅は震度五に遭ふ花の雨 三輪慶子 ぐろっけ 200507  
せきとめし巡査と濡るる花の雨 中村汀女 200507  
見上ぐれば身に降りかかる花の雨 兼子栄子 酸漿 200507  
花の雨手ごころ加へたまへかし 山田夏子 雨月 200507  
目撃者捜す看板花の雨 杉江美枝 百鳥 200507  
表札は三業組合花の雨 村上葉子 百鳥 200507  
悪人のままに往生花の雨 大高芭瑠子 炎夏 200507  
消燈に闇やはらかき花の雨 高木杏子 馬醉木 200508  
骨董の壺ふくよかに花の雨 伊藤雅子 200508  
水湛へ湖静もれり花の雨 君島栄子 酸漿 200508  
宮城をにはかに隠し花の雨 松井洋子 ぐろっけ 200508  
点眼の一滴花の雨冷ゆる 葛馬房夫 雨月 200508  
陶工の筆こまやかに花の雨 三好かほる 万象 200509  
花の雨鴎のつばさゆきかへり 瀧春一 菜園 200509  
ひと日居て初島はしまを見ざり花の雨 瀧春一 菜園 200509  
花の雨勇士の遺影濡れて通る 瀧春一 菜園 200509  
祝ぎ心沈めたるより花の雨 稲畑汀子 ホトトギス 200604  
わたくしの壊れる音か花の雨 ことり 六花 200605  
流し目のやうな筆跡花の雨 ことり 六花 200605  
軒下のしばしもよけれ花の雨 林翔 馬醉木 200606  
亡き人に叙勲報さむ花の雨 市ヶ谷洋子 馬醉木 200606  
明日館学舎やことに花の雨 鈴木榮子 春燈 200606  
花の雨をみな優しき眼もつ 清水公治 200606  
唐草の風呂敷包み花の雨 安田青葉 対岸 200606  
業平橋傘に音なき花の雨 名取袿子 200607  
花の雨檻のライオン欠伸継ぐ 沼口蓬風 河鹿 200607  
花の雨キリンの首を滑り落つ 森永敏子 河鹿 200607  
階にぼんぼり寝かす花の雨 山田美恵子 火星 200607  
墓塚も陵もまた花の雨 西畑敦子 火星 200607  
途中まで相傘頼む花の雨 中村碧泉 ぐろっけ 200607  
花の雨明日は入学式なりぬ 霜嵜恵美子 六花 200607  
花の雨孔雀高みに止まりをり 大山文子 火星 200609  
み吉野の逢魔が時や花の雨 佐土井智津子 ホトトギス 200610  
滝壺に降り込む合歓の花の雨 浜口高子 火星 200610  
花の雨会へずじまひの紅を拭く 樋口みのぶ 200611  
北を向く後醍醐帝に花の雨 稲畑廣太郎 ホトトギス 200704  
盛りには旅にありしと花の雨 稲畑汀子 ホトトギス 200704  
一日で咲き進みたる花の雨 稲畑汀子 ホトトギス 200704  
止みさうに止みさうに又花の雨 稲畑汀子 ホトトギス 200704  
太陽の所在のありし花の雨 稲畑汀子 ホトトギス 200704  
水底の魚にとほるや花の雨 百瀬七生子 海光 200705  
花の雨先づ竹幹に走りけり 林翔 200705  
花の雨城下の町の鍵曲り 名取袿子 200706  
太閤の数寄屋も荒れて花の雨 大井邦子 ぐろっけ 200706  
焦げ深き仏身坐せり花の雨 山田美恵子 火星 200706  
馬車まはし一巡したり花の雨 岡和絵 火星 200706  
占ひを立ち読みしをり花の雨 藤田素子 火星 200706  
お干菓子で荼毘の順待つ花の雨 荒井千佐代 200706  
初花の雨となりけり播磨坂 八木下巌 200706  
窓を入るのこんのさむさ花の雨 瀧春一 200706 相州鵠沼
大天狗置かれありけり花の雨 石脇みはる 200707  
花の雨勧請縄の竜頭めく 須賀遊子 200707  
清水は舞台の高し余花の雨 山口天木 雨月 200707  
空いつか岳の消えゆく花の雨 永見嘉敏 酸漿 200707  
鳥たちの帰りし後の花の雨 平島利男 酸漿 200707  
神域の四隅に柱余花の雨 小澤克己 遠嶺 200708  
はらからの集ふ温泉の里余花の雨 村生翠 雨月 200708  
余花の雨ガラシヤ自刃の邸跡 山下佳子 馬醉木 200708  
卯の花の雨滴の光る飛騨路かな 市川十二代 ぐろっけ 200709  
紫陽花の雨を重ねて色の濃し 島崎勇作 酸漿 200709  
笠地蔵むらさきけむる花の雨 花島みゆき 八千草 200710  
繁昌せし田名水郷や余花の雨 森一枝 八千草 200712  

 

2008年4月2日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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