花 見 2        105句

年寄の腰や花見の迷子札    一茶

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
半生の婚約指輪失す花見 品川鈴子 ぐろっけ 200405  
男に伍し花見の屋台組みをりぬ 板橋智恵子 百鳥 200406  
西安の人の花見に交りけり 宮津昭彦 200406  
花見るより花見する人面白し 池水雅子 200406  
お花見の男羽釜で飯焚けり 杉谷文江 200406  
引揚の丘や花見のロシヤ人 浜明史 風土 200406  
古木にも若木にも花見頃なり 稲木款冬子 築港 200406  
花見酒酔天国は椅子占領 上岡末喜 築港 200406  
昼深し燠の崩るる花見茶屋 木下節子 雲の峰 200406  
川添ひの町裏も見て花見船 木下節子 雲の峰 200406  
愛しむも惜しむもけふの花見酒 若山実 雲の峰 200406  
花見にはあらねど花見がてらなり 阿部ひろし 酸漿 200406  
入院の夫と窓辺の花見かな 小石秀子 酸漿 200406  
異国にて今年の花見納めたり 河井富美子 ぐろっけ 200406  
花見船人を入れ替へ通りゆく 中島瑞枝 百鳥 200407  
駐在に花見の地図を貰ひけり 斉藤利男 百鳥 200407  
花見より花見の人等見てをりぬ 鈴木えり子 百鳥 200407  
花見酒酒飲む人と笑ふ人 西塚成代 六花 200407  
借景の花見してゐる二階かな 志方章子 六花 200407  
タクシーの遠廻りして花見かな 岩松八重 六花 200407  
カメラなき軽さ悔やめる花見かな 林裕美子 六花 200407  
惜しみなく刻の過ぎゆく花見かな 下平しづ子 雨月 200407  
世捨舟すなはち花見舟なりし 小澤克己 遠嶺 200407  
杖をひき車椅子押し花見かな 沼田蓬風 河鹿 200407  
スロープの工事花見に間に合はず 加藤峰子 200407  
野良猫のおねだり受けし花見客 島内美佳 ぐろっけ 200407  
丁髷の男が花見団子売る 大信田梢月 万象 200408  
本山を花見の客として訪へり 橘澄男 山景 200408  
お花見のさきがけ河津桜かな 松崎鉄之介 200504  
花見茶屋関所となりて越えられず 稲畑廣太郎 ホトトギス 200504  
花見船出る前からの大宴 泉田秋硯 黄色い風 200505  
遠余所とおほごゑ放つ花見会 吉弘恭子 あを 200505  
愛車とて自転車二台花見地区 鈴木榮子 春燈 200506  
友達の友達そして花見酒 近藤牧男 春燈 200506  
お花見の話まとまる外科医院 波田美智子 火星 200506  
花見船上り下りの灯を交す 藤原照子 200506  
花見頃一家終日屋根を葺く 豊田麗水 築港 200506  
吾が余生いつまで続く花見酒 藤原一路 築港 200506  
盛り上げる人ゐて花見盛り上がる 大槻洋子 築港 200506  
調子よき音となりたる花見船 冨士谷洋治 築港 200506  
車椅子十三台の花見かな 山本敏子 帆船 200506  
花見待つ靖国通り和菓子店 町田喜久 帆船 200506  
ウイークデー花見酒まだ昼なるぞ 大橋晄 雨月 200506  
とんぼ玉首に揺らして花見かな 山崎祐子 栴檀 200506  
連れ立ちて犬の太郎も花見かな 増田八重 酸漿 200506  
お花見の蕾太りて空仰ぐ 西塚成代 六花 200506  
隅田川の花見の夫の人力車 安井和子 200506  
町内に雷神公園花見会 東亜未 あを 200506  
転舵して俗世に戻る花見船 永井雪狼 200507  
終焉は明日かも知れず花見せむ 安達加寿子 200507  
裾蹴つてインド夫人の花見かな 中村恭子 200507  
沖にゐて陸静かなる花見かな 深澤鱶 火星 200507  
蕾固き大阪城に花見茣蓙 宮原利代 ぐろっけ 200507  
火事二件花見日和の明日香村 河合佳代子 栴檀 200507  
喜寿の義母姿勢崩さず花見かな 西塚成代 六花 200507  
花見人動物園は素通りに 松尾緑富 ホトトギス 200508  
バチカンの追悼よそに花見酒 根本随縁 200508  
東京の花見新幹線で着く 嶋田一歩 ホトトギス 200509  
星々も空より花見してをりぬ 松村響子 四葩 200601  
人間の穴だらけなり花見酒 佐藤喜孝 あを 200604  
赤ん坊に花見せてゐる女香具師 山尾玉藻 火星 200605  
飼ひ馴らす携帯電話花見人 上谷昌憲 200606  
再びの叶ふ花見よ母と娘と 皐美智子 四葩 200606  
また今年移動期来たる花見かな 伊藤セキ 酸漿 200606  
花見とて夫の背探すことばかり 小林れい 酸漿 200606  
身仕度もきりりと母の花見かな 浜中トキ子 酸漿 200606  
しんがりは七輪下げて花見客 内海保子 万象 200606  
菓子箪笥花見団子の納めらる 東亜未 あを 200606  
日本語の上手な人よ花見酒 斉藤裕子 あを 200606  
夕風に腰振る提灯花見酒 山元海郎 河鹿 200607  
百獣を花見に誘ふ動物園 山元海郎 河鹿 200607  
幔幕の内より呼ばる花見かな 助口弘子 火星 200607  
たつぷりの以上待たされ花見膳 齋籐厚子 200607  
病む妻と花見はこれが最後かも 嶋木勝次郎 遠嶺 200607  
心拍にスイッチ入る花見刻 窪田米子 遠嶺 200607  
男より女が強し花見酒 高倉恵美子 200607  
花見衆搦手門をうつむき出る 石橋林石 200607  
花見衆に押されて入りぬ大手門 石橋林石 200607  
残年の一日使ふも花見とて 守屋井蛙 酸漿 200607  
肩書きの取れし顔ぶれ花見酒 千坂千津恵 200608  
大学を法人化して花見茣蓙 達山丁字 200608  
車椅子のムーンウォーク花見とて 岡谷栄子 200608  
首かしぐ池畔の亀の花見かな 吉本淳 ぐろっけ 200608  
何はともあれ錦城の花見むと 本城布沙女 雨月 200608  
花衛士の花見るいとまあらばこそ 本城布沙女 雨月 200608  
一艘の殊に明るき花見船 青山丈 200608  
花見茶屋推敲七分酒三分 稲畑廣太郎 ホトトギス 200704  
花見弁当調達係拝命す 伊藤白潮 200705  
方眼紙ノート縦横使ひ花見地図 鈴木榮子 春燈 200705  
子と孫を医者に仕上げてお花見に 八木葉子 酸漿 200705  
乗客の片寄りしるき花見舟 本藤みつ 200706  
花見案内の印半纏染井とあり 大塚美孝 200706  
病室の窓の顔々花見をり 大橋敦子 雨月 200706  
箸配るこれも一役花見酒 伊藤希眸 京鹿子 200707  
結論の出るまでのばす花見かな 樋口みのぶ 200707  
病持つ友の歩みで花見せり 井上加世子 ぐろっけ 200707  
深大寺花見の後の手打蕎麦 金子八重子 酸漿 200707  
花見船眺め白鳥抱卵期 宮川秀穂 200708  
対岸と云ふ距離置きし花見かな 原三猿子 ホトトギス 200709  
花見しも一月経ずに真桑瓜 松崎鉄之介 200709  
窓越しに花見している仏間かな 花島みゆき 八千草 200710  
花見船魞をおほきく迂回せり 浅田光代 風土 200711  
この後の化粧幾たび花見舟 衣斐ちづ子 200801 花見 3→

 

 

2014年4月10日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。