花 人     107句

花人  桜人

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
花人と行き交ふ道も通らねば 稲畑汀子 ホトトギス 199904  
花人の下山を急ぐ雨催ひ 山田弘子 円虹 199906  
小雨にも花人に園混み合ひて 岩瀬操舟 円虹 199906  
花人に忘れられたる傘一つ 稲畑廣太郎 廣太郎句集 199912  
花人となる残業を終へてより 谷泰子 ぐろっけ 200002  
いつぱしの花人らしく撮られたり 曽根久順 200006  
涙して花人の中走りぬけ 山本万治子 円虹 200007  
花人にならねばならぬやうに下車 三村純也 ホトトギス 200008  
花人のたれもが花の命いふ 久保田雪枝 雨月 200106  
花人の火の不始末と思はるる 稲畑汀子 ホトトギス 200204  
肩の荷のおりたるよりの花人に 小田ひろ 円虹 200206  
花人を集め西行庵の寂 稲畑廣太郎 ホトトギス 200209  
花人に蹤きて歩幅を思ひ知る 斎藤棹歌 200306  
清水の舞台花人溢れたる 奥田妙子 ぐろっけ 200307  
松籟を来て花人となりにけり 影山わこ 百鳥 200307  
花人の去りて風鐸鳴り出しぬ 風間邦子 200307  
花人となりて三日の京巡り 清水令子 帆船 200307  
花人の一人となりしタイを解く 青山丈 200308  
国籍はさまざま京の花人ら 谷泰子 ぐろっけ 200308  
花人といふも吉野にありてこそ 今井千鶴子 ホトトギス 200309  
花人といふ親しさに語らへる 安原葉 ホトトギス 200310  
先づ帝に詣づ高貴な花人よ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200404  
城行きのバス乗り惑ふ花人ら 品川鈴子 ぐろっけ 200405  
花人に夜風ゆたけき駐屯地 川野喜代子 雲の峰 200406  
装ひし花人田舎訛りにて 奥村光子 築港 200407  
旅人として花人の群にあり 松内佳子 百鳥 200407  
花人となりて一茶の里桜 平田紀美子 風土 200408  
七種や老に足したる花人参 沼田巴字 京鹿子 200501  
花人となりゆく過程ありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200504  
花人をどつと吐き出す駅に待つ 稲畑汀子 ホトトギス 200504  
花人の溢るる街へ家居解く 稲畑汀子 ホトトギス 200504  
さんざめくとは花と花人と花 稲岡長 ホトトギス 200505  
花人として大手門くぐりけり 釜井瞳子 対岸 200506  
花人に囲まれてをる辻楽士 灘秀子 200507  
麗しき大和言葉の花人等 下平しづ子 雨月 200507  
花人やだれもやさしき瞳もち 松本安弘 六花 200507  
連れ立ちて二歳児もまた花人に 高浜礼子 ホトトギス 200508  
楽市や花人誰も立ち寄らず 二瓶洋子 六花 200508  
花人の重さで沈みさうな山 木暮陶句郎 ホトトギス 200508  
ひとり来し吾も花人にちがひなし 宇田秋思 ホトトギス 200509  
幽谷の天女花人寄せず 松山正江 河鹿 200509  
花人へ都営大江戸線に乗る 嶋田一歩 ホトトギス 200509  
花人にかかはりもなき四十雀 阿部ひろし 酸漿 200605  
花は花人は人にて賑はしき 阿部ひろし 酸漿 200605  
花人のすぐこころみし陀羅尼助 瀧春一 常念 200606  
花人となりて社に手を合はす 福澤乙 酸漿 200606  
みささぎや花人あらず雨繁し 瀧春一 常念 200606  
花人の餉ついてゐる竹の箸 山田美恵子 火星 200607  
花人となる石橋を渡りけり 鹿野佳子 200607  
み吉野の花人となる旅路あり 稲畑汀子 ホトトギス 200704  
上野駅花人ならむ遊び声 市橋章子 ぐろっけ 200707  
下千本には花人のもう来ない 黒川悦子 ホトトギス 200709  
花人の列うすずみへうすずみへ 伊藤白潮 200805  
花人を一輌電車どつと吐く 伊藤白潮 200805  
回廊の丹を花人の声囲ひ 布川直幸 200806  
二枚重ねに花人となる切符 伊藤白潮 200806  
杖たよる花人となり神田川 岡田章子 ぐろっけ 200807  
花人となりて墨堤一万歩 國保八江 やぶれ傘 200807  
花人として一列に坂登る 小林正史 200807  
鉱泉の湯の花人の垢ならず 瀧春一 深林 200901  
花人となるぼんぼりに沿ひゆけば 鷹羽狩行 200905  
外つ国の花人増ゆる京の寺 竹内悦子 200906  
花人をよけて急げり絵画展 山荘慶子 あを 200906  
花人を離れてひとり土筆摘む 大坪景章 万象 200907  
パンダ見ず花人となる上野かな 岩木眞澄 ぐろっけ 200907  
花人の帰路にアメ横ありて混む 嶋田摩耶子 ホトトギス 200908  
明けそめてはや花人を迎ふ山 安原葉 ホトトギス 200908  
出不精の花人となる日和かな 三橋玲子 末黒野 201004  
花人になりにゆく靴えらびけり 城孝子 火星 201007  
花人のただ前方に従えり 神光子 ろんど 201007  
ランナーも暫し花人お堀端 三村紀子 万象 201007  
花人を迎へる道や新しく 田宮勝代 酸漿 201008  
花人の老いも若きも足湯かな 橋本美代 やぶれ傘 201008  
如意輪寺より花人となりゆく歩 稲畑廣太郎 ホトトギス 201104  
花人のみな去りてこそ山桜 大崎ナツミ 雨月 201107  
メトロ九段下駅を出て花人に熱海 嶋田一歩 ホトトギス 201109  
癌細胞検査に安堵花人に 嶋田一歩 ホトトギス 201109  
東京に父母の墓あり花人に 嶋田一歩 ホトトギス 201109  
花人の下山してゆく虚ろかな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201204  
船便や花人のせてよみがえる 菅原孟 かさね 201206  
振り向けば花人となる歩道橋 小嶋洋子 201206  
花人の集ふ河原の賑はしや 菅原孟 かさね 201206  
花人の寄り道誘ふフラミンゴ 太田健嗣 ぐろっけ 201207  
花人となりて一と日の手を洗ふ 中村洋子 風土 201207  
自転車を押し花人となる日暮 蘭定かず子 火星 201207  
花人に交り学ぶや虚子遺墨 日下コ一 ホトトギス 201208  
写生帳花人二三描き足して 平田恵美子 ぐろっけ 201208  
午後からの人が花人らしくなる 木村淳一郎 ホトトギス 201209  
普段着のまま花人となりにけり 樋口みのぶ 201305  
みよし野の花人花になり切つて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201504  
花人となりたる自由行動に 稲畑汀子 ホトトギス 201504  
おのづから花人となる上野かな 塩野谷慎吾 201506  
病院に通ふ即ち花人に 嶋田一歩 ホトトギス 201509  
花人の退きし寺領や月天心 藤原照子 201606  
花人となるときめきの真中なる 鈴鹿仁 京鹿子 201606  
花人になり切つてゐる六千歩 稲畑廣太郎 ホトトギス 201704  
花人となりて母校を訪ねけり 塩野谷慎吾 201706  
着ぐるみの頭を取りて花人に 山本素竹 ホトトギス 201708  
花人となりて尾州の城にあり 佐藤花木 雨月 201708  
花人のしばし野点の客となる 佐藤花木 雨月 201708  
花人となりゆく吾の歩老いとなる 嶋田一歩 ホトトギス 201709  
シート敷くより花人となりゆけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201803  
花人といふみよし野の一詩人 稲畑廣太郎 ホトトギス 201804  
花人に標高下がりゆく吉野 稲畑廣太郎 ホトトギス 201804  
古都に京に花人となる三日間 稲畑廣太郎 ホトトギス 201804  
三門を潜るより花人となる 稲畑廣太郎 ホトトギス 201903  
車止めより花人となりにけり 三宅文子 春燈 201907  

 

2020年3月18日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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