花 冷 8    60句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
花冷や絞り切つたる白布巾 宮内とし子 202005
きのふより花冷ゆるぶ葬りかな 小倉征子 202006
花冷えや読みたい本が待つてゐる はしもと風里 202006
花冷えのこころソファーに沈めをり 橋本順子 202007
花冷えやかかる電話の皆長し 大塚たきよ 202007
花冷えやパンデミックに引き籠る 磯野青之里 六花 202007
花冷えやうどんに卵落とし込む 永田万年青 六花 202007
花冷や小さき古墳に日の差せり 笹村政子 六花 202007
花冷えの灯ともる路地の小料理店 西本花音 春燈 202007
花冷えや小さくなるほど手を洗ひ 川崎真樹子 春燈 202007
花冷えや腕もげたる仁王像 懸林喜代次 春燈 202007
花冷えや引けば躾の糸鳴いて 浅木ノヱ 春燈 202007
花冷えの墨痕著き卒塔婆かな 山崎稔子 末黒野 202007
花冷やシテの嘆きを鏡板 森清信子 露の堂 202008
研ぎ上げて出刃花冷の夜の底 深川淑枝 202010
花冷えの手や家路といふ遠さ 井上菜摘子 京鹿子 202104
花冷えの雪彦山へ来てをりぬ 山田六甲 六花 202104
花冷えの夜の水道の水の音 藤井美晴 やぶれ傘 202105
花冷やひときは昏き蚕棚 中根美保 風土 202106
花冷えの枕たたきて均しけり 三上程子 春燈 202107
花冷えや投函をつとためらへる 太田慶子 春燈 202107
花冷えや別れの時は突然に 久津摩英子 春燈 202107
花冷えやスプーンを洗ふ水しぶき 臼居澄子 末黒野 202107
花冷えの駅の待合わすれ傘 浜崎喜美子 202107
花冷えの御座岩に日の降臨す 岩木茂 風土 202107
花冷えや念念校に赤を入れ 柿沼盟子 風土 202107
花冷のガラスの扉押し出づる 土井三乙 風土 202107
花冷や雨誘ひだす杖の音 根岸善行 風土 202107
花冷えや使へぬボールペンの束 中嶋陽子 風土 202107
他意なくて花冷の手を預けしや 安住敦 春燈 202112
花冷や姉妹が遺骨持ちかふる 石川桂郎 風土 202203
在りし日の手紙の文字の花冷えす 井上菜摘子 京鹿子 202204
花冷のラップの端を見失ふ 林昭太郎 202205
花冷えのベンチ待ち人やつと来る 藤井美晴 やぶれ傘 202205
花冷えの時の欠片を抱いてやる 鈴鹿呂仁 京鹿子 202205
花冷えや厚い肌着の並ぶ店 都築繁子 202206
一条戻橋花冷の女かな 木村みどり 春燈 202206
漆喰の壁に花冷及びけり 鈴木れい香 春燈 202206
花冷やうづら卵の茹であがる 大谷満智子 春燈 202206
花冷や泥棒坂てふ坂がかり 齋藤久子 春燈 202206
花冷えの格子の闇に仏の眼 門伝史会 風土 202206
花冷の仁王の臍の楔かな 森田節子 風土 202206
花冷のビル奥にある占い屋 小山よる やぶれ傘 202206
花冷えの高さで街を見てをりぬ 松本鷹根 京鹿子 202206
花冷の尖つた魚もてあます 高木晶子 京鹿子 202207
花冷えの一灯重し窓曇る 安田優歌 京鹿子 202207
花冷のふれ合ひし手の安否かな 宇田篤子 京鹿子 202207
花冷や筋鉄門の錆び乳鋲 村上禎女 京鹿子 202207
花冷えや灯る屋形へ糸の雨 大川暉美 やぶれ傘 202207
花冷や悔いを流せる仕舞風呂 佐藤勝代 やぶれ傘 202207
花冷や利休好みの釜の肌 武田巨子 春燈 202207
花冷や箪笥の底に母の文 久保久子 春燈 202207
花冷えの蒲団の中に猫もをり 小池一司 やぶれ傘 202208
花冷えの地下へ降りゆき喫茶店 小泉里香 やぶれ傘 202208
花冷えのベンチで食らふ握り飯 高橋宜治 やぶれ傘 202208
花冷や運河に光る金気水 岡野里子 末黒野 202208
一椀の粥にほっこり花冷えて 細井寿子 202209
花冷えやベッド近くに聖書置く 塙誠一郎 家系図 202211
花冷えや座布団薄き屋形船 山田正子 202211
花冷やむかし魚でありしこと 鈴木光影 202301
花冷 →1

 

2023年4月23日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。