薄 暑 4      100句

三枚におろされている薄暑かな    橋間石

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
ことづてを残し手を振る夕薄暑 林翔 200507  
光背に雲形片や薄暑光 能村研三 200507  
売卜の灯に列なせる街薄暑 千田百里 200507  
病み犬の耳そばだつる薄暑かな 長谷川千枝子 200507  
薄暑きて猫の定位置異状あり 鈴鹿仁 京鹿子 200507  
事ありて目安箱置く村薄暑 鈴鹿仁 京鹿子 200507  
薄暑かな橋を見上げて怖がれば 山田六甲 六花 200507  
岩座を見上げてをりし薄暑かな 谷村幸子 200508  
能面の瞳の奥の薄暑かな いしだゆか 遠嶺 200508  
空きの無いコインロッカー駅薄暑 高木嘉久 200508  
半地下のこぼるる灯り夕薄暑 菊地光子 200508  
ネクタイの水玉模様薄暑かな 仲村洋子 百鳥 200508  
夕薄暑絵具の匂ふゴッホ展 中山フジ江 200508  
島裏に十基の墓石薄暑光 落合絹代 雨月 200508  
町薄暑ぼつちやん列車走りをり 庄野房女 築港 200508  
鶏五百犇き競ふ薄暑かな 鈴木石花 風土 200508  
ハンドフリーにけい線を引く薄暑かな 遊橋恵美子 風土 200508  
堪へ性なきままに逝く薄暑かな 苑実耶 200508  
立ち寄りし艀溜りの薄暑かな 鹿野佳子 200508  
顔剃つて鏡くもらす夕薄暑 木内憲子 200508  
薄暑にて兎の囓る箱の棧 定梶じょう あを 200508  
薄暑より抜け名水に渇癒す 沼口蓬風 河鹿 200509  
風化する被爆の跡や街薄暑 徳田正樹 河鹿 200509  
路地裏にカレーの匂ふ夕薄暑 濱崎恵美子 河鹿 200509  
嶺越える雲のまぶしき薄暑かな 牛田修嗣 200509  
庭先で子らの散髪薄暑光 猪俣洋子 200509  
青春の壁画そのまま海薄暑 宮澤さくら 遠嶺 200509  
親子にて狭沼のほとり薄暑光 瀧澤白絣 遠嶺 200509  
ハーブ園風の濃くなる夕薄暑 大石たか 遠嶺 200509  
薄暑かな五条を行きし錫の杖 大槻球子 遠嶺 200509  
教会のステンドグラス薄暑光 丸山勝利 遠嶺 200509  
交番に巡査もの書く薄暑かな 蓮尾あきら 風土 200509  
正論の通らぬ日なり薄暑かな 高木武人 百鳥 200509  
薄暑かな餌奪ひ合ふ鯉の口 原口洋子 栴檀 200509  
山薄暑たしかめ合つて同い年 丸山冬鳳 京鹿子 200509  
御木曳に沸き立つ町の薄暑かな 森下光江 築港 200509  
葬儀社にスケジュール表薄暑かな 定梶じょう あを 200509  
休日は気まま薄暑のひとり旅 安原葉 ホトトギス 200510  
路地迷ひたるも薄暑の忍者町 安原葉 ホトトギス 200510  
町薄暑忍者姿はきつからむ 安原葉 ホトトギス 200510  
銅像の銅の乳房の薄暑かな 粟津松彩子 ホトトギス 200510  
醤油造る香の淀みゐる薄暑かな 大森慶子 母衣 200602  
近未来都市に変貌街薄暑 稲畑廣太郎 ホトトギス 200605  
安心の薄暑の旅でありしかな 稲畑汀子 ホトトギス 200605  
残されし古き看板路地薄暑 稲畑汀子 ホトトギス 200605  
予報にも薄暑の旅路心して 稲畑汀子 ホトトギス 200605  
快晴といふがいざなふ薄暑かな 稲畑汀子 ホトトギス 200605  
潮騒へ玉串まはす薄暑かな 山尾玉藻 火星 200606  
縷々として野茨の径の薄暑かな 瀧春一 瓦礫 200606  
新しき橋のかかりて夕薄暑 宇根綾子 二輪草 200606  
森薄暑切株一つ人を待ち 岡本まち子 馬醉木 200607  
せいうちのからだ波打つ薄暑かな 辻美奈子 200607  
函入りはふたへごろもの薄暑かな 秋葉雅治 200607  
切株に樹液溢るる薄暑かな 辻美奈子 200608  
薄暑かな築地別院異国めき 服部早苗 200608  
嬰抱いて町家小路の薄暑行く 小澤克己 遠嶺 200608  
機音の格子戸よりの薄暑光 小澤克己 遠嶺 200608  
嬰と手を石塀小路夕薄暑 小澤克己 遠嶺 200608  
薄暑かなトーテムポールに顔五つ 柿沼盟子 風土 200608  
先知らず行列に就く薄暑かな 奥田弦鬼 風土 200608  
嗣治つぐはる展の白き女みる薄暑かな 落合絹代 風土 200608  
耳痩せて陽の透き通る薄暑かな 奥田茶々 風土 200608  
マシュマロに果物の味薄暑かな 石脇みはる 200608  
水に石滑らせてをり夕薄暑 齋藤厚子 200608  
鐘楼に垂れし電球夕薄暑 丸山照子 火星 200608  
玉砂利の音の乾きし薄暑かな 高尾豊子 火星 200608  
輝ける水棒と吐くダム薄暑 河崎尚子 火星 200608  
訪ねらる薄暑や姿見ねども 村越化石 200608  
絵葉書を銀座で選ぶ薄暑かな 島内美佳 ぐろっけ 200608  
園丁の長靴白し庭薄暑 村田さだ子 酸漿 200608  
水晶のわがネックレス街薄暑 福澤乙 酸漿 200608  
ユーカリの古木の梟ひ園薄暑 西村しげ子 雨月 200608  
旋盤のひびかふ町の薄暑かな 溝内健乃 雨月 200608  
綾瀬川のぼる舟あり夕薄暑 小澤克己 塩竃 200608  
波音のふいに途切れて街薄暑 小泉万里子 200608  
阿闍梨笠の一つ飴色薄暑光 松井倫子 火星 200609  
若者の腰に鍵鳴る街薄暑 赤瀬川恵実 万象 200609  
置薬屋来てこの薄暑来りけり 小峯雅子 酸漿 200609  
振り向かず猫の出てゆく薄暑かな 高倉和子 200609  
胸に濃き葉影揺れをる薄暑かな 糸井芳子 200609  
貨物船音なく離れ夕薄暑 亀卦川茂男 200609  
夕薄暑江戸前寿司の光もの 野中亮介 馬醉木 200610  
原酒樽積み上げられし薄暑かな 徳永亜希 馬醉木 200610  
あらひ熊鎖を枷の薄暑かな 本城布沙女 雨月 200610  
師なきあと何のさみしさ夕薄暑 服部早苗 200610  
雑魚ひさぐ舟河岸に着く薄暑かな 竹生田勝次 風土 200610 追憶
薄暑かな脚に滑らす絹の夜具 ことり 六花 200610  
あかんぼの髪梳きなほす薄暑かな ことり 六花 200610  
島々の重なり合へる薄暑かな 若井新一 200611  
ミュールてふ靴かたかたと街薄暑 原喜久 八千草 200611  
坂薄暑下りは風の通り道 稲畑汀子 ホトトギス 200705  
吊橋に一湾を吊る薄暑かな 百瀬七生子 海光 200705  
蟻の穴じつと見てゐる薄暑かな 松下幸恵 六花 200705  
浜に寄す異国の瓶の薄暑かな 栗原完爾 春燈 200706  
薄暑来て風の思はく問ふてみる 鈴鹿仁 京鹿子 200706  
行く限りかたへ薄暑の塀つづく 定梶じょう あを 200706  
煎餅を燒いてゐる香の薄暑かな 瀧春一 200706  
街路樹のかげしろがねに薄暑なる 豊田都峰 京鹿子 200707  
自画像のひげのうすさにある薄暑 豊田都峰 京鹿子 200707  
痩せぎすの舞妓におもき帯薄暑 秋葉雅治 200707 薄暑 5→

 

2014年5月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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