御 慶 3 35句 我皃に御慶を申す初かゞみ 梢風尼 |
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
御慶とも消息二三行き交へり | 稲畑汀子 | ホトトギス | 201701 |
なつかしきお国なまりの御慶かな | 石黒興平 | 末黒野 | 201704 |
朝なさな見慣れし富士の御慶かな | 東小薗美千律 | 末黒野 | 201704 |
夫婦卒寿御慶を申す声うるむ | 奥山テル子 | 万象 | 201704 |
少年の座して角ばる御慶かな | 白水良子 | 空 | 201705 |
亀が貌あげて御慶をのべにけり | 岩岡中正 | ホトトギス | 201706 |
茹で玉子つるり殻剥け御慶かな | 河崎國代 | 春燈 | 201802 |
一斉に歓声湧きて御慶かな | 辻響子 | 瓔 | 201803 |
名をもらふ赤子へうやうやしき御慶 | 辻水音 | 瓔 | 201803 |
錦鯉三十五匹の御慶かな | 本西一代 | 瓔 | 201803 |
幼子のたどたどしくも御慶かな | 秋山信行 | やぶれ傘 | 201803 |
いつも来る猫に御慶を申すなり | 大畑善昭 | 沖 | 201803 |
いとけなき御慶に正す膝がしら | 佐津のぼる | 六花 | 201804 |
にんげんのことばで鸚鵡御慶のぶ | 佐津のぼる | 六花 | 201804 |
連れだちて先師の句碑に先づ御慶 | 竹内喜代子 | 雨月 | 201804 |
落款の朱の濃き句碑に御慶かな | 佐藤貞子 | 雨月 | 201804 |
旅に出て朝湯に交はす御慶かな | 高橋泰子 | 末黒野 | 201804 |
だしぬけに鴉の御慶もらひけり | 近藤牧男 | 春燈 | 201804 |
国訛抜けぬ生徒の御慶かな | 近藤真啓 | 春燈 | 201804 |
幼子のたどたどしくも御慶かな | 秋山信行 | やぶれ傘 | 201804 |
追ひ越して回り込んだる御慶かな | 湯川雅 | ホトトギス | 201805 |
身中に火と水生かされており御慶 | 阪野基道 | 船団 | 201806 |
幾度も述べし御慶でありしかな | 稲畑汀子 | ホトトギス | 201901 |
犬までも畏まりたる御慶かな | 佐藤喬風 | 末黒野 | 201904 |
幼子の御慶囲みて一家あり | 今橋眞理子 | ホトトギス | 201906 |
御慶述ぶ声輝いてをりにけり | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201911 |
ねんごろにまずはこの身に御慶のぶ | 北川孝子 | 京鹿子 | 202003 |
大寺の仏に御慶申しけり | 増成栗人 | 鴻 | 202004 |
腕白の御慶敬語の二つほど | 梅田武 | 末黒野 | 202004 |
コンビニのイートインでの御慶かな | 石黒興平 | 末黒野 | 202004 |
匂やかな礼にはじまる御慶かな | 久米憲子 | 春燈 | 202004 |
御慶受く笑ひ上手の長寿眉 | 池野つむぎ | 馬醉木 | 202004 |
改元の未来信じて御慶述ぶ | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202012 |
書きかけのメッセージ消し御慶かな | 篠田大佳 | あを | 202101 |
初孫を授かることも御慶かな | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202101 |
御慶交せる友多きレジデンス | 大室恵美子 | 春燈 | 202103 |
いたつきの妻がメールの御慶来る | 加賀荘介 | 沖 | 202104 |
二タ三言身のあたたまる御慶かな | 高村令子 | 風土 | 202105 |
クラクション小さく交はす御慶かな | 塚原紀代子 | 風土 | 202201 |
マスクして肘のタッチの御慶かな | 佐藤まさ子 | 春燈 | 202204 |
声変りなる少年の御慶かな | 高橋正江 | 末黒野 | 202205 |
御慶 →1 |
2023年1月3日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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