遠 足2     48句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
遠足の列励まして門に立つ 植村よし子 雨月 201406
遠足の列は余さず森に入る 能村研三 201406
遠足の弁当に鳶低く来る 秋千晴 201407
美容室より遠足の列を見る だいじみどり 201407
遠足の列石段へ延びて行く 岡淑子 雨月 201407
遠足の子らの中心行基像 常田希望 201407
遠足の子に真つ白な鹿の尻 城孝子 火星 201407
先生を凌ぐ背丈の遠足子 塩見英子 雨月 201407
遠足子足軽々と追ひ越せり 大橋晄 雨月 201408
遠足の子らが一粒づつ光る 辻美奈子 201504
遠足の列を崩せし羽音かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201504
遠足や校長先生しんがりに 鈴木セッ 201505
遠足の列に昔の我がをる 高橋将夫 201506
遠足の先生声を嗅らしけり 辻水音 201506
遠足の列の伸び切る川ほとり 亀井福恵 京鹿子 201508
声高に過ぐ遠足の園児らよ 吉田きみえ 末黒野 201509
遠足を追ひかけてゆく雲ひとつ 高倉和子 201605
土手越えてくる遠足の子供たち 大崎紀夫 やぶれ傘 201605
遠足の列波寄せ来れば波形に 久染康子 201607
遠足や地球の丸く見ゆる丘 太田慶子 春燈 201607
二人だけの秋の遠足空の青 辻水音 201612
遠足の足弱の子を労る子 堀井英子 雨月 201707
遠足の子の囲みたる蛇口かな 山田健太 風土 201706
山羊の乳搾る体験遠足児 懸林喜代次 春燈 201707
遠足の点呼は五十音順に 根橋宏次 やぶれ傘 201805
遠足の尻つぽが走り繋がりぬ 千田百里 201806
遠足や数へ直しの頭数 塙誠一郎 201807
手繋ぐや遠足の列の赤白帽 永島雅子 春燈 201807
遠足の玉子焼きあり母遠し 永田万年青 六花 201807
遠足の声のはじける動物園 中村風信子 馬醉木 201807
蛇行して遠足山へ続きをり 森田明成 201807
遠足の縦列数歩にて歪む 柴田佐知子 201809
遠足の財布に太き紐つけて 山田健太 風土 201811
遠足の子にそれは大きな象の尻 浅田光代 風土 201904
遠足の最後尾より日の差して 山田健太 風土 201907
遠足の子に風の音水のこゑ 山田健太 風土 201907
遠足の声の散らばる滑り台 岡田史女 末黒野 201907
遠足の声のぼり来る天守閣 川原博美 馬醉木 201908
遠足の列切り放す信号機 水谷妙子 馬醉木 201908
バス遠足子を数へては数へては 角野良生 201911
水色の電車に乗るのよ秋の遠足 つじあきこ 201912
横着な猿の喚声遠足子 宮内とし子 202006
遠足のお菓子上限五百円 荻布貢 202007
探検が遠足になるお弁当 佐藤千重子 202007
遠足のどつと淋しくなる電車 齊藤實 202101
遠足の列の崩るるより芝生 稲畑廣太郎 ホトトギス 202204
ライオンに来て遠足の列止まる 稲畑廣太郎 ホトトギス 202204
遠足の列都庁舎に吸ひ込まれ 稲畑廣太郎 ホトトギス 202204
遠足 →1

 

2022年4月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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