鰡 2 20句
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
鰡跳んで地震の兆の此岸かな | 和田照海 | 京鹿子 | 201912 |
人の世に楽しき命鱈鰡ねる | 阪倉孝子 | 槐 | 201912 |
鰡とんでコンテナ船の着く埠頭 | 山田由利枝 | 雨月 | 201912 |
突堤の母子に鰡のよく釣れて | 竹内喜代子 | 雨月 | 202001 |
鰡飛んでとんで夕日せまりけり | 本多俊子 | 槐 | 202001 |
鰡はねてはねて差し潮ぐんぐんと | 大崎紀夫 | やぶれ傘 | 202002 |
たそがれの海やきらりと鰡跳べり | 加藤静江 | 末黒野 | 202002 |
飛び交はす鯔にあかねの空のあり | 笹村政子 | 六花 | 202011 |
鰡の飛ぶ水面にビルの灯りかな | 平田きみ | 末黒野 | 202012 |
鰡跳んで水平線のゆるびけり | 藤生不二男 | 六花 | 202012 |
汐くさき橋の袂や鰡の影 | 善野行 | 六花 | 202012 |
鯔の子を数へる術を持たざりき | 増成栗人 | 鴻 | 202101 |
川時雨相も変らず鰡飛べり | 廣畑育子 | 六花 | 202102 |
鯔はねて凪のさらなる和なりし | 頓所敏雄 | 沖 | 202110 |
晩年のマニュアルはなし鰡跳ねる | 阪倉孝子 | 槐 | 202112 |
鰡跳ぶや己が世界を振り切つて | 久保夢女 | 槐 | 202112 |
上げ潮に走る白波鰡飛べり | 長尾タイ | 末黒野 | 202201 |
上げ潮の極みゆるやか鰡跳ぬる | 松尾龍之介 | 空 | 202205 |
平らかなる海やぴかりと跳ぬる鰡 | 近藤知子 | 末黒野 | 202211 |
鰡とんで海の色濃き羽田沖 | 伊藤昌枝 | 集 | 202212 |
鰡 →1 |
2023年9月5日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
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