ばった(飛蝗 バッタ 螇蚸) 2    23句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
尖つておんぶばつたは草の色 奥田茶々 風土 202012
ばつた飛ぶのぎは重さう里の昼 堺昌子 末黒野 202012
草の葉の揺れて飛蝗や足元に 浜田久美子 六花 202012
バッタ飛ぶ放置自転車返却所 瀬島洒望 やぶれ傘 202101
ばつた飛ぶ古墳といふも草つぱら 藤井啓子 ホトトギス 202102
転んでも知らんぷりなりおんぶばった 磯野青之里 六花 202102
潮風の城址わが世とばつた跳ぶ 三井所美智子 202102
蒼天や轍に涸ぶる飛蝗の死 井上和子 202102
飛蝗とぶ川を渡れば帝釈天 北村操 202110
風少し草から草ヘバッタ飛ぶ 亀岡睦子 やぶれ傘 202112
ぐいと脚広げ飛蝗のよじ登る 中嶋陽子 風土 202201
尖つておんぶばつたは草の色 奥田茶々 風土 202201
飛蝗見てをれば二機目のプロペラ機 大島英昭 やぶれ傘 202201
踏んづけてしまひし精霊ばつたかな 升田ヤス了 六花 202201
石に飛び草に戻れる飛蝗かな 住田千代子 六花 202201
躓きも転びもせぬ日飛蝗とぶ 田中春江 末黒野 202204
用の無き畦道となり螇蚸飛ぶ 高倉和子 202206
ばつた飛ぶ芝の起伏を知り尽し 稲畑廣太郎 ホトトギス 202210
精霊ばつた跳んで国府へ一里ほど 増成栗人 202210
子に渡すバッタの騒ぎゐる袋 中島和子 やぶれ傘 202212
間遠にて睡気を誘ひばつたんこ 石黒興平 末黒野 202301
土寄せやおんぶばつたを遊ばせて 原友子 202308
飛蝗の子一センチなる晴姿 廣畑育子 六花 202310
ばった →1

 

2023年10月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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