万 緑 4     100句

万緑やわが額(ぬか)にある鉄格子    橋本多佳子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
視力取戻し万緑かくも美し 梶島邦子 築港 200309  
万緑の山を眺めて元気湧く 小笠原扶美女 築港 200309  
万緑を突き抜け天守揺るぎなし 加藤サヨ子 築港 200309  
万緑の底を平らに都府楼址 石平周蛙 対岸 200309  
万緑の山動かして船下る 高橋としを 酸漿 200309  
万緑の奥へ奥へと小海線 小黒加支 酸漿 200309  
万緑の匂へる風につつまれし 岡田麻枝 酸漿 200309  
万緑やすき間はこちら側のこと 豊田都峰 京鹿子 200309  
万緑の次の頁もまた万緑 豊田都峰 京鹿子 200309  
万緑や陶土をねかす古サイロ 佐々木幸 200309  
万緑の中にますます小人めく 武司琴子 ぐろっけ 200309  
万緑の中鎖されし坑道しきの口 真鍋瀧子 ぐろっけ 200309  
万緑を分けて一筋の川流る 山口トシ 酸漿 200310  
万緑に心あそばせつ歩みけり 青木民子 酸漿 200310  
万緑を撮り溜めカメラ重くなる 北川キヨ子 200310  
万緑や滝を眼下のロープウェイ 小林佐江子 雨月 200310  
萬緑や戸を開けしごと入りし道 三浦永子 京鹿子 200310  
万緑を研ぎすましたる雨上り 井上良久子 帆船 200310  
万緑を二つに割いて川流る 大森玲子 築港 200310  
朝粥を食べ万緑の中にあり 中山世一 百鳥 200311  
万緑の岡城址より合唱隊 遠野萌 200311  
万緑やゴツホ自画像鋭き眼 石井道則 築港 200312  
万緑や酒工房に古き太刀 遠藤和彦 遠汽笛 200312  
ことばつつしむ万緑のなかにゐて 高橋あゆみ 200401  
万緑の中きらきらと齢過ぐ 西川織子 馬醉木 200401  
ていねいに封切る一書万緑裡 佐々木幸 200401  
同舟に僧万緑の峡下り 藤原照子 余韻 200403  
万緑や虚子句碑生れし深大寺 稲畑廣太郎 ホトトギス 200405  
渓谷といふ水音と万緑と 稲畑汀子 ホトトギス 200405  
カーブ又カーブ万緑展け海 稲畑汀子 ホトトギス 200405  
下町のビル低からず万緑下 稲畑廣太郎 ホトトギス 200406  
万緑に咲くものの皆従へり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200406  
白樺万緑の彩りとして 稲畑廣太郎 ホトトギス 200406  
万緑を統べて御廟でありにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200407  
万緑や抱きたる乳児に見詰められ 杉丸君子 築港 200407  
万緑の中に平家の墓小さき 森田久枝 築港 200407  
万緑や膝曲げてをる胎の中 栗栖恵通子 200407  
万緑や福耳の子が太鼓打つ 山崎祐子 栴檀 200407  
万緑といへど老若隠れなし 岡本眸 200407  
万緑に谺の太鼓嵐山 池本喜久恵 200407 太鼓フェステ
万緑になんじゃもんじゃの木を探す 前阪洋子 雲の峰 200407  
万緑に真向きて思はざる泪 鈴木夫佐子 200407  
万緑の端を白刃のやうに行く 小澤克己 遠嶺 200408  
万緑の人はなにかに誘はれ 戸村まねこ 遠嶺 200408  
万緑や声を限りの川下り 岩渕彰 遠嶺 200408  
万緑へおんぶの脚の消えにけり 徳永真弓 百鳥 200408  
万緑をひと太刀にして華厳落つ 植松昌子 馬醉木 200408  
万緑の力を借りて母看取る 窪田粧子 馬醉木 200408  
万緑やわが来し方の罪いくつ 廣畑忠明 火星 200408  
ひとり病む思ひのひしと萬緑裡 岡本眸 200408  
万緑や谷の底なる露天風呂 杉江茂義 雲の峰 200408  
万緑や戦火浴びたる洞のぞく 杉江茂義 雲の峰 200408  
かもめ飛び交ふ万緑の中之島 高野清風 雲の峰 200408  
万緑の山の真上の真綿雲 森木久美 雲の峰 200408  
万緑の中に村雲御所の屋根 田村梛子 築港 200408  
万緑の渓のホテルの御殿めく 奥村光子 築港 200408  
万緑の一段低き大潟村 鷹羽狩行 200408  
万緑や磁石いつでも北を指す 山口奈代 河鹿 200408  
万緑やわが痩身のおきどころ 高畠陽子 河鹿 200408  
風のそよぎ吾が身の喘ぎ万緑裡 林翔 200408  
万緑裡恥ぢらふごとき嫩葉あり 林翔 200408  
万緑やかはらけ思ひ切り抛り 高橋あさの 200408  
目の力抜き万緑の香を聞けり 中尾公彦 200408  
万緑にのまれて電車くらくなり 深田稚敏 200408  
万緑や峠の名さへ青崩あおくずれ 平賀扶人 馬醉木 200409  
万緑に自転車もろとものまれけり 近藤きくえ 200409  
万緑の森新深の朝かな 中野京子 200409  
万緑の包み余せし岬の鼻 河口仁志 200409  
万緑の道のひとつはいくさ道 布施まさ子 風土 200409  
山門は万緑の中雨上がる 赤尾杉昌子 対岸 200409  
萬緑のひたち風土記の丘巡る 北村香朗 京鹿子 200409  
よき声の鳥万緑をよぎりけり 北川孝子 京鹿子 200409  
万緑に搦め捕らるる丹波行 浅井青二 雨月 200409  
万緑の中に沈めり如意輪寺 波多野蟻杖 200409  
万緑や一集はわが一里塚 細井紫幸 草の花 200409  
万緑や湧き出づる水透きとほり 神山ゆき子 200409  
万緑や風の回せる観覧車 前迫寛子 河鹿 200409  
万緑や馬上すらりと少女騎手 有島扇水 河鹿 200409  
万緑や天狗の鼻と言ふ小字 山口奈代 河鹿 200410  
万緑にせせらぐ径の交響曲シンホニー 九万田一海 河鹿 200410  
万緑の中養生木の柵一つ 中元英雄 河鹿 200410  
万緑を貫く一川ありにけり 松山正江 河鹿 200410  
万緑や動かぬ山の近づき来 岩上とし子 200410  
万緑の渓や列車の連結音 小山徳夫 遠嶺 200410  
万緑や星の王子のミュージアム 今井松子 遠嶺 200410  
万緑の奥に広ごる寺領かな 加藤京子 遠嶺 200410  
万緑に染まり山彦帰り来る 栗原公子 200410  
万緑の中の静かな宿に着く 岡田房子 酸漿 200410  
万緑の杜木遣唄朗々と 岡淑子 雨月 200410  
万緑や谿の底より人の声 安達風越 雨月 200410  
万緑の岩間投入れ堂鎮座 吉村初代 築港 200410  
万緑や母校にありし奉安殿 高倉恵美子 200410  
万緑を揺らせはじめて着岸す 宮崎正 ホトトギス 200411  
万緑や全身で泣く赤ん坊 大槻球子 遠嶺 200411  
万緑や小指にぽつり屑真珠 山元志津香 八千草 200411  
万緑の昏きへ橋の吊られある 糸井芳子 200411  
木曽駒に湯気立ち万緑歪みたる 長村雄作 200412  
万緑や火薬倉庫を懐に 間島あきら 風土 200412  
カーブカーブ万緑をバス抜けきれず 立石萌木 雨月 200412  
牧水の歌碑に万緑かぶさりき 栗山恭子 帆船 200505 万緑 5→

 

2019年8月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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