秋惜む 2    100句

秋惜しむワインの卓へヴァイオリン   内田真人

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
秋惜む地震も水禍も胸に止め 稲岡長 ホトトギス 200504  
秋惜む心を乗せて出航す 稲畑汀子 ホトトギス 200510  
秋惜む関西弁に囲まれて 稲畑廣太郎 ホトトギス 200511  
秋惜む色を揃へて植木市 稲畑廣太郎 ホトトギス 200511  
秋惜む試練乗り越え来し人と 稲畑汀子 ホトトギス 200511  
みづうみの上ぐる噴水秋惜しむ 辻恵美子 栴檀 200511 阿木川ダム
吊橋で秋惜しませてくれるダム 丸山佳子 京鹿子 200511  
秋惜しみ三井寺の鐘湖畔にす 久保田雪枝 雨月 200512  
突堤の先端に立ち秋惜しむ 定梶じょう あを 200512  
弓道の弦の余韻に秋惜しむ 久保久子 春燈 200601  
秋惜しむ浮根に土をかぶせつつ 中田みなみ 200601  
秋惜しみ一つの道を一人行く 村越化石 200601  
干して濃き鱲子の朱と秋惜しむ 安藤しおん 200601  
十九時の鞍馬の駅に秋惜しむ 飛鳥由紀 200601  
康成の母恋の碑と秋惜む 田所洋子 雨月 200601  
芋菓子を買うて小江戸の秋惜しむ 木暮剛平 万象 200601  
日暮はや月は雲間に秋惜む 丹羽敦子 酸漿 200601  
「三足の蛙香炉」や秋惜しむ 林いづみ 風土 200601 信長遺品
竹とんぼ飛ばし大和に秋惜しむ 中里とも子 百鳥 200602  
橋の名は紅葉橋秋惜しみけり 安室敏江 百鳥 200602  
秋惜しむ膳に豪快浜料理 安藤和歌子 四葩 200602  
残菊の軸に如庵の秋惜しむ 味村志津子 雨月 200602  
秋惜しむ捨つべきものを捨てきれず 角直指 京鹿子 200602  
秋惜しむ人の数多や河童橋 伊藤稔代 200603  
飛火野のうねる大地に秋惜しむ 遠藤三鈴 栴檀 200603  
秋惜しむ水琴に耳そばだてて 小畠和男 栴檀 200603  
平穏の姉妹連れだち秋惜しむ 小阪喜美子 二輪草 200606  
これよりと思ふ日もあり秋惜む 稲畑汀子 ホトトギス 200610  
野の風を聞きし五感に秋惜む 稲畑廣太郎 ホトトギス 200610  
秋惜しむ人に顔あり樹に枝あり 丸山佳子 京鹿子 200610  
目薬の雫のそれて秋惜しむ 安居正浩 200611  
海遠くなる富士塚に秋惜しむ 大西八洲雄 万象 200612  
秋惜しむ日本橋島根物産館 能村研三 200612  
秋惜しむ山路に拾ふ瑠璃の羽 石垣幸子 雨月 200612  
船揚げてありけり倚りて秋惜しむ 定梶じょう あを 200612  
岩に倚り川に跼みて秋惜しむ 加瀬美代子 200612  
仮に住む家もわが家秋惜しむ 稲嶺法子 遠嶺 200701  
百年を目途に生きて秋惜しむ 林友次郎 遠嶺 200701  
秋惜しみ信州蕎麦を昼も夜も 山内なつみ 万象 200701  
秋惜み廂を深く住みなせる 高橋照子 雨月 200701  
高館の風とこそ聴き秋惜む 落合絹代 雨月 200701  
生きてまた高館に秋惜しみけり 山田暢子 風土 200701  
下見するむらさき橋に秋惜しむ 舘泰生 風土 200701  
紺の湖の短きゆふべ秋惜しむ 松村富子 200702  
押し花は白きノートに秋惜み 和田照子 200702  
秋惜しむ岩の突起に身をゆだね 世古幸久 200702  
義仲寺の句碑をめぐりて秋惜しむ 木暮剛平 万象 200702  
石段をななめに登り秋惜む 中村恭子 200702  
暫くを母と湖畔に秋惜しむ 岩松八重 六花 200702  
人悼み秋惜みつつ来し旅路 安原葉 ホトトギス 200704  
重鎮の又一人逝き秋惜む 稲畑廣太郎 ホトトギス 200711  
秋惜むこの日を待たず逝かれしと 稲畑汀子 ホトトギス 200711  
思ひ出を語り尽くさん秋惜む 稲畑汀子 ホトトギス 200711  
秋惜む心に添はぬ一日かな 稲畑汀子 ホトトギス 200711  
秋惜しむべし沼風をふところに 伊藤白潮 200711  
丈艸の墓小さくて秋惜しむ 能村研三 200712 近江
高館の風とこそ聴き秋惜しむ 落合絹代 雨月 200801  
心虚に置きて禅寺の秋惜しむ 服部菰舟 雨月 200801  
奥伊勢の古刹の塚に秋惜しむ 服部菰舟 雨月 200801  
一枚の湖の光に秋惜む 上原恒子 雨月 200801  
秋惜しみ六十路終の日迎へたり 落合絹代 雨月 200801  
遊子われ小諸城址に秋惜しむ 金森信子 雨月 200801  
抽斗に母の絹糸秋惜しむ 森田節子 風土 200801  
教会のライトアツプに秋惜しむ 遠藤逍遙子 風土 200801  
秋惜しむ羅漢の杯に小銭置き 山田春生 万象 200801 再び喜多院へ
秋惜しみけり紫のヘアピンに 高田令子 200801  
秋惜しむ琴引浜の砂鳴らし 峰尾秀之 200802  
往き過ぎし人を想ひて秋惜しむ 佐藤ナオ子 遠嶺 200802  
いつしかに和む山路に秋惜しむ 高村洋子 遠嶺 200802  
渦巻かぬ鳴門海峡秋惜しむ 奥田妙子 ぐろっけ 200802  
ボーイソプラノは天使の声や秋惜しむ 金井香ル 200803  
人の背に秋惜しむ影濃くありて 舩越美喜 京鹿子 200803  
秋惜む君とのあの夜惜むかに 稲畑廣太郎 ホトトギス 200810  
秋惜み我等集へば京晴れて 稲畑汀子 ホトトギス 200810  
祝ぎごころ抱きて越の秋惜む 稲畑汀子 ホトトギス 200811 祝「松の花」
秋惜む江戸下町の片隅に 稲畑廣太郎 ホトトギス 200811  
蕉像のやうな顔して秋惜む 稲畑廣太郎 ホトトギス 200811  
秋惜しむ高尾の寺の普茶料理 上原重一 200811  
秋惜しむ古きミシンを友として 岡野ひろ子 200811  
秋惜しむ太宰・寺山生れし地に 能村研三 200811  
賦巻詩の一字一字に秋惜しむ 小澤克己 遠嶺 200812

祝允明「草

書牡丹賦巻」

人絶えし浜辺となりて秋惜しむ 黒澤登美枝 200812  
ぬり絵して高原の秋惜しみけり 仁平則子 200812  
秋惜しむ一期一会の釣橋で 丸山佳子 京鹿子 200812  
神将の緋の剥落や秋惜しむ 土屋啓 馬醉木 200901  
港川人の息吹き足裏に秋惜しむ 稲嶺法子 遠嶺 200901  
秋惜しむ点りはじめし灯をかぞへ 小林奈穂 200901  
源氏庭深みゆく秋惜しみけり 門伝史会 風土 200901  
秋惜しむエルミタージュの美を愛でつ 木暮剛平 万象 200901  
秋惜む安倍川餅のやはらかし 大西八洲雄 万象 200901  
汐匂ふ町を歩きて秋惜しむ 柴田佐知子 200901 門司
朱蝋燭百本立てて秋惜しむ 荒井千佐代 200901  
出航の汽笛とどろき秋惜しむ 吉沢陽子 200902  
秋惜しむ宇治十帖を読み返し 山下佳子 200902  
励み来し証の農良着秋惜しむ 林和子 200902  
煩悩は大き潮へ秋惜しむ 小原徳男 遠嶺 200902  
石焼の男鹿の魚食み秋惜しむ 福永みち子 馬醉木 200902  
ウクレレの小さきを膝に秋惜しむ 滝川あい子 雨月 200902  
書聖碑林西安に秋惜しみけり 手島伸子 雨月 200902  
妻逝けり老人ホームに秋惜しむ 藏本博美 ぐろっけ 200902 秋惜む→ 3

 

2019年11月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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