秋 扇 2 (秋の扇 忘れ扇 捨て扇 扇置く)     62句

つくづくと絵を見る秋の扇哉    小春  曠野集

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書・その他
妹よ秋扇は力まず遣ふもの 加茂達彌 201505  
秋扇畳み拝する杞陽の句 稲畑廣太郎 ホトトギス 201509  
惜別の懐に挿す秋扇 白井友梨 馬醉木 201510  
さりげなく矛先そらす秋扇 大室恵美子 春燈 201511  
秋扇ゆるくつかひて人を恋ふ 小嶋恵美 春燈 201511  
戦下の救護生き残り来て秋扇 赤岡茂子 春燈 201511  
秋扇渋々矛を収めたる 鈴鹿呂仁 京鹿子 201511  
豆菊とよばれし人の秋扇 秋川泉 あを 201511  
赤面を隠すに開く秋扇 太田英子 201511  
ふつふつと師の句にまみゆ秋扇 能村研三 201511  
愚痴を聞く間合ひにたゝむ秋扇 藤岡紫水 京鹿子 201512  
秋扇松井須磨子を語り継ぐ 名和政代 万象 201512  
秋扇勝ち読み切りてぼやき癖 石田きよし 201512  
開けずとも絵柄眼に秋扇 甕秀麿 201512  
語部のゆっくり使ふ秋扇 笹倉さえみ 雨月 201512  
圓朝噺やがて哀しき秋扇 松林依子 201601  
秋扇待合室にはためかす 山荘慶子 あを 201601  
秋扇人のなごりの香りかな 中野さき江 春燈 201601  
しをりあり秋の扇となりしより 後藤比奈夫 ホトトギス 201607  
秋扇旅行鞄といふ褥 稲畑廣太郎 ホトトギス 201608  
虚子の句の文字読めぬまま扇置く 稲畑廣太郎 ホトトギス 201608  
秋扇今日ええ仕事してまつせ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201609  
膝づめの謀議やはらの秋扇 鈴鹿呂仁 京鹿子 201609  
化野に置き忘れあり秋扇 水野恒彦 201609  
いもうとといふ気安さの秋扇 亀井福恵 京鹿子 201610  
秋扇膝に余談のやうな風 高野春子 京鹿子 201611  
着付け済み帯を叩きて秋扇 片岡良子 雨月 201612  
秋扇門外漢を決め込めり 和田紀夫 201612  
捨て切れぬ良き香残りし秋扇 赤松有馬守破天龍正義 六花 201701  
障りなき話に開く秋扇 押田裕見子 201612  
三分の二ほど開いて秋扇 千原叡子 ホトトギス 201702  
地歌聴く堂の百人秋扇 小沼ゑみ子 末黒野 201702  
開くでもたたむでもなし秋扇 中川句寿夫 ここのもん 201705  
言訳のひらいて閉づる秋扇 押田裕美子 201706  
又使ふ秋の扇でありしこと 稲畑汀子 ホトトギス 201708  
秋扇に師の墨痕の平家琵琶 高橋和女 風紋 201709  
秋扇忌日の風を運び来る 稲畑廣太郎 ホトトギス 201709  
耳うちをする口隠す秋扇 竹下陶子 ホトトギス 201709  
図書館に黙ひしめけり秋扇 高橋道子 201710  
秋扇開きて風のなかりけり 宮内とし子 201711  
秋扇ぱちりと昔語り出す 菊川俊朗 201711  
秋扇けじめの音をたてて閉づ 高橋将夫 201711  
もどかしきものに言葉や秋扇 間谷雅代 馬醉木 201711  
聞き役に徹し秋扇半びらき 阪上多恵子 雨月 201711  
秋扇を膝の遺骨に開きけり 笹村政子 六花 201711  
秋扇手持ち無沙汰で扇ぎをり 溝渕弘志 六花 201711  
秋扇雨が来るよと振りかへる 前田貴美子 万象 201712  
秋扇に定家の一首たをやかに 岡尚 風土 201712  
マネキンの指に添ひたる秋扇 石田静 201801  
秋扇昼のほてりを折りたたむ 熊川暁子 201801  
問はれしをふはりと躱す秋扇 長谷川信一 万象 201801  
レシートとティッシュの間の秋扇 服部早苗 201801  
身ほとりにありて秋扇なりしかな 稲畑汀子 ホトトギス 201808  
湿布張り終へて使へる秋扇 稲畑汀子 ホトトギス 201808  
秋扇をさめて一歩会場に 稲畑汀子 ホトトギス 201808  
踏まれたか平になりし秋扇 秋川泉 あを 201810  
屈託を少しこぼして秋扇 石本百合子 馬醉木 201811  
はたと止む翔先生の秋扇 大沢美智子 201811  
物見ゆる齢となりぬ秋扇 渡邊千枝子 馬醉木 201812  
夫婦にもほどよき間合秋扇 斉藤雅子 末黒野 201812  
秋扇時の流れの音畳む 平野多聞 201812  
言の葉を継ぎ足すあはひ秋扇 和田華凛 ホトトギス 201901  
秋扇たたむ仕草も親ゆずり 大山夏子 201904 秋扇 →1

 

2019年8月31日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。