秋の潮 2     89句


作品
作者
掲載誌
掲載年月
逝く秋の潮目に泛ぶ虹の色 浜福惠 風土 201001
追憶はみな秋潮のかなたかな 高橋将夫 201002
磨り減りし石段浸す秋の潮 松田明子 201003
沖よりの風は沖上げ秋の潮 稲畑汀子 ホトトギス 201009
秋潮を盛り上げ出づるものは何 稲畑廣太郎 ホトトギス 201009
秋潮となる黒潮の色極め 稲畑廣太郎 ホトトギス 201009
秋潮のかしこみ退る神の庭 長谷川閑乙 馬醉木 201011
秋潮や冠島に社立つ 坂根宏子 201011
秋潮に海女の磯笛かすかなり 西垣順子 201011
秋の潮エンジン轟音水陸車 高橋大三 ぐろっけ 201012
大漁旗はためく秋の潮風に 山本漾子 雨月 201012
半生を拠りし一誌や秋の潮 藤原照子 201101
潮合といひ秋潮のすれ違ふ 後藤立夫 ホトトギス 201103
秋の潮俯瞰する窓開けて泊つ 稲畑汀子 ホトトギス 201109
秋潮の音の届かぬ島泊り 稲畑汀子 ホトトギス 201109
秋潮をもつともらしくしたる島 稲畑廣太郎 ホトトギス 201109
ビル退(ど)けよ紀淡の秋の潮見台 品川鈴子 ぐろっけ 201110
断崖は地球の履歴秋の潮 河野美千代 201112
灯台と安房の対峙や秋潮路 藤原照子 201112
秋の潮退いて灯台ひとりぼち 菅谷たけし 201112
秋潮に色飛ぶボードセーリング 田所節子 201112
秋潮に帆の反りありし白秋碑 能村研三 201112
秋潮のこの一羽なる鴉かな 藤原冬人 火星 201112
秋潮のさねさし相模よく晴れて 大沢美智子 201112
舟入れて船屋の眠る秋の潮 細島孝子 末黒野 201112
城ヶ島大橋秋潮をひと跨ぎ 藤原照子 201112
寂しさは秋潮寄する音ならむ 村上絢子 馬醉木 201201
跡形もなき渡船場や秋の潮 松田明子 201202
秋潮や島桟橋を長くして 豊田都峰 水の唄 201203
瞑想はひたひた寄する秋の潮 高橋将夫 201211
秋潮に原発白き巨塔かな 竹内悦子 201211
秋潮に原発白き巨塔かな(美浜) 竹内悦子 201211
秋潮へきらり海鵜の急降下 赤座典子 あを 201211
艀出て客を母船に秋の潮 酒井秀郎 返り花 201211
洞窟は燕の塒秋の潮 片岡久美子 201211
秋潮や安寿入水の嶋の蔭 谷渡末枝 万象 201212
晩秋の潮待ち港常夜燈 片岡久美子 201301
煌めきて遠州灘の秋の潮 稲岡長 ホトトギス 201301
水門に魚影の列や秋の潮 川井素山 かさね 201301
追憶はみな秋潮のかなたかな 高橋将夫 如意宝珠 201306
秋潮を眺む恋人めく二人 稲畑廣太郎 ホトトギス 201310
過去形の夢崩れゆく秋の潮 岩月優美子 201311
大橋に立ち秋潮を踏んでをり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201311
天離る夷の長道ゆ秋の潮 山田六甲 六花 201312
秋の潮海に縞目の模様かな 岩下芳子 201312
秋潮や藻屑たゆたふ舟屋口 後藤桂子 万象 201312
秋潮のひたひた寄する夫婦岩 伊藤純子 201312
真砂美しく引き残しけり秋の潮 大橋伊佐子 末黒野 201312
波音は届かざれども秋の潮 山田六甲 六花 201312
掬ひ上ぐ秋潮に色なかりけり 望月晴美 201312
秋潮に〓(魚箴さより)湧きをり芦屋浜 堀志皋 火星 201401
秋潮に神輿洗ひの鐘太鼓 柴田志津子 201402
秋潮のかなた風車の白光る 有賀鈴乃 末黒野 201402
秋潮を分けまつすぐに舟帰る 松田明子 201403
ひそやかにつよし秋潮の引き力 遠藤真砂明 201410
税関に国旗はためく秋の潮 林範昭 火星 201411
秋潮の浮標の下の昏さかな 山本耀子 火星 201411
広がりて果てはひかりに秋の潮 土屋草子 ろんど 201412
秋潮にきびすを返しゐたりけり 山田六甲 六花 201511
秋潮を分けて水先案内船 田村すゝむ 風土 201511
船宿の床下新秋の潮満ちぬ 和田照海 京鹿子 201512
秋潮や礁に高き波しぶき 遠藤清子 末黒野 201602
ひたひたと秋の潮さす枕飯 深川淑枝 201602
幽玄の調べに染むる秋の潮 安永圭子 風土 201602
又もとの静けさありて秋の潮 稲畑汀子 ホトトギス 201609
秋の潮寄せては返す淡路島 稲畑汀子 ホトトギス 201610
秋潮にベイブリッジの揺るぎ無く 稲畑廣太郎 ホトトギス 201610
黒々と秋潮季節進めゆく 稲畑廣太郎 ホトトギス 201611
三分の渡しの舟や秋の潮 今村千年 末黒野 201612
立石の赤き岩肌秋の潮 高橋まき子 風土 201612
秋潮の今し遥かや二の鳥居 成田美代 201701
澪標遠く続くや秋の潮 大西武士 春燈 201702
わけもなく秋潮に手を濡らしゐる 浜崎素粒子 ホトトギス 201704
跳ね橋閉づ秋潮に影落としつつ 荒井千佐代 201803
一陣の風に色変へ秋の潮 高倉和子 201804
秋潮のおおきく曲がる母国かな 津波古江津 船団 201806
秋潮や水惑星を塗り替へて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201809
秋潮を使ひ切つたるセーリング 稲畑廣太郎 ホトトギス 201811
巡視船秋潮切つて沖目指し 岡野里子 末黒野 201812
砂浜を柔らかくはむ秋の潮 山口登 末黒野 201904
秋潮の地球の果を確かめて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201911
水上バス離宮に入るや秋の潮 篠田純子 201912
会終へて家路近づく秋の潮 稲畑汀子 ホトトギス 202009
秋潮や又日の本に空母生れ 稲畑廣太郎 ホトトギス 202009
秋潮の襞鮮やかに汀女の忌 水沢和世 202011
秋潮の香に咽せびをり夜の浜辺 小河原清江 202011
秋潮や支流は海と出会はざる 河崎裕二 202012
秋潮の寄す撥擦れの琵琶の胴 深川淑枝 202102
秋潮の上へ跳ねたる子馬かな 田中とし江 202102
秋の潮→1

 

2021年9月3日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。