秋の日 5  137句

作品
作者
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前書その他
秋日濃く沁みゐし椅子の座り艶 布川直幸 201409  
白杖の人にゆづりぬ秋日差 大日向幸江 あを 201409  
明るさも暗さも秋の日の下に 稲畑汀子 ホトトギス 201410  
昨日今日明日も秋の日あるがまま 稲畑汀子 ホトトギス 201410  
秋日さす茶碗に息を呑みにけり 山田六甲 六花 201411  
色紙展玻璃戸ぬけくる秋日濃し 布川直幸 201411 川崎市文化祭
秋の日をちりばめ砂の水くらげ 山田美恵子 火星 201411  
杉木立奥に秋の日差し入りて 白石正躬 やぶれ傘 201411  
秋日差す町家二階の畳べり 山田六甲 六花 201411  
瑠璃茶碗京の秋日のさしにけり 山田六甲 六花 201411  
青色に目眩んでゐる秋日中 山田六甲 六花 201411  
秋日さす陶師は額少し上げ 山田六甲 六花 201411  
嵐電の客ちらほらと秋日差 山田六甲 六花 201411  
秋日なか享子の墓の見あたらず 山田六甲 六花 201411  
秋の日や鳴らぬ電話を待ち暮るる 森下康子 201412  
根が生ゆるやうに坐す礁秋日影 田中貞雄 ろんど 201412  
大殿の畳廻廊秋日跳ね 田中貞雄 ろんど 201412 光明寺お十夜前日
秋日闌く白衣同行二人衆 田中貞雄 ろんど 201412 光明寺お十夜前日
殉教の少年像に秋日濃し 塩見英子 雨月 201412  
坂道を下れば港秋日濃し 島玲子 風土 201412  
和傘貼る太き十指に秋日濃し 兼久ちわき 馬醉木 201501  
山車廻す秋の日まはす轍跡 原田達夫 201501  
秋日差水をゆらして天井画 来海雅子 201501  
秋の日や白光受くる身のほとり 川長坂正昭 春燈 201501  
マディソン橋母の散骨秋日に舞ふ 増田菖波 春燈 201501  
足場とれし変身わが家秋日燦 望月晴美 201501  
秋日濃し生家に残る蠅取器 菊川俊朗 201501  
行く秋の日差しを求め秋の蝶 小川玉泉 末黒野 201501  
秋日受け海のきらめくひとところ 石黒興平 末黒野 201501  
つくつくし秋の日となる鳴き納め 小倉純 末黒野 201501  
秋の日や本堂工事今半ば 岩崎スミ子 末黒野 201501  
金ン揺らし秋日に揃ふ山車十余 浅井青二 雨月 201501  
沈み行く秋日遮り漁船 堀田清江 雨月 201501  
久々に浜辺の思索秋日濃し 渡辺安酔 201501  
赤松の肌の濡るる秋日かな 松山直美 火星 201501  
秋日さす銀座和光に乳母車 奥田茶々 風土 201501  
撫で艶の大すりこぎに秋日さす 福島せいぎ 万象 201501  
両陛下秋の日たわわりんご園 鎌田悟朗 ろんど 201501  
大いなる秋日の中の伊勢神楽 半田稜 ろんど 201501  
海はそこ山そこに秋日差 井上信子 201501  
二艘出て秋日を絞る流し網 不破幸夫 馬醉木 201501  
秋日浴びぶんぶん回る連子鯛 赤座典子 あを 201501  
絵硝子のマリヤ越しなる秋日燦 斉藤マキ子 末黒野 201502  
黙りの釣人の背や秋日影 山崎稔子 末黒野 201502  
帆を上げて秋日に映ゆる日本丸 秋山文子 末黒野 201502  
中之島の秋日一入ビル染めて 出口貴美子 雨月 201502  
大正の玻璃戸や秋日差す生家 土谷倫 船団 201505  
城跡のゴールデンシャワーてふ秋日 南北佳昭 船団 201505  
繩文のA氏あゆめる秋日差 佐藤喜孝 あを 201509  
赤松の切株に秋日差かな 大崎紀夫 虻の昼 201510  
山車廻す秋の日まはす轍跡 原田達夫 箱火鉢 201511  
秋の日の釣り師は柵に肘をつく きくちえみこ 港の鴉 201510  
鶏頭に秋の日のいろきまりけり 久保田万太郎 春燈 201511 『草の丈』
雲の透く箱根連山秋日果つ 赤岡茂子 春燈 201511  
荒草に角立つ秋の日射しかな 生田作 風土 201511  
秋の日を子供御輿の反射せり 高田令子 201511  
聖水盤乾き絵硝子より秋日 荒井千佐代 201511  
カーテンの模様畳に秋日濃し 渡部良子 馬醉木 201512  
用済みの卒塔婆秋日にさらされて 渡邊孝彦 やぶれ傘 201512  
秋日今落ちて鴉の声高し 曽根京子 春燈 201512  
窓越しの秋の日溜り手織機 つじあきこ 201512  
煌めける黄金の間に秋日差す 奥田茶々 風土 201512 エカチェリーナ宮殿
秋日濃し光悦垣の苔浮かす 門伝史会 風土 201512  
子らが来て山の秋日をかきまぜる 池田光子 風土 201512  
秋日影眠るゴリラの舌桃色 高橋道子 201601  
ハロウインの絵本の弾み秋日濃し 和田政子 201601  
一句詠み秋日の卓に置きにけり 松嶋一洋 201601  
秋日洩るる堂や目を剥く四天王 田中臥石 末黒野 201601  
秋日射す川の一箇所鯉溜り 田中臥石 末黒野 201601  
秋日差し背に受け明日の備へ考 長崎桂子 あを 201601  
坂のぼる途中で秋の日の中へ 大島英昭 やぶれ傘 201601  
跳び箱の高さずんずん秋日射し 安藤久美子 やぶれ傘 201601  
大仏の慈顔をつつむ秋日かな 安達公彦 春燈 201601 鎌倉
秋日積むインクラインの枕木に 服部早苗 201601  
砂乾ききつて砂丘の秋日濃し 土井三乙 風土 201602  
舞ふ巫女の鈴に集まる秋日差し 貫井照子 やぶれ傘 201602  
秋日差水をゆらして天井画 来海雅子 201602  
秋の日に浮いて蜘蛛の巣大いなり 中嶋陽子 風土 201603  
秋日濃し大川目覚めゆくほどに 稲畑廣太郎 ホトトギス 201611  
赤松の幹ぴりぴりと秋日濃し 久染康子 201611  
どの道を選ぶも秋の日暮かな コ田千鶴子 馬酔木 201611  
秋の日やさゆらぎもなき日章旗 西住三恵子 201611  
秋日濃く藁焼く煙の香ばしく 井上石動 あを 201611  
少年の釣竿軽し秋日向 須賀敏子 あを 201611  
遮断機のあがり鉄路の秋日濃し 赤羽陽子 春燈 201611  
風も漸秋日の浜に帆の用意 高橋まき子 風土 201612  
秋の日の海へ出てゆくモノレール 橋本之宏 風土 201612  
顧る坂をどんどん秋日落つ 鈴鹿呂仁 京鹿子 201612  
秋の日や老いたる父の爪を切る 浅木ノヱ 春燈 201612  
堰落つる水に秋日のかけらかな 森清堯 末黒野 201612  
秋日射す義父と婿との伽羅僧衣 稗田夏子 201612  
連山に小数点を打つ秋日 七種年男 輪中の空 201612  
稲穂垂れ秋の日ざしのやはらかし 堀田こう 雨月 201701  
もう一度さよならの声秋日落つ 堀田清江 雨月 201701  
秋日の嶺にぶつかり落ちにけり 近藤喜子 201701  
己が身を捧げ秋日の武甲山 安立公彦 春燈 201701 秩父
秋の日に襞を凝らしぬ武甲山 鷹崎由未子 春燈 201701  
秋日濃し名工展の美術館 佐藤まさ子 春燈 201701  
秋の日や庭師何かと剪りたがる 村上二三 201612  
秋日燦波頭はお湯の湧く如し 矢野百合子 201701  
秋日差し一矢をはなつまで長し 大島英昭 やぶれ傘 201701  
抜け穴の闇に秋日の差し込みぬ 平居澪子 六花 201702  
久し振り秋日こぼるる父母の墓 木村弓子 末黒野 201702  
わが影の二拍二礼や秋日濃し 太田良一 末黒野 201702  
秋の日を座敷に上げて午後一時 武藤節子 やぶれ傘 201702  
京焼を商ふ路地の秋日濃し 高木邦雄 末黒野 201704  
気紛れな雲に秋日の淡々と 稲畑廣太郎 ホトトギス 201709  
秋日濃し刑事ドラマの一場面 稲畑廣太郎 ホトトギス 201710  
ひととせの早さよ母に秋日濃し コ田千鶴子 馬醉木 201710  
秋の日の天空にあり岩木山 黒滝志麻子 末黒野 201711  
秋の日や吾家の基礎は定まりぬ 富永小谷 馬醉木 201712  
病窓にビル影の濃し秋日濃し 森和子 万象 201712  
病棟に差す秋の日とテレビ見る 林田麻裕 201712  
秋日濃くKUSAMAの赤いワンピース 火箱ひろ 201712  
朝市の高山陣屋秋日燦 松本三千夫 末黒野 201712  
秋の日の埴輪へ一語妻発す 田中臥石 末黒野 201712  
秋日濃し池塘に鳥の羽根やすめ 豊行青峰 春燈 201712  
秋日濃し古地図片手に紀尾井町 篠藤千佳子 201712  
秋の日を思ふ存分河馬の口 齊藤實 201712  
秋の日や信長塀の縞模様 庄司久美子 201712  
日捲りの子規の一句に秋日差 小林共代 風土 201712  
天窓の秋の日を追ひ背泳す 平居澪子 六花 201801  
秋の日に掛けて大政奉還図 山田健太 風土 201801  
秋の日の薬袋の重さかな 松村光典 やぶれ傘 201710  
小半時歩けば秋の日差し濃く 安藤久美子 やぶれ傘 201711  
横顔に秋日差しくる写経かな 笹村政子 六花 201712  
渡し場にすとんと秋の日の暮れて 秋山信行 やぶれ傘 201712  
秋の日をシャガール展で過しけり 枝みや子 やぶれ傘 201712  
誰にでも等しく秋日注ぎけり 小山繁子 春燈 201801  
妙義嶺に残る秋の日尖りけり 森清堯 末黒野 201802  
秋日濃く水に浮くもの皆眩し 熊川暁子 201802  
狛犬の吽像秋の日惜しみをり 岡田桃子 201802  
寄り添ふて秋の日和を分かちをり 久保夢女 201802  
ねむり猫見上ぐ秋日の東照宮 島野ひさ 万象 201803  
秋日差畳ぬくもる二人の座 外山生子 末黒野 201804  
秋の日の遍し寺の屋根の反り 外山生子 末黒野 201804  
抱き上げし兎に秋の日の匂ひ 窪みち子 201804 秋の日→ 1

2018年10月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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