かたかご    76句

もののふの八十をとめらが汲みまがふ寺井のうへのかたかごの花  万葉集

かたくり  かたかご  堅香子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
百里来て花かたかごは秘中の秘 神蔵器 199905  
揺れ止んでかたかごの花息吐くごと 梅原美子 199906  
かたかごに跼みて旅に誘へり 田中矢水 遠嶺 200006  
かたかごの花見る回り道に蹤く 吉田明 200006  
かたかごの花に含羞膝つけば 千坂美津恵 200107  
かたかごの花に日の差す雑木林 山田由利枝 雨月 200107  
かたかごや後生大事に母の文 宮倉浅子 遠嶺 200107  
木漏日も花かたかごも寡黙なる 山田弘子 円虹 200205  
かたかごや俯いて聴くミサの曲 當川明子 200206  
かたかごや牧のなぞへに踏まれ咲き 大沢美智子 200206  
かたかごの花話すごと聞くがごと 池田加代子 風土 200206  
かたかごの雨美しや老年期 上林孝子 200206  
かたまつてゐてかたかごは孤なる花 奥澤和子 200207  
かたかごや風上空を疾走す 奥澤和子 200207  
城跡にかたかごの花昏れ易き 青砥真貴子 200208  
かたかごの花咲く越に在りし頃 松尾緑富 ホトトギス 200211  
人悼むさまにかたかご咲き揃ふ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200302  
かたかごの花にむかしの片思ひ 斉藤静枝 あを 200303  
かたかごの花や吉備路を訪ね来て 名取袿子 200305  
かたかごや大和をみなといふは死語 池田倶子 雨月 200306  
杣径の消えかたかごの万の花 河野美奇 ホトトギス 200307  
かたかごの花のうなじを打ちて雨 高垣和恵 雨月 200307  
かたかごの花の山より鎮魂歌 山崎靖子 200307  
かたかごを退り花眼を労はりぬ 風間史子 200307  
かたかごやうつむいて立つ女人像 若生まりあ 遠嶺 200307  
かたかごは森の踊り子風を待つ 藤原照子 余韻 200403  
鰻食ぶ時かたかごの花あふる 辻恵美子 栴檀 200406  
遙か来て花かたかごに何告げむ 外川玲子 風土 200406  
教卓にかたかごの鉢のせてあり 中村洋子 風土 200406  
かたかごや土塀の間を水流る 我妻一男 帆船 200407  
かたかごや歩きて心足りゐたる 名和未知 草の花 200407  
かたかごの万花へ日本海の風 内山花葉 200407  
かたかごの花反り返り日を返す 西畑いすず 築港 200506  
かたかごの花を浮かせり澄し汁 赤松郁代 万象 200507  
外露地のかたかごの花ひつそりと 高橋洋子 200507  
かたかごや詠むとは祈ることに似て 服部早苗 200507  
かたかごの花に地の神憩ひたる 岩月優美子 200705  
かたかごの花や憶良の八十をとめ 中沢三省 風土 200805  
深信濃の鍬音ひびく花かたかご 田中佐知子 風土 200806  
雨あとの花かたかごは日を弾く 田中佐知子 風土 200806  
ゲレンデの日はなだらかに花かたかご 田中佐知子 風土 200806  
かたかごの秘事ありやひそと咲く 中緒和子 酸漿 200806  
かたかごを離れるための眇かな 高橋澄子 200807  
かたかごや日翳り早き水車小屋 柴崎甲武信 月日 200811  
膝折りて花かたかごと風を待つ 高村令子 風土 200811  
淡き日や花かたかごの炎の環 武田漣 炎環 200905  
かたかごや烏頭子選の句会報 鈴木石花 風土 200906  
かたかごの一茎一花群れ咲きて 羽賀恭子 200906  
かたかご咲き風紫の野を渡る 堀田こう 雨月 201007  
かたかごの花弁跳ぬるに少しく間 大橋敦子 雨月 201103  
蝶の来て花かたかごの身をそらす 神蔵器 風土 201106  
人知れず咲くかたかごの群るる谷 安原葉 ホトトギス 201107  
人は入れぬ花かたかごの渓ひとつ 河野美奇 ホトトギス 201107  
かたかごの風紫や地を這へり 河野美奇 ホトトギス 201107  
鎮魂のかたかごそそと吹かれをり 卜部黎子 春燈 201107  
一面のかたかごの揺れ無音界 熊川曉子 201107  
かたかごの花の含羞膝着けば 千坂美津恵 201108  
かたかごの花の盛りの炭子道 山形悦子 万象 201207  
かたかごの耳傾くる風の音 藤丸誠旨 春燈 201306  
隠れ棲むかにかたかごの一群落 楠原幹子 201405  
かたかごに硬さの残る風絡み 外山生子 末黒野 201406  
ひとつぶの雨をとどめて花かたかご 廣畑育子 六花 201407  
かたかごや働く人のたなごころ 中嶋陽子 風土 201505  
薄ら日にかたかごの花半開き 西村しげ子 雨月 201505  
襟立てて見るかたかごの花に風 石垣幸子 雨月 201505  
かたかごの咲くは戦国砦あと 水野節子 雨月 201506  
かたかごの咲くとなぞへに跪く 森脇貞子 雨月 201506  
谷風にかたかご耳を欹てり 高橋道子 201507  
瀬の音に花かたかごの俯むけり 廣畑育子 六花 201507  
野仏に花かたかごの咲きにけり 廣畑育子 六花 201507  
かたかごの花せゝらぎの音の中 小川龍雄 ホトトギス 201510  
百里来て花かたかごは秘中の秘 神蔵器 風土 201705  
かたかごや窯の里へと伸びる道 片桐紀美子 風土 201705  
かたかごの花の光陰ふるへけり コ井節子 馬醉木 201707  
百里来て花かたかごは秘中の秘 神蔵器 風土 201712  
かたかごや窯の里へと伸びる道 片桐紀美子 風土 201801  
かたかごの反りゆるやかとなりにけり 山田健太 風土 201906  
かたかごの径の奥なり開拓碑 斉藤玲子 馬醉木 201907  
かたかごの力抜きたる微風かな 山田健太 風土 201907  

 

2020年2月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。