遠嶺電子句会


締め切り後投句者全員にメールで互選をお願いします。
小澤克己主宰選もあります。
遠嶺俳句会

toone句会参加者の皆様
お待たせいたしました。選句結果がまとまりましたので、発表します。

11 月
主宰選
 作   品 
作者名
互選の結果
主宰短評
1 普通 十三夜猫の執事の後につく 木洩日 普通4 メルヘン的で夢がある。
2 普通 色変へぬ松や小学校歌の碑 クララ 普通4 中七胴切れの効果あり。
3 特選 水鳥の流るる先の日暮れかな エスタ 特選2普通2 下五がよく情景化されている。
4 普通 左手のシャトルの揺らぎ冬立ちぬ かめ 普通2 季語がよく効いている。
5 普通 ハミングに落葉踏みふむ駅の道 マリモ 普通2 中七にリズム感あり。
6 OO 木枯しは海へと走る夜汽車かな オリオン 普通7  
7 特選 松手入縁に急須と煙草盆 スバル 普通2 中七・下五の即物的が象徴された。
8 特選 辛抱が何より大事葛の花 彦星 普通2 気持がよく伝わる。
9 特選 歌になる前の音符や冬泉 更夜 普通4 夢とロマンがある句。
10 秀逸 ハロウィンの魔法の世へと秋館 ムーミン 普通3 ハロウィンを秋の季語にするか?
11 特選 冬亀のしぐさを真似る旅日記   下五に個性が出た。
12 秀逸 水音迅し錆鮎の夕陽影 孤舟 普通1 破調のリズムが面白い。
13 秀逸 父の庭目覚むるやうに冬来たる ヌーピー 普通2 「冬来る」でも可能。
14 秀逸 晩秋の向かひの山に狼煙かな レグルス 普通3 下五に意外性あり。
15 秀逸 清貧の話を聞きて深む秋 ねね   うーん、納得。
16 普通 児の谺響く紅葉の榛名富士 茶々 普通1 上五は子供の声だろうか。
17 普通 かりがねや縄文よりのものつくり まるさん 普通6 古代への思いが宿る。
18 特選 懇ろに払ふ文机冬ぬくし アポロン 普通4 実感あり。
19 普通 さざれ石飾られ秋の宝物館 ポラリス 普通3 しっかりと作られている。
20 秀逸 真直ぐに整ふ畑に麦を蒔く 普通5 農事のさまがよく伝わる。
21 特選 雲の意にそふ漂泊や今朝の冬 孤舟 特選1普通7 遊行の心がうかがえる。
22 特選 冬麗の鏡国境なき夢想 ヌーピー 特選2普通1 「冬麗の鏡」が効いている。
23 XX 秋逝くや黄金の鯉が口を開く レグルス 特選1普通4 「ゆく秋の黄金の鯉」で。
24 普通 助手席の姉の華やぐ紅葉坂 ねね   親族への思いが温かい。
25 特選 立冬の境内響く土鈴かな 茶々 普通2 実感あり。
26 秀逸 追ひついて傘さしてやる初時雨 まるさん 普通3 優しさが伝わる。
27 秀逸 ひたすらにたどる正道竜の玉 アポロン 特選1普通6 男の一本道!
28 普通 三尊石より分水の秋のこゑ ポラリス 普通1 やや意外さがあり。
29 特選 大勢のミッキーと遭ふ冬隣 ムーミン 特選1普通1 キッキーマウス大好きです!
30 秀逸 大鷹の眼に日本海の色 更夜 普通6 下五「海の色」が生きている。
31 秀逸 秋天やわが心にも翳りなし 彦星 普通4 やや付きすぎの嫌いあり。
32 特選 月光に研ぎ澄ましたき詩心 スバル 普通7 憧憬の詩の思いあり。
33 OO オリオン忌あらばわが忌ぞ冬の旅 オリオン 特選6普通5 中七「はるかに想ひ」に推敲。
34 秀逸 見はるかす西施の像や小春空 マリモ 普通2 きちんと物が詠まれている。
35 特選 秋空やガラスの上の水彩画 かめ 普通1 きれいな詩のような情景句。
36 普通 鵙高音悲しびの声ありや無し エスタ 普通1 中七がよく効いている。
37 秀逸 木守柿母と語らふ父のこと クララ 普通5 肉親の深い情愛が伝わる。
38 普通 空と湖睦み合ふ日々馬肥ゆる 木洩日 普通3 大景が詠みこまれている。
39 普通 パソコンの機嫌そこぬる今朝の冬 マリモ 普通4 共感できそう。
40 OO 冬星や一気に書きし禅句集 オリオン 普通9  
41 普通 菊愛づる心の隅の御紋章 スバル 普通1 皇室ご用達の方か。
42 秀逸 胸の内全て明かさむ星月夜 彦星 普通2 あからさまもまた詩なりしや。
43 秀逸 神殿の先に海あり冬薔薇 更夜 普通3 構図・情景・季語と過不足なし。
44 秀逸 三日月と夕星冬の扉開く ムーミン 普通4 メルヘンへの傾き。
45 秀逸 冬薔薇を植ゑた姿を偲びをり   いま眼前の冬薔薇が亡き人を彷彿とさせる。
46 普通 ゆるやかに尾羽を揺らしみそさざい 孤舟 普通1 一句一章のよろしさ。
47 普通 冬天に品格放つ青花磁器 ヌーピー   中七が生きている。
48 特選 冬燈卓を囲めば猫も来て レグルス 普通3 下五に意外性あり。
49 普通 紅葉狩り水音滾る中津川 ねね   やや平坦さ感じる。
50 秀逸 頂の神へ一礼紅葉山 茶々 普通4 挨拶性と情景のよろしさ。
51 普通 冬来る身体髪膚傷だらけ まるさん   まあなんと痛々しい。
52 普通 濁世とて明るく生きむ冬すみれ アポロン 特選2普通5 そうだそうだと共感の句。
53 秀逸 行く秋の浮島に着く小舟かな ポラリス 特選1普通3 静やかな佳作。
54 秀逸 論文の山もう一つ冬支度 かめ 普通1 一所懸命の姿が浮かぶ。
55 普通 ポケットに温めてゐる流れ星 エスタ 普通6 省略がやや効きすぎている。
56 普通 黄落期甲冑凛と向ひ合ふ クララ 普通2 構図がよく浮かぶし季感も的確。
57 普通 ひとときを落葉浄土にゐるやうな 木洩日 普通5 浄土とは齢の深まりか。

 

10 月
主宰選
 作   品 
作者名
互選の結果
主宰短評
1 特選 コスモスの自由に摘むを許されり 茶々   中七に詩情あり。
2 普通 舵をとる八十路の船長秋麗 ねね 普通1 「船長」だと破調、「をとこ」と読む?
3 秀逸 かりがねや昼を灯して囲碁クラブ クララ 普通1 中七が類想多い。
4 普通 女子校に「祝」の垂れ幕天高し まるさん 普通1 全国大会優勝かな?
5 特選 芒野を抜けて詩人の顔となる ムーミン 特選1普通7 「詩人の顔」がよい。
6 普通 鉄橋の先に開けし大花野 マリモ   「先に開けし」に未来予兆がある。
7 XX 曼珠沙華火を吹くこともなくて燃ゆ 木洩日    
8 XX 長旅の果ての爽やかアシカかな 舞     
9 特選 木の実落つ噂話の句読点 スバル 特選2普通2 下五できしっと緊っている。
10 OO 遊行とは流浪にあらず破れ芭蕉 オリオン 特選3普通7  
11 普通 さやけしや鼓翼の中の女神像 ポラリス 普通4 「鼓翼」(はばたき)が現実感ある。
12 普通 滔々と河ゆるやかに秋袷 レグルス 普通5 下五に意外性があった。
13 特選 帰去来(かへりなん)月煌煌とわが山河 孤舟 普通9 陶淵明の詩的ムードがよい。
14 特選 半月は999(スリーナイン)の駅舎らし ヌーピー 普通1 銀河鉄道999にロマンあり。
15 XX 秋星の下生まれたる頭掻く かめ   下五一考するとよい。
16 普通 指先の美しき仕草や土瓶蒸し 更夜 普通2 おいしそうな松茸の土瓶蒸しが浮かぶ
17 普通 仏心をはぐくむ遊行檀の実 アポロン 普通7 遊行の感じが出ている。
18 普通 いわし雲己責めても人責めず 彦星 普通2 気持は伝わるがやや説教的。
19 XX 蘆原に二羽の丹頂鳴き交す エスタ    
20 XX 天高きバザールの朝浴びてをり ポラリス 特選1  
21 秀逸 星々の雫を野路の女郎花 レグルス 普通9 中七下五に個性あり。
22 XX 柿すだれ竈をのぼるうす煙 孤舟 普通3  
23 秀逸 秋の海目指してジェットコースター ヌーピー 普通2 スピード感と方向性あり。
24 特選 見えねども確かなひかり金木犀 かめ 普通4 詩的鋭さに優る作品。季語もよい。
25 秀逸 詩の生るるとき光源となる花野 更夜 普通7 詩的で明るさと予見性がある。
26 秀逸 詠むことは祷りに通ず白式部 アポロン 特選2普通6 「通ず」を省略するとさらに良い。
27 普通 確固たる道筋決めん秋北斗 彦星 特選1普通7 決意的でよろしい。
28 特選 北国の湖幾つ越え雁渡る エスタ 普通2 旅情を「雁」に重ねて余りある。
29 特選 小面の置かれし書院桐一葉 ポラリス 特選2普通6 しっかりとした諷詠。
30 OO 十月の湖辺の庵に詩仙棲む オリオン 普通6  
31 普通 含羞の人一輪の野菊抱く スバル 普通1 上五に人となりが出ている。
32 普通 たわわなる稲穂を手にす父がをり 普通2 豊作のよろこびがある。
33 普通 月の森魔界の口が開いてゐる 木洩日 普通3 ちと不気味でリアル。
34 普通 ななかまど煙ひとすぢ上りつつ マリモ   下五「上りをり」の方がよい。
35 普通 団栗を運べるリスと擦れ違ふ ムーミン 普通1 団栗だけ漢字にするとよい。
36 普通 蟋蟀も猫も出入りの庭竈 まるさん 普通4 庭竈にほのぼの感があります。
37 普通 色鳥や筆跡に見る人となり クララ 普通3 上五の切れがよい。
38 秀逸 赤とんぼ砲台跡の展望台 ねね   しっかりとした情景がある。
39 XX 鰯雲丘の灯台立ち入れず 茶々    
40 秀逸 木の実降るこの丘陵にトトロ住む ムーミン 普通3 童話風で丘陵も生きた。
41 普通 酒豪なる竹馬の友や秋鰹 マリモ 普通1 お酒でも酌み交わしている楽しさ。
42 特選 銀漢を栞としたき一書かな 木洩日 特選2普通10 夢があって挨拶性も横溢。
43 普通 木犀の香の包まれし乳母車 普通1 やさしさの雰囲気。
44 普通 白無垢の肩に寿ぐ秋茜 スバル 普通4 お祝い句の見本。
45 OO 銀河より馬車来る城の舞踏会 オリオン 特選3普通6  
46 XX シルクロードの調べを聞きに秋扇 レグルス 普通1  
47 普通 密教の森の暮れかねけらつつき 孤舟 普通1 「密教の森」がやや難解。
48 普通 秋風の音無く過ぐる船留まり ヌーピー 普通2 中七に味わいあり。
49 普通 街路樹の朱き涙や秋の空 かめ   中七を「紅葉」ととらえますか。
50 普通 釣人をつつむ夕暮花芒 更夜 普通2 情景のムードがある。
51 普通 舷(ふなべり)を寄せ合うてゐる寒露かな アポロン 普通9 港湾の景色彷彿。
52 普通 野より湧き空へ消えゆく赤蜻蛉 彦星 普通3 季節感がメルヘン的。
53 秀逸 放牧の馬帰り来る秋落暉 エスタ 普通4 牧歌的でのんびり。
54 普通 秋時雨郵便局に為替組む まるさん   季語に情趣あり。
55 特選 萩の雨結び目ゆるき恋みくじ クララ 普通6 神社などの境内の情景浮かぶ。
56 普通 秋風や夢を授くる未来館 加須の未来館 ねね 子供たちへの希望の句。
57 XX 白秋の碑を口ずさむ浜の秋 茶々 普通1  

 

9 月
主宰選
 作   品 
作者名
互選の結果
主宰短評
1 XX 庭球のエース笑顔のさはやかに クララ    
2 特選 一粒も無駄なく胡麻をたたきけり 茶々 普通2 大切にしようとしている心がよい。
3 秀逸 寝返れば寝返る方へ初の虫 ねね 普通5 虫の音を愛でる気持ちが出ている。
4 秀逸 夕映えに気高き天守菊の酒 ヌーピー 普通4 重陽を祝う心が良い。
5 XX たつぷりと稲妻を浴ぶ田圃かな まるさん 普通3 「浴ぶる」と連体形。
6 XX 蒼天に母の命日九月かな マリモ   「かな」の切字は中七では切らない。
7 XX 旅の荷を作り終へたし大根蒔く   中七を一考。
8 XX 天の河誰が為に積む石の数 木洩日 普通2 季語が合わない。
9 普通 力走の果ての仰臥や秋高し スバル 特選1普通6 オリンピック讃歌ですね。
10 XX 桐一葉胸のもやもやすつと消ゆ 彦星   季語を一考。
11 普通 思慕の秋器の底に顔を見む かめ 普通3 沈思の秋の風情。
12 普通 秋声の道一筋に遠嶺まで ムーミン 普通5 「遠嶺」調よろしい。
13 秀逸 秋爽の波遊ばする礁かな 孤舟 普通6 一句一章が見事決まっている。
14 oo 花野来てこの日この空この地球 オリオン 特選2普通7  
15 XX われも亦詩の狩人新松子 アポロン 特選6普通4 「狩人」(冬)と「新松子」(秋)が合わず。
16 普通 余白なき旅の日記や雁渡し レグルス 普通4 季語がよろしい。
17 秀逸 管弦の龍頭船や月今宵 ポラリス 普通5 名月を眺める古都の池の風情。
18 普通 虫しぐれ中に立志のこゑあらむ エスタ 特選1普通5 中七がとてもよい。
19 普通 ささやかな光となりて花野行く 更夜 普通2 やわらかなタッチが魅力的。
20 普通 わが心奮ひ立ちをりカンナの緋 彦星 普通2 自分へのエールもよろしい。
21 特選 デラウェアの落ちて光を振り撒けり かめ 普通1 可愛らしい葡萄への眼差しあり。
22 特選 小鳥来てからくり時計動き出す ムーミン 特選2普通8 意外性とメルヘンとの調和。
23 特選 夜の潮の漲つてゐる星月夜 孤舟 普通3 秋の宇宙規模の素晴らしさ。
24 普通 銀漢や孤舟の人の波まかせ スバル 特選1普通2 夢があって旅情あり。
25 XX 雄心の一詩欲りゐし夜長かな アポロン 普通5 よく見えない情のみ。
26 XX 秋桜心の海をみてをりし レグルス 普通6 中七が抽象。
27 XX 蒔絵萩言の葉楚々とこぼれたる ポラリス 普通3 季語を一考。
28 XX 秋水に心澄むまで掌を浸す エスタ 特選1普通2 「掌」は、「手」にする。
29 普通 秋うらら指先ほどの招き猫 更夜 普通2 意外性あり、可愛い情景。
30 oo 芒野を抜け禅堂の道目指す オリオン 普通6  
31 XX 逢へずとも心奥に住む秋蛍 木洩日   季語を変える。
32 普通 牧場を覆ひ隠して霧走る 普通2 やや答が出ているが現実感あり。
33 XX 名月や地に根を張りし大鳥居 マリモ 普通2 中七一考。
34 普通 清兵衛に磨かせたしや大瓢 まるさん 普通1 面白い一句。
35 XX 病むよりも一歩進まむ月見豆 ヌーピー   上五をもう少し軽く。
36 普通 秋天に勝利の道のガッツポーズ ねね   現実感あり。
37 特選 金色にかがやく稲穂育てをり 茶々 普通1 豊穣への挨拶心ある。
38 特選 肩書の無き半生や種を採る クララ 特選1普通8 季語が感慨に呼応している。
39 普通 夕闇の話の中へさんまの香 普通5 生活感が出ている。
40 XX 序曲「日本に激つ稲妻と雨」 木洩日   よく伝わらない。
41 XX 若きにはもんじゃが似合ふ秋祭 スバル   中七を一考。
42 XX 小さくとも数多の夢を稲の花 彦星 普通2 言い終せている。
43 普通 シャム猫の鈴より高く虫の声 かめ 普通4 虫の声を愛でる思いが幽かにあり。
44 秀逸 星月夜空飛ぶ魔女の現はれし ムーミン 普通3 メルヘンの世界に遊ぶ。
45 XX 使はれず秋の扇になつてをり 孤舟   説明のしすぎ。
46 普通 もてなしの風たつぷりと月の宴 アポロン 普通3 中七がよく効いている。
47 普通 教会の固き扉や小鳥来る レグルス 普通1 季語が心地よい。
48 秀逸 鬼灯や母の涙の意味を知り ポラリス 普通3 ドラマ性がある。
49 XX 青龍の潜む碧潭乱すまじ エスタ   「竜淵に潜む」の変形とは思うがどうか?
50 oo 人に和を説き望月の嶺仰ぐ オリオン 特選1普通7  
51 秀逸 濃密な時間ありけり黒葡萄 更夜 普通5 川端茅舎の「黒葡萄」とまた違う趣。
52 普通 窯元の煙一すぢ秋の声 マリモ 普通3 情景がよく伝わる。
53 XX 芒野や語らむ急ぐ旅でなし まるさん 普通2 3つに切れている。
54 特選 草の香や風を呼びたるジャワ更紗 ヌーピー 普通3 下五に独自性がある。
55 XX 雨後一過待ちて早々稲を刈る ねね   言いすぎている。
56 XX 衣被手料理嬉し誕生会 茶々   三段切れの趣。
57 普通 句の成らぬなり新米の炊き上がる クララ 普通1 中七胴切れの効果あり。

 

8 月
主宰選
 作   品 
作者名
互選の結果
主宰短評
1 XX 底紅やこの世に虚夢を広げをり 更夜 普通2  
2 普通 星合の短冊の揺れグットバイ スバル   中七の切れに余韻生まれた
3 普通 ご褒美はアロマセラピー酔芙蓉 マリモ 特選1 うれしそうな気持ちと季語が調和
4 XX 飛行機の蜻蛉のやうな目に力 かめ    
5 特選 初秋の星空抱へ嬰眠る ムーミン 特選1普通5 宇宙的で雄大、そしてロマンあり。
6 XX 自在なる推敲の刻灯火親し アポロン 普通3  
7 秀逸 ジャングルの上で分け合ふ氷レモン ヌーピー   アマゾン上空を飛んでいる感じで壮大
8 XX 黄道を王道として星涼し 孤舟 特選1普通4  
9 特選 孤心とは湖上に仰ぐ夏の月 エスタ 普通7 季語がよく孤心と響き合っている
10 oo わが詩の師系銀河の曲がりなし オリオン 特選3普通3  
11 普通 笛の音に急かされ祭り支度かな 彦星 普通4 気持ちがよく伝ってくる。
12 普通 声にして師の詩読まむ星月夜 木洩日 普通3 季語も心も融け合っている
13 特選 俳諧の道は穢さじ青芭蕉 レグルス 普通6 実感である
14 特選 銀河光享けし料理の運ばるる 普通5 宇宙的でロマンあふれている
15 普通 八丁味噌飲んで暑さを凌ぎけり ねね 普通1 何か辛そう
16 特選 炎暑かな転がってゐる空の樽 茶々 普通6 物に即し、情景を詠出
17 特選 じっくりと円位への道雲の峰 ポラリス 特選3普通3 西行も喜ぶか、虚空なりと。
18 普通 安らかな日々でありけり白絣 彦星 特選1普通3 温和なで穏当なる日々。
19 普通 絵の街の窓に人影夜の秋 木洩日 普通2 季語が清々しい
20 秀逸 樹海より悟りきつたる黒揚羽 レグルス 普通4 蝶を擬人化したのが成功
21 普通 パセリ菜をたつぷり炒め秋近し   パセリも季語だがこの場合は下五に実感強し
22 普通 味噌蔵の天井高く涼しけり ねね 普通2 中七に強く訴えられる
23 XX お花畑見下ろす琵琶湖伊吹山 茶々    
24 普通 きはちすや八時十五分の佇立 ポラリス 特選2普通1 上五はもう少し工夫するとよい
25 oo 曲庵の書斎の涼の新たなり オリオン 普通4  
26 XX 蒼穹に昨夜の花火の痕もなし エスタ 普通3  
27 普通 夕焼を戻る一舟珊瑚礁 孤舟 特選1普通3 絵のようで美しい
28 特選 夢仰ぐ夕焼け色の大階段 ヌーピー 普通3 下五に意外性が生まれて感銘
29 XX 伸吟のときに非ずや稲びかり アポロン 普通3  
30 秀逸 八月の魚になりて眠りたし ムーミン 普通4 メルヘン性があって好ましい
31 特選 原爆忌刹那に白きスクリーン かめ 普通4 独自な美意識で最も悲惨な季語を詠みきった
32 秀逸 心ある挨拶状の今朝の秋 マリモ 普通2 中七「挨拶状を」の方が良い
33 普通 夕されば辻に跳人の昂りて スバル   青森のねぶた祭の感じが出ている
34 普通 爽やかや星の汀に笛吹いて 更夜 特選1普通7 爽やかさそのものである
35 特選 流星や無為なる刻を省みる アポロン 普通7 下五に実感させられる
36 普通 夕立の去り図書館の灯の増せる ヌーピー 普通2 夏の夕刻の感じ出ている
37 XX 来し方も行方も真直ヨットの帆 孤舟 普通1  
38 普通 飛び跳ぬるものの舞台ぞ夏野原 エスタ 特選1普通2 中七に強い詩性あり
39 普通 水中花ぱつと変身したくなり 彦星 普通6 気持ちよく伝わる
40 oo 今朝秋の発起の一書成さむとす オリオン 普通9  
41 XX 星会に揺らすバカラのイヤリング 木洩日 普通3  
42 XX 創造の神や紫式部の実 レグルス 普通2  
43 普通 鬼灯の鳴らし上手な姪の忌く 普通1 哀悼の思い伝わる
44 普通 涼風や雲の上なる伊吹山 ねね 地名 固有名詞などが一つなので利いている
45 XX 下駄音の響きし闇に踊りの輪 茶々 普通1  
46 XX つくつくのぴたりとけふを知り初めし ポラリス 普通2  
47 普通 さきたまに墳の王国夏の萩 ムーミン 普通1 さきたま古墳群を讃えている
48 XX 前を行く茶色き頭草茂る かめ    
49 特選 夏深く花束届く退職日 マリモ 普通2 ご苦労様ということ。これからは俳句一本
50 秀逸 十二橋くぐる艀や天高し スバル 普通3 水郷の秋の感じが出ている
51 XX 天井の大きな魚拓新走 更夜 普通3  
52 普通 炎昼やメール来もせず出しもせず まるさん   アンニュイな夏の午後
53 特選 反戦ビラ汗もろともに渡さるる まるさん 普通3 中七に実感こもる
54 普通 論戦もここで打ち止め大夕立 まるさん 普通4 季語が頃合いをよく醸し出している

 

7 月
主宰選
 作   品 
作者名
互選の結果
主宰短評
1 特選 夏帽子の似合ふ主宰の着席す 普通1 主宰への心地よい挨拶句ですね。嬉しく思います。 
2 特選 緑蔭を行く一篇の詩になりて ムーミン 特選2普通9 変身の妙この場合は一篇の詩見事。
3 XX 亭主頑固太き「う」の字の渋団扇 スバル 普通3  
4 特選 満目の青田は山の裾野まで 彦星 普通4 情景の雄大さと季節感が素晴らしい。
5 OO 無心こそ詩の核なれや泉湧く オリオン 特選7普通4  
6 特選 日本海に負けじと青田広ごりぬ ヌーピー 普通4 庄内平野か越後平野か、雄大さが見事。
7 普通 遠き日の恋薔薇垣を通る度 木洩日   過去への述懐が出ている。
8 特選 夏の星三百六十度の砂丘 エスタ 普通4 千葉県の九十九里浜あたりか、景がよく浮かぶ。
9 秀逸 出漁を休むと決めし夕焼空 マリモ 普通4 昨今の原油高の影響か、やや恨めしい。
10 秀逸 夕虹をなぞれば募る帰心かな アポロン 普通4 下五の〈帰心〉が利いている。
11 特選 むんむんと山の端より七月来 レグルス 普通5 上五〈むんむんと〉が生きている。
12 普通 残照の山夏雲の過疎の村 孤舟 普通2 〈過疎の村〉が平俗だが、中七胴切れの効果あり。
13 特選 白百合やエア‐メールの封を閉づ まるさん 普通3 〈エアーメール〉の若々しさがよい。
14 秀逸 湖に向く遠見番所の涼しかり 茶々 普通2 下五〈涼しかり〉が全体の雰囲気を良くしている。
15 特選 遠くより母の声かも蓮開く ねね 普通1 下五〈蓮開く〉が良い。母の声も実態のようだ。
16 特選 緑蔭やブラスバンドの荷をおろす 更夜 普通1 学生たちの一団の一つのドラマが〈緑蔭〉にある。
17 秀逸 小暑かな母の遺しし文の束 ポラリス 普通4 上五〈小暑かな〉が音調として母を偲ばせている。
18 特選 一漕ぎに一言重ね夏の湖 かめ 普通8 情景に一体感がある。〈一〉の重ねも良い効果。
19 秀逸 泳ぐことなき今生や雲迅し レグルス 普通2 来し方・行方に〈泳ぎ〉への諦観あり。
20 普通 峡空を大きく縫ひて蜘蛛の糸 孤舟 特選2普通4 下五が答で俗落ちだが、壮大さの景が見事。
21 秀逸 百日紅老いた故郷の逞しき まるさん   中七に詩がある。老いたのは人々なのであろう。
22 普通 老鶯や格子の獄屋通り過ぐ 茶々   作者が〈格子の獄屋通り過ぐ〉なのであろう。夏鶯を聴いたと。
23 普通 ふくよかな吾子の手つまむさくらんぼ ねね 普通2 中七で切って、〈さくらんぼつまむ〉とする。
24 秀逸 高原の風の手ざはり青林檎 更夜 普通7 なんとも心地よい措辞〈風のてざはり〉が良い。
25 普通 生も死もひとしく集ふ夕泉 ポラリス 普通2 幽冥な趣。〈生も死も〉に生者・死者の一世あり。
26 秀逸 帰るとこ失くした鳥と端居かな かめ   鳥への憐みと一体感がある。
27 秀逸 洗心のあとの恭順水を打つ アポロン 特選2普通9 一つの「遠嶺調」が見事にはまって成功。
28 特選 オカリナの音に蛍の光り増す マリモ 普通1 ちょっとした瞬間の瞑。それが詩になる起因。
29 普通 烏瓜闇に透く衣誰が為ぞ エスタ   下五〈誰が為ぞ〉が利いている。
30 普通 夏の月木霊が湖に出て遊ぶ 木洩日 特選1普通6 童心と詩心がともに遊心となっている。
31 秀逸 ゆつたりとダム湖の朝や小暑なり ヌーピー 普通2 全体的に情緒が勝り、ムードがある。
32 OO 百合飾り君の胸扉に詩満たす オリオン 特選1普通4  
33 秀逸 想ひ出す青春の日々かき氷 彦星 普通3 中七〈青春の日々〉に偲ぶ思いが髣髴。
34 秀逸 指揮棒に一拍措きぬはたた神 スバル 普通3 瞬間の雷鳴、そこに詩が得られた。
35 秀逸 上出来の半熟卵雲の峰 ムーミン 普通4 下五〈雲の峰〉の斡旋が利いている。
36 普通 這い這いを真似する親の素足なり 普通1 平和でハートフルな家庭の一情景がある。
37 OO 白服の有無を言はせぬ気勢かな オリオン 普通6  
38 普通 折り紙の魚泳ぐや夕立風 ヌーピー 普通2 独特の詩のアングルが中七の景を得させた。
39 XX 烏瓜咲く夜の扉をすこし開け 木洩日 普通3  
40 普通 源氏聴く夏越の燭を暗くして エスタ 普通3 「源氏物語」千年紀の催事多し、その一景。
41 秀逸 夏帽子泪一滴かくしけり マリモ 普通6 可愛らしい!と思える。
42 秀逸 絵巻もてたどる千年未草 アポロン 特選1普通7 「源氏物語」千年紀。それへの挨拶句。
43 普通 水色の房を重ねて夏銀河 レグルス   〈水色の房〉が特定できないが情景的である。
44 普通 葭切の雨呼ぶ声か渡舟跡 孤舟 普通4 古風な一情景への詠出。
45 XX 早苗田の田ごとに違ふ緑色 まるさん 普通1  
46 秀逸 仰ぎ見る関所の御門梅雨晴れ 茶々 普通1 しっかりと旅吟されている。
47 秀逸 さくらんぼ甘くて夢のふくらみし ねね   メルヘンと童話的な心がある。
48 秀逸 白服を着て明日まで見はるかす 更夜 普通2 下五〈見はるかす〉が生きている。
49 普通 四万十川しまんとへ空を繋いで螢舟 ポラリス 普通4 ルビはなくてもよかった。
50 普通 母の切るトマトの味の素つ気なく かめ 普通1 そっけない詠出に却って面白さが出た。
51 普通 百日紅ふくらむ夢のありにけり 彦星 普通1 夢を膨らませるのが良いし、季語も良い。
52 普通 復活の三十路のコート入道雲 スバル 普通2 〈コート〉は伊達のテニスコートであろう。
53 普通 Tシャツや漣に足あづけをり ムーミン 普通2 季語〈Tシャツ〉が若々しい情景を。
54 普通 夕凪に旅を楽しむ万華鏡 普通3 下五〈万華鏡〉に旅の夢が広がる。

 

 

 

6 月
主宰選
 作   品 
作者名
互選の結果
主宰短評
1 xx 諍ひしあとの頬杖薄暑かな スバル 特選1普通1  
2 普通 読み継がれ早やも千年桐の花 アポロン 普通4 『源氏物語』への挨拶句。
3 特選 飛魚のその一瞬を光りをり マリモ 普通4 瞬間をよく捉えている。
4 普通 これからも己がペースで蝸牛 彦星 普通3 マイペースが何より、実感。
5 特選 優しさの男佳きかな桐の花 木洩日 普通3 男は優しくなくてはね、共感。
6 秀逸 「皇帝」を聴きゐる雨後の青簾 レグルス 特選1普通6 〔雨後の青簾〕が良い。
7 特選 逡巡は無し一刀の夏つばめ エスタ 特選3普通8 瞬間の詠、その潔さ。
8 oo 月涼し起稿は舟に乗るごとし オリオン 特選5普通10 今期最高点、感謝。
9 特選 フェステイバル遠嶺いろどる金銀花 ポラリス 普通2 フェスタへの挨拶,深謝。
10 秀逸 裸婦像の緑雨に髪を洗ふべし まるさん 普通2 深い思念がうかがえる。
11 秀逸 蓮巻葉水の国より翅現るる ムーミン 普通2 メルヘンへのいざない。 
12 普通 青嵐高野山の坊の般若湯 孤舟 普通1 下五に俳諧味あり。
13 普通 どぢやう掬ひ見てより梅雨入り宣言す 茶々   上五「かくし芸」あたりで省略。
14 秀逸 口遊む唄に微笑むミニトマト 普通2 自然との交感あり。
15 特選 おはようの声と一緒にさくらんぼ ヌーピー 普通2 物との対話が楽しい句。
16 普通 をちこちに詩想のヒント緑さす 更夜 普通6 下五「緑さす」が美しい。
17 特選 初夏や大手を振って一輪車 かめ 普通2 若さ・おおらかさ・明るさがある。
18 秀逸 裏庭の蝶のもつれし武家屋敷 ねね 普通1 下五の情景がしっかり・はっきり。
19 普通 デンテイスト螢袋を覗き込む ポラリス 普通2 発想がおもしろい。
20 普通 紫陽花の雁首揃ふ垣根かな まるさん   中七を一考するともっと良い。
21 特選 並木道抜けて天道虫となる ムーミン 普通1 発想に意外性あり。 
22 普通 泡盛や毀誉褒貶の定まらず 孤舟 普通5 下五におかしみがあり。
23 普通 遷宮の出雲の国の田植え終ふ 茶々 普通4 出雲の地への挨拶。
24 秀逸 職人に育つ若者梅雨晴るる 普通1 心が明るくなる作。
25 普通 鳴竜としばし眼合ふや梅雨の入 ヌーピー 普通1 中七〔しばし眼の合ふ〕でも可。
26 xx 夕風や藍の浴衣の男さび 更夜 普通5  
27 秀逸 赤腹の走りて事を忘れけり かめ 普通3 赤腹は、鶯かイモリか、それは後者。ひねりが利いている。
28 特選 勾玉を磨きあげたる麦の秋 ねね 特選1普通3 二句一章でよく響いている。
29 普通 葉先まで水揚げてゐる夜の新樹 エスタ 特選1普通2 <夜の新樹>が瑞々しい。
30 普通 額の花若き兵士の死を聞きて レグルス 普通3 現代の戦争であろう。痛ましいものだ。
31 oo 白地着て詩神のやうに森を行く オリオン 特選2普通9 少しおごった気持ち。
32 xx 沙羅の花越えねばならぬ課題あり 彦星 普通5  
33 普通 初夏がさざ波となる森の海 木洩日 普通2 自然への美的表現がまさる。
34 特選 いにしへの米蔵続く夏木立 マリモ 普通4 酒田の欅並木のある米蔵の情景が浮かぶ。
35 普通 貝風鈴清かな星座なぞりけり アポロン 普通3 中七は間違いなすが<清き星座を>でも可。
36 特選 多作多捨の珠玉の一句雲の峰 スバル 普通3 〔一日十句〕はお勧めもの。
37 秀逸 後悔の先立つこともジキタリス 木洩日 普通3 季語〔ジキタリス〕が面白い。
38 特選 子供らに従ふ齢文字摺草 彦星 普通1 達観の域にあるような・・・。
39 秀逸 父の日の子等に伝ふる言葉かな マリモ 普通3 良い伝統は言葉で伝えよう。
40 oo 青梅雨の清気まとうて染筆す オリオン 特選1普通7  
41 xx 時計草お茶の時間にしませうか エスタ 普通2  
42 秀逸 「皇帝」を聴きゐる雨後の青簾 レグルス 特選1普通6 少しオリオン調の文体。
43 普通 実をとる手立ての多捨やシャワー浴ぶ アポロン 普通2 〔一日十句〕は実じつを得る。
44 秀逸 唸り初む老舗の黒き扇風機 スバル 普通4 上五・中七はつなげたい。
45 xx 鍋底に焦げこびりつき梅雨に入る ポラリス    
46 普通 青嵐や木の工房に入り浸り まるさん 普通1 下五<入れ浸る>で止めても可。
47 秀逸 旅の途の少女と入りしバラ湯かな 茶々 普通1 美少女なのでしょうね。薔薇の湯に。
48 普通 薫風の夕陽隈なき棚田かな 孤舟 普通3 太景が自然にかつ荘厳に美しい描写で。
49 特選 夫植ゑし百合咲く朝に出発す 普通2 動詞が三つ。下五を整理するとよい。
50 xx 雲湧きて頂き冴ゆる冨士詣 ヌーピー   中七〔冴ゆる〕は冬の季語で意味もそのまま?
51 秀逸 あめんぼう大き過ぎたる風の国 ムーミン 普通3 下五〔風の国〕に工夫あり。
52 秀逸 草原の風に漕ぎだす白日傘 更夜 普通3 中七<風に漕ぎ出す>に詩があり。
53 普通 脳内をめぐる葉擦れや南風 かめ 普通2 小宇宙脳も含めても素材。自然と人との融合。
54 普通 うれしさのカルガモ見ての船巡り ねね   軽鴨の子でしょうか。〔軽鳧の子〕では?

 

5 月
主宰選
 作   品 
作者名
互選の結果
主宰短評
  特選 新樹光あび軽やかな鳥となる ムーミン 普通8 季語もよく利いているし飛躍がある。
2 秀逸 雪渓の恋する雲は今生まる   中7がよく生きている。
3 秀逸 黒鳥の陸を歩きし立夏かな 茶々 普通2 黒鳥は季語的には、冬。留鳥として扱うことにする。
4 秀逸 巌頭に寄する卯波の潮煙 孤舟 普通3 臨場感が良く出ていて見事。
5 oo 菖蒲湯を出て一刃の身を反らす オリオン 特選6普通4  
6 普通 遠景に畔をゆく人夏柳 更夜 普通3 上五「遠景の」でもよい。
7 特選 絮飛んで日本蒲公英ここにあり まるさん 普通2 中七に作者の意気を感じる。
8 特選 曇天にまで励まされ樟若葉 かめ 普通 上五・中七にイロニーがある。
9 秀逸 悪名の裏の泪や葛ざくら ヌーピー 普通 深い心理が詠まれている。
0 普通 新切手天文百年しゃがの花 マリモ 普通2 上五・中七はつながっている?「新切手の」では。
  秀逸 花虻の吾と遊びたき風情かな 木洩日 普通2 遊心の趣ある風合い。
2 普通 じつくりと『爽樹』に習ふ五月かな アポロン 特選普通3 三十代後半の作品集、決志の句集。
3 普通 何事もプラス思考で桃の花 彦星   類想があるので割り引かれている。
4 特選 揚雲雀虚空に何を見付けしか スバル 普通6 中七に西行の思想を思う。
5 特選 ゆつたりと樹霊のやうに黒揚羽 レグルス 普通4 一句一章で揚羽蝶に即している手柄ある。
6 秀逸 藤の花空を身近に目覚めけり ポラリス 特選普通 下五がよく生きている好句。
7 普通 母の日や大漁旗の祝ぐごとく マリモ 普通2 明るくて良い母の日の祝句。
8 秀逸 風の抱く青麦の穂のまだ幼 木洩日 普通3 初夏の風合いあり。青麦は晩春か初夏か?難問。
9 特選 振子なき時計と住みて若葉かな アポロン 普通3 現代的生活へのイロニー。
20 特選 挑戦の心の萎えず草若葉 彦星 普通4 この心持で絶えず参りますか。
2 普通 風薫る銀座に小人時を告ぐ スバル 普通5 からくり時計と銀座の風景あり。
22 秀逸 花桐の記憶の扉開きけり レグルス 普通2 深い過去への述懐。
23 特選 立夏かな新大陸へ子の発てり ポラリス 普通4 中七に飛躍あり。
24 特選 朝風や湖畔の緑膨らめり ヌーピー 普通4 季節感の情景的喜悦あり。
25 普通 何ものを大事にせむか笹粽 かめ   季語がやや伝わり難い。情緒はあるだけに。
26 秀逸 竹の子の隣に埴輪雨あがる まるさん 普通5 中七に意外性あり。
27 特選 新緑を透かして湖の光りをり 更夜 特選普通3 明るく季節感が展開された。
28 oo おもむろに墨磨りだせば庵は夏 オリオン 特選3普通7  
29 普通 渺と海茫と皐月の空のあり 孤舟 普通6 上五・中七の対置表現にやや響き弱し。
30 xx 絵手紙の一輪届く大牡丹 茶々   「絵」に描いたものは無季。絵にものを描くのは可。
3 秀逸 幟立ち白川郷を沸き立たす 普通2 観光化した飛騨白川郷だか、昔ながらの情調あり。
32 普通 耳元の魚が泳ぐ新樹風 ムーミン 普通2 ピアスの魚か、下五で分かる仕掛け。
33 普通 夏つばめ洋館多き城下町 更夜 普通7 洋館と古い日本の城下町との対置。
34 普通 牡丹散る雨の重みに耐へかねて まるさん 普通 すべて言ってしまった感あり。
35 普通 吾に迫むる緑仏陀の苦行像 かめ 普通4 上五「吾に迫る・・」でも可。
36 普通 夏鶯の独り占めなる杜の朝 ヌーピー   静かさと夏鶯の声の見事さの味わい。
37 秀逸 青葉光シーツ大きく風を呼ぶ ポラリス 普通5 シーツを干した広がりと青葉光の輝き。
38 特選 携ふる友の句集や若葉風 マリモ 普通 友情と祝い心との臨場感が伝わる。
39 普通 むなさわぎ葉桜分くる不意の風 木洩日 普通 上五がドラマ仕立て。
40 秀逸 潔き決志のひびき五月鯉 アポロン 普通4 挨拶性があり、下五と響き合う。
4 普通 想ひ出す母の一言濃山吹 彦星 普通3 いつも子は母の言葉を・・・。愛の絆ゆえ。
42 秀逸 卯波立つそつと受話器を置きしより スバル 特選普通3 上五・中七の転換の妙良し。
43 普通 茶道具の置かるる番屋風薫る レグルス 普通4 中七「置かれし」の方がよい。
44 oo 蟇跳んで宇宙時間の狂ひけり オリオン 特選普通7  
45 普通 東雲の星高く揚げ花水木 孤舟 普通 夜明けの情景がきれいに花水木と調和。
46 特選 みはらしの丘の潮風夏兆す 茶々 普通 展望の広がりと潮風による夏の季感。
47 秀逸 蔵元の家紋の入りし初幟 ねね 普通3 酒の蔵元、その家紋入りの鯉幟が勇壮。
48 普通 雷鳥に逢うた人数掲示さる 普通 山小屋か山ホテルかの一情景。季語は見えない。
49 普通 薫風のネモフィラ入れてカメラかな ねね   上五と中七をつないだ手柄。
50 普通 草笛と自転車乗りの上手な子 ムーミン 普通3 一句一章の流れの中に愛と季節感あり。
5 普通 谷音の若葉の映ゆる龍王峡 ねね   見事な情景の現実感がよく出ている。
52 特選 虹立つや太平洋を汲みあげて エスタ 特選普通4 大きな景色の壮大な挨拶の詠出。
53 普通 水底の大き影連れ水馬 エスタ   意外性あり。軽快さとともに味わえる。
54 xx おぼろ月蒼海をゆく帆のごとし エスタ   比喩がやや伝わり難い。


4 月
主宰選
 作   品 
作者名
互選の結果
主宰短評
1 普通 キャンパスの梅この道の星になる かめ 普通1 <この道の星になる>が良いですね。
 2  普通 断髪の天璋院や春行けり 茶々   大河ドラマの再現ですね。
 3  普通 花筏に乗つているよな旅疲れ 普通1 <花筏>が粋です。 
 4  普通 雨をんなに今日は晴れよと山笑ふ マリモ   季語がやや利いています。 
 5  普通 春服の部下と論争してしまひ まるさん   職場俳句ですね。この分野もぜひ挑戦下さい。
 6  普通 三寒の街雨脚のクールジャズ 木洩日 普通1 <クールジャズ>が気に入りました。
 7  普通 風光るヒットの続く開幕戦 ヌーピー   プロ野球開幕、明るいスポーツ俳句の分野も良い。
 8  秀逸 灯されて迷宮現るる花の奥 ポラリス 特選1普通5 <迷宮現るる>に惹かれましたね。 
 9  普通 易々と妥協許さじ蘆の角 彦星 特選1普通5 季語がとても利いています。
 10 XX この村の海女も老いしよ桃の花 エスタ 普通4 <海女>は春の季語で季重ねですね。 
 11 秀逸 仲見世を抜け墨堤の桜餅 スバル 普通2 方向性があり、春の喜びもある。
 12 普通 ふるさとの土に溶けゆく花の雨 孤舟 普通5 中七がよく伝わる。
 13 秀逸 花万朶学び舎に夢ちりばめて ムーミン 特選1普通3 明るい季節感と未来性あり。
 14 普通 夕雲をひと撫でしたる欅の芽 レグルス 普通6 大きな欅の芽吹きへの喜びとあいさつ。 
 15 oo 水汲むや春野の遠を馬の過ぐ オリオン 普通4 火を焚くや枯野の沖を誰か過ぐ(登四郎)の変形。
 16 普通 掌の一花の重みしかと享く アポロン 普通5 下五がよく響いている。
 17 普通 一本の桜この世を照らしをり 更夜 普通1 この世への挨拶性あり。
 18 秀逸 席替に想ひこもごも新学期 スバル 普通2 なつかしい新学期の席替え、悲喜交々。数多の女子の目光る。
 19 XX 嶺仰ぐ限り青春桃の花 孤舟 特選1普通4 海見ゆるかぎり青春豆の花(菖蒲あや)がある。
 20 特選 桜狩る恙無き日となりにけり ムーミン 普通8 花狩の安心感と余裕の詠。
 21 特選 菜の花や十七歳の星占ひ レグルス 普通4 中七に青春性横溢。
 22 oo 直系の師情や蘆の角芽組む オリオン 特選4普通5 芭蕉から克己までみな良き師系なりけり。
 23 普通 一片の花に自然の摂理かな アポロン 普通4 <条理>を言い得ている。
 24 普通 夕桜黒き衣の人につく 更夜   中七が面白いし、夕桜が利いている。
 25 特選 水底の田螺が昼の夢を見る エスタ 特選1普通6 <田螺>へのメルヘンと詩情。
 26 普通 木瓜の花子に心配の種尽きず 彦星 普通4 親というものはみなかくのごとくなり。
 27 普通 雲を生み空を零して糸櫻 ポラリス 特選1普通7 リズム感と自然との調和あり。
 28 XX 日盛りや勝者敗者も花の下 ヌーピー 普通1 <日盛り>は夏の季語。
 29 特選 足るを知る溢るるほどの花ミモザ 木洩日 特選1普通5 季語がとてもよく生き生きと効果的。
 30 特選 漂泊の港々の夢見草 まるさん 特選1普通4 全体的に旅情感と流離い感が見事に調和。
 31 特選 弥生かな切手シールは火星なる マリモ 普通1 意外性が切手に象徴。
 32 秀逸 行く春や嬰は寝返り始めをり 普通1 みどり児の成長に思わず目を細めつつ。
 33 特選 篤姫展出でてさくらの舞ひにけり 茶々 普通1 パターン化の諷詠を上手く現代的に生かしてる。
 34 XX 人焼きの白煙はたゆまず四月 かめ   上五を一考すること。
 35 普通 花の雨女将深々おこしやす 茶々 普通1 下五のあいさつ語が生きている。
 36 特選 おもかげ草微かな水の音探す 普通3 山吹の別称が上五で生かされ成功。
 37 秀逸 遠望の嶺なだらかに桜草 マリモ 普通3 きっちりと良き構図と諷詠である。
 38 普通 美しく箸遣ふ人花衣 まるさん 普通5 とても美人の女の箸つかいが浮かぶ。
 39 XX 掌に零す雨のさくらの吐息かな 木洩日 普通3 「掌」は<て>とは読まず。
 40 特選 風光るサリーの裾をつかまへて かめ 普通2 明るい美景と美形が見れる。
 41 秀逸 ゆく春の千体仏の面ながむ ねね 普通1 春惜しむ気持ちが千体仏に象徴。      
 42 秀逸 ぽつくりの急かぬ舞妓や花曇り ねね 普通1 中七に雅さが表れている。     
 43 秀逸 春爛漫日光月光国を出づ ヌーピー 普通1 薬師寺展のことでしょうか。国は奈良?
 44 普通 海市見し買い物かごにパンと夢 ポラリス 普通3 蜃気楼という夢幻・日常との響き。
 45 秀逸 何もかも以心伝心桜餅 彦星 特選1普通3 すっきりと意味が通う句。
 46 秀逸 人去れば風の子が来て半仙戯 エスタ 特選2普通4 中七にメルヘンの心地あり。
 47 普通 墓碑銘に「ここに眠る」と花吹雪 スバル 普通1 省略が利いている墓参の作品?
 48 普通 野火走り空の蒼さを滴らす 孤舟 普通3 <空の蒼さを滴らす>が抒情的で良い。
 49 秀逸 さくら咲く風も心も空に透き ムーミン 普通1 透明感があってよい。
 50 普通 友垣を遠くに夜の花吹雪 レグルス 普通2 <夜の花吹雪>が夢幻的。
 51 oo 春潮を満たし真青な星となる オリオン 普通10 水の惑星つまり地球。年2回球体の地球が月より観測。
 52 普通 歳時記と歩めばゆかし若櫻 アポロン   歳時記への心がうかがえる。
 53 普通 高空の二羽睦みゆく花霞 更夜 普通3 垂直の視点が素晴らしい。
 54 普通 ゆく春の舞妓の芸にみとれけり ねね 普通1 下五<みとれをり>がよいかな?

 

 

3 月
主宰選
作   品
作者名
互選の結果
選者短評
01 特選 早春や次の旅へと地図広ぐ 花水木 普通8 明るい未来への意志と方向性あり、好句。   
02 普通 風船や口笛はまだ吹けぬまま ムーミン 普通3 軽快なタッチの佳作。  
03 普通 鉢植の花なき梅をいとほしみ まるさん   季語は「梅」だが無花の景なので弱い。  
04 秀逸 指切りや弾み止まざる山茱萸の黄 麦笛 普通3 中七の利き具合と季語の明るさ。  
05 普通 春星のワルツ送電線の譜上 かめ 普通2 送電線を譜面に見立てて面白し。
06 普通 印度より詫状の来し鳥曇り ポラリス 普通2 なぜなのか不明のところが良い。
07 特選 俤のまだそこにあり夜の梅 スバル 特選1 普通3 亡き田沢さんか、誰かを偲んで。
08 OO 燕来よこの蒼穹のこの孤樹に オリオン 特選6普通7  
09 秀逸 聞き上手話上手と櫻餅 ペルセポネ 普通5 応答のリズミカルな感じが良い。
10 秀逸 少々のことに動ぜず君子蘭 彦星 普通3 季語がしっかりと利いている。
11 普通 蒼穹の押す残雪の深山晴 孤舟 普通2 <蒼穹><深山晴>との響き合い。
12 特選 扇面に翁の一句初ざくら レグルス 特選1 普通8 蕉翁の<木本に汁も膾も桜かな>かな?
13 秀逸 大風を掴みし一羽春岬 更夜 特選3普通6 大風は、秋の嵐のことで季語的だが<春岬>で生きた。
14 普通 懐郷を誘ふ絶句や鳥曇 アポロン   中七<絶句>がことのほかよく利いている。
15 秀逸 念願は今もそのまま雛仕舞ふ ヌーピー 普通3 少女のころの夢、大切にされている。
16 普通 白梅や筋雲残る天守閣 えくぼ   下五をもう少し大景にするともっと良くなる。
17 特選 踊り子の越えし峠や残る雪 ちゅら 普通1 <伊豆の踊り子>なので季語ではなく、下五が生きた。
18 秀逸 草萌やしかと見据うる次の嶺 彦星 普通4 決意的で良い。
19 特選 はだら雪嶺に対ひて嶺に問ふ 孤舟 普通4 求道的で姿勢がうかがわれる。
20 普通 西行の書風に触るる春の昼 レグルス 普通6 きさらぎの望月のころの風合いあり。
21 普通 合唱の窓に鳩来る卒業期 更夜 普通3 卒業期の感じが出ている。
22 普通 いささかの矜持懐きて青き踏む アポロン 普通6 <矜持>は心の正しさでもあり、好句。
23 特選 花種を蒔いて野心を育てをり ヌーピー 普通4 よく心象風景が描かれ、伝わる。
24 特選 もてなしは茅葺屋茶屋の沈丁花 えくぼ   民話風の茅葺の茶屋と季節感が出ている。
25 普通 海光を浴びて櫻の七分早咲き ちゅら 普通1 下五<七分咲き>でもよい。
26 特選 白梅を手折るこの世の名利など ペルセポネ 普通1 茶人利休の趣は、禅に通じる。
27 OO 春光の鳥となるまで野を駆くる オリオン 特選1 普通4  
28 秀逸 町の灯も利根大堰も朧かな スバル 普通6 も・・も・・のリズム良い。
29 特選 まざまざと母の思ひ出二輪草 ポラリス   上五と<母・マザー>が韻を踏んでる。
30 秀逸 世渡りの上手や梅の二つ三つ かめ 普通2 中七の切れが心地よい内容。
31 秀逸 きさらぎのひかりと見しは鳥の群 麦笛   明るく美しい情景。
32 普通 なにごとも花粉のせいに花粉症 まるさん   中七は<花粉>としなくてもよい。
33 特選 遅き日の遊びの輪より抜け出でし ムーミン 普通2 季語の茫洋とした小暮がよい。
34 秀逸 蛤のすまし汁からお食初め 花水木   みどり児の可愛らしさが見える。
35 普通 囀や墨で書かれし料金表 ポラリス 普通4 季節感と無機質さとの取合せ。
36 普通 まほろばの丘の天守や梅真白 スバル 普通4 荘厳な理想郷を想う。
37 OO 千載の野を一遇の揚雲雀 オリオン 普通9  
38 秀逸 頬杖のボーヴォワールや春の星 ペルセポネ 普通4 仏人ボ氏の懐かしさが響く。
39 秀逸 牡丹の芽はぐくむ夢の大きかり 彦星 普通1 <芽><夢>が同義語的。
40 普通 客星の降り高原の霞草 孤舟 普通4 広がりが心地よく宇宙的によく出ている。
41 普通 巡り来て法然院の藪椿 レグルス   よく出来ているが、寺名が素材として類想的。
42 秀逸 春風や海を見にゆくオートバイ 更夜 普通3 即物的で人を隠し、成功。
43 秀逸 淀みなき西行の仮名あたたかし アポロン 普通5 中七の切れがよかった。
44 普通 事無きに暮景の光青菜飯 ヌーピー 普通1 下五が清々しいし、春らしい。
45 秀逸 マシュマロも飾り幼なの雛祭 えくぼ 普通1 上五が柔らかで好きな内容。
46 秀逸 春潮へふたりで撞きし愛の鐘(恋人岬) ちゅら   恋人岬は不要。
47 特選 老梅の香をまとひし髪を切る かめ 普通2 中七<香(かう)>と読みますか。
48 特選 相老いの灯影につまむ雛あられ 麦笛 特選1 普通4 上五が素晴らしいし内容も良い。
49 特選 大鳥居春の美空を切り取りて まるさん 普通4 大景を大胆に詠んで成功。
50 秀逸 耕人の田毎の動き違ひをり ムーミン 特選1 普通3 下五に発見の目が利いている。
51 普通 空と海碧を競うて春の風 花水木 特選1 普通2 中七がよく伝わる色彩感。

 

2 月
主宰選
作   品
作者名
互選の結果
選者短評
1 普通 SLの列車のあふり雪の舞ふ ストック   中七「あふり」が「煽ぐ」障泥」か不明。
2 普通 わらしべの絣似合ふ子春立つ日 ちゅら 普通2 「わらしべ」は「童」?「藁しべ」?不明
3 普通 海底の遺跡に春の光と闇 花水木 普通2 海中遊泳での詠であろう。個性的。
4 普通 空夢を語り七福神詣 まるさん 普通1 齢の深さが出ている。
5 普通 春寒や雀が溢す甕の水 孤舟 普通6 春寒と雀の取合せ。
6 秀逸 確かなる動き野山の春支度 ムーミン 特選1 普通6 中七胴切れで春の胎動が巧く表現。
7 秀逸 逆境にひるむことなし寒椿 彦星 普通6 感じのタッチはよく伝わる。
8 普通 蕪汁持てずにおれぬ性悲し かめ   「持てず」ではなく「持たず」で正解。
9 XX をちこちのシャッター閉ざす春くるに えくぼ    
10 OO 癒すとは水になること春の鴨 オリオン 特選2 普通7  
11 普通 生れ日の心静かや雪の花 ヌーピー 普通6 誕生日を心静かに自祝されているのがよい。
12 秀逸 声あぐる雄しべ雌しべや雪解光 ペルセポネ 普通4 生命の春への讃歌あり。
13 秀逸 雪解水朝日の中のファンファーレ ポラリス 普通2 明るくて元気がでる句。
14 普通 白髯の香具師赫灼と初不動 スバル 普通2 一月は28日に初不動。その感じあり。
15 普通 淡雪や都会の夜を抜けて来し レグルス 普通4 一連の流れの推移が伝わる、淡雪がよい。
16 秀逸 夢抱きて老いて籠れば日脚伸ぶ 麦笛   夢を捨てないで生きること。これが俳句を生かします。
17 普通 暗闇に耳ある気配鬼やらひ 更夜 普通5 闇と鬼やらひが付き過ぎるが、<耳ある>がよい。
18 普通 未来ある晴れやかな沖春告草 アポロン 普通4 中村草田男の句への挨拶か、季語がよい。
19 普通 雪上に鬼の足跡豆の跡 ヌーピー 普通3 上五が全体的に今年の鬼やらひを決めてる。
20 普通 蕗の薹大地の息を振りおこす ペルセポネ 普通7 やや類句多い発想。<蕗の薹><大地>・・
21 秀逸 春林や転がるやうな笑ひ声 ポラリス 普通6 楽しくなるような一句。笑ひ声が明るい。
22 秀逸 手を繋ぐくらいの仲や梅探る スバル 普通3 仲良しでなりより。人生は仲良しが最高。
23 秀逸 胸中に詩の定点春の薔薇 レグルス 特選1 普通7 詩の定点とは、心の拠り所のこと。
24 XX 人それぞれ慈姑の好きな漢なり 麦笛    
25 普通 木の肌に鋼のひかり寒明くる 更夜 普通9 上五中七「木の肌の鋼びかりに」の方がよい。
26 普通 黙(しじま)より覚めたる鯉や如月野 アポロン   はっとした感じをよく捉えられている。
27 普通 立春の朝ネクタイの色を選る 孤舟 普通5 サラリーマンの日常の中の季節感の把握。
28 秀逸 一月尽先づは可もなく不可もなく まるさん 普通3 まずまずというところ。初三十日のこと。
29 普通 淡雪や旅の鞄を入れ変へる 花水木 普通4 旅鞄を2個持っていて、それぞれ入れ換えた。
30 特選 酒蔵の試飲のほてり春浅し ちゅら 普通3 感じがよく伝わる。<ほてり>がよい。
31 XX 鬼やらひ身の内の鬼払ひけり ストック 普通1  
32 普通 詩の塵を巻き上げてゐる春一番 ムーミン 特選1 普通7 上五がほどよく利いている。
33 秀逸 寒木瓜や身の内にまだ熱きもの 彦星 普通2 寒木瓜の花の赤、燃えるものの赤の取合せ。
34 秀逸 天狼の孤高を溶かすダージリン かめ 特選2 普通2 意外性のある発想と下五の斡旋が見事。
35 普通 しばらくは旅に過ごせし春コート えくぼ 普通2 季語が利いている。「過ごしし」が正解。
36 OO 風雅きはむれば無我なり春北斗 オリオン 特選5 普通4  
37 特選 春迎ふ朝島々の膨らめり ヌーピー 特選1 普通2 春への躍動感が詠まれていて良い。
38 特選 飛び梅や恋にならない間柄 ペルセポネ 普通5 口語発想が功を奏している。
39 特選 静物に声や四温の美術館 ポラリス 普通3 中七胴切れの効果あり。見事な一句。
40 普通 立春大吉三つ指撓う若女将 スバル 特選1 普通1 艶っぽいところが良い。
41 特選 精霊のこゑ春水の奔り出す レグルス 特選1 普通6 中七胴切れの効果あり。感銘の一句。
42 XX 春雪の街窓に顔窓の貌 麦笛    
43 特選 春星や古代の神の相関図 更夜 普通4 ギリシャ・ローマなど、星にまつわる神話が蘇る。
44 XX 死語に近き季語いとほしむ春の霜 アポロン 特選1 普通2  
45 OO 春水の底に真如の月明し オリオン 普通7  
46 普通 春吹雪砂丘の沖の離れ島 えくぼ   遠近感が味わえる旅吟のよろしさがある。
47 特選 冬萌や幸せはかる術探す かめ 普通2 中七は詩の発想。そこに趣がある。
48 普通 冬木の芽夢のふくらむばかりなり 彦星 普通2 やや類句が多い表現領域での詠となった。
49 特選 春風のやうな笑顔の君とゐる ムーミン 特選1 普通6 明るい恋歌の味で心が楽しくなる。
50 普通 有楽町春の霙に濡れにけり 孤舟   <霙><濡れる>が付き過ぎ。
51 普通 七三に決めた頭に春帽子 まるさん   決めた風貌が浮かび上がる。
52 XX 春炬燵のトンネル抜けて笑ひ顔 花水木    
53 普通 お汁粉の振る舞ふ茶屋よ春浅し ちゅら   <お汁粉を>でもよかった。
54 特選 日めくりの言葉のよき日二月尽 ストック 普通2 きちんと最後を締めた一句で好感持てた。

 

1 月
主宰選
作   品
作者名
互選の結果
選者短評
1 秀逸 読初や実感のなき季語あまた かめ 普通選2 確かに死語化している季語が多いですね。
2 特選 熱弁の芭蕉講座や七日粥 花水木 特選1・普通選4 新解釈の『奥の細道』ご受講ありがとう。
3 特選 行く年の出世の神を拝しけり ちゅら 普通選1 お礼詣りだったのでしょうか。
4 普通 「サンライズ出雲」終着ゆりかもめ ドット混む   都会的でもあるし、抒情的でも。
5 特選 おろおろと妻の後追ふ年用意 まるさん 普通選4 何となく実感ありますね。
6 普通 深更や寒柝を打つ音よぎる えくぼ 普通選1 夜回りの柝を打つ音、凍み透ります。
7 普通 追羽根の頤花とそらすなり 麦笛 普通選2 お正月の女性のきれいな羽根つき情景が良い。
8 特選 羽子歌に弾む嶺あり小川あり ペルセポネ 特選1・普通選5 語や景のリズム感が抜群に良い。
9 特選 注連縄を飾る父の手母の声 ヌーピー 普通選2 仲睦まじく年用意されている情景。あたたかい。
10 特選 青々と初心に触るる吉書かな ポラリス 普通選5 どんど焼きだが、書初のことを詠んで良い。
11 特選 異次元にワープしさうな霧氷林 ムーミン 普通選6 夢幻の霧氷林へのいざない。
12 普通 冬三日月こころざしまだ半ばなり 彦星 普通選3 季語の厳しさと心情が合致。
13 秀逸 初刷の重さに歳をかさねけり スバル 普通選5 中七の表現に実感あり。
14 普通 鴨川のしぐれ出雲阿国像 孤舟   <いづものおくにぞう>とは読める。
15 特選 御仏と向き合ふやうに寒牡丹 レグルス 普通選5 寒牡丹を御仏と見立てた手柄。
16 秀逸 初旅の海一面の朝日かな 更夜 特選1・普通選6 明るくて初旅の真情が出てる。
17 秀逸 変はらざる熱き一念初日浴ぶ アポロン 普通選3 下五がよく生きている。
18 OO 寒月光受け草稿の羽ばたけり オリオン 特選5・普通選8  
19 普通 太箸や子に供されて畏まる ポラリス 普通選1 新年の初めの餉の感じ。厳か。
20 特選 依代は大樹なりけり初御空 ムーミン 特選1・普通選4 神木への挨拶と新春の空の響き。
21 普通 箴言に姿勢正せり寒昴 彦星 普通選3 季語が利いている。
22 秀逸 お手つきに重ねて嬉し歌留多とり スバル 普通選1 何か新春の艶っぽさあり。
23 普通 セロ弾きのカイゼル髭や聖夜劇 孤舟 普通選3 聖夜の実景が見えて、楽しそう。
24 秀逸 瑞雲の海手のひらに竜の玉 レグルス 特選1・普通選6 二句一章の響きが心地よい。
25 秀逸 初映画出で剣豪の足どりに 更夜 特選1・普通選5 誰でも実感できるものですね。共鳴。
26 XX 驕りなき余生吉書の墨を磨る アポロン 特選1・普通選5 <余生>は好まれません。
27 OO 鮟鱇の金輪際を吊しけり オリオン 普通選4  
28 XX 太箸の数は変はらじ庭の日矢 ヌーピー 普通選2 <日矢>とは言いません。
29 普通 初風や七つ伊呂波の袱紗帯 ペルセポネ 普通選2 季語と中七・下五の調子よろし。
30 XX 三人の春小袖追ひ風小僧 麦笛   下五を一考。
31 XX 大年や玻璃越しに光る東京湾 えくぼ   中七が破調しているので、一考する。
32 秀逸 煤逃のシュウマイを手に父帰る まるさん 普通選1 何となく気持ち伝わる。
33 特選 月面の柚子風呂に入る心地かな ドット混む 普通選2 上五にサプライズ!
34 普通 出来不出来姉妹比べる供へ餅 ちゅら 普通選1 中七「比ぶる」で。
35 秀逸 冬星の輝く方に旅立ちぬ 花水木 特選1・普通選1 夢とロマンが呼応し合っていて良い。
36 普通 初日の出追ひ越してくるEメール かめ 普通選2 若い人の感覚表現、下五で伝わる。
37 秀逸 臘梅や祖母の形見の蒔絵櫛 ポラリス 普通選6 しっかりと出来ている。季語も香る。
38 秀逸 据ゑ膳のうれしき朝の雑煮かな ムーミン 普通選5 たまには据ゑ膳もよかりけり。
39 秀逸 厭なこと吹つ切れてをり冬珊瑚 彦星 普通選4 まったく共感。気持ち良い。
40 普通 被せ藁に梵鐘を聴く寒牡丹 スバル 普通選5 抒情的で美しい。
41 普通 オリオンを仰ぎ来し方振り向かず 孤舟 特選1・普通選6 潔い。オリオンも感激。
42 秀逸 初芝居まづ半襟を選りにけり レグルス 普通選4 中七の<まづ>を<へと>の方が。
43 秀逸 反撃の一語や赤き冬薔薇 更夜 特選1・普通選3 強そうな人の存在、感じられる。
44 普通 初鶯じつくり覗く鼠志野 アポロン   現在は<初鶯>は聞かれなくなったが・・・。
45 OO 木枯しが知る南溟の十字星 オリオン 特選1・普通選6  
46 秀逸 艶増せる古りし御膳や屠蘇の香 ヌーピー 普通選1 いかにも旧来からのお正月らしい。
47 秀逸 煮凝や今日は無口の発起人 ペルセポネ 普通選3 なにやらドラマっぽい仕立で面白し。
48 秀逸 受け取りて誰に渡さむ手毬唄 麦笛 普通選1 少々の遊び心がうれし。
49 特選 友二人出羽三山の寒行へ えくぼ 普通選2 友への厳しい修行への挨拶心あり。
50 普通 連名のいつしか消えて年賀状 まるさん 普通選3 時代の推移か、職業の終止か、感慨深い。
51 秀逸 パトカーは橋みなそこは鳰 ドット混む 普通選1 何やら、事件か?
52 特選 神皿を磨きあげたる淑気かな ちゅら 普通選3 神に供える皿でしょうか、年男への讃歌か。
53 特選 赤子抱く人が主役に初日の出 花水木 普通選1 祝い心と挨拶心あり、嬉しき一作。
54 特選 寒稽古微々たる空の目醒めあり かめ 普通選1 季語がよく利いていて、情景の広がり明るし。

 

12 月
主宰選
作   品
作者名
互選の結果
選者短評
秀逸 一山を抜け一岳へ冬信濃 ムーミン 特選(1)普通(4) 下五<冬信濃>が利き、上五からリズム感あり。
特選 閑かさや刃物の町の冬ざるる えくぼ 特選(1)普通(5) <刃物の町>に臨場感あり、見事。
秀逸 漆黒の服に枯野の匂ひあり 更夜 普通(2) <漆黒>と<枯野>の取合せが素晴らしい。詩情あり。
秀逸 笛の音に小波生るや冬麗 ヌーピー 普通(3) 季語良し、響きよし。虚実皮膜の妙味もあり。
ボツ 満員の車窓占めたる木の葉雨 かめ    
普通 小春日の通りを塞ぐ三輪車 まるさん 特選(1)普通(4) 情景がよく描かれている好句。
ボツ 手結びの帯締めきりり霜の朝 ポラリス    
普通 蒼穹も渓風も借り懸大根 孤舟 特選(2)普通(5) 天地人の構成力に優れ、情景的。
普通 千姫の籠美しき冬館 ちゅら 普通(3) 中七「美しき」では下五につながる。「美はし」では。
10 特選 龍の玉明日の飛躍を期してをり 彦星 普通(4) 上五の切れの良さ、それと情感が合致。
11 普通 人を焼く読経の刻や青木の実 ドット混む   ちとギョッとするが、人生の哀感あり。
12 普通 真顔や宇宙一角の煤払ふ 花水木 普通(1) 中七の壮大さが面白い。
13 普通 片時雨隣の町の大鳥居 レグルス 普通(2) 東松山市の駅前の大鳥居かも。「時雨るるや」でも。
14 OO 峻嶺を来て寒星の椅子に座す オリオン 特選(5)普通(7)
15 秀逸 叱られし子に日溜りの石蕗の花 麦笛 特選(1)普通(8) 内容がやさしいので、うれしい句。
16 普通 鯛焼のどこが真ん中空の凪 ペルセポネ 普通(1) なるほどと、発見の心の妙味があり、好句。
17 普通 蒟蒻玉ひょうきん者も無愛想も スバル 普通(1) 破調の表現にリズム感を与えて成功している。
18 秀逸 かの声を獅子吼と聴けり寒昴 アポロン 特選(1)普通(3) 敬虔な内容を伴いつつ下五で情景を提示。
19 特選 池の辺の綿虫サントリー美術館 ドット混む 普通(1) 胴切れ中七の妙味で、情景がが響き合っている。
20 ボツ 餅米を洗ふ腰にはリズムあり 花水木    
21 普通 故郷の海は寂かに花柊 レグルス 普通(3) 静かな作品世界。<花柊>が生きている。作者の好みの傾向。
22 OO 辿りきし枯野の音の帯を解く オリオン 特選(1)普通(6)  
23 ボツ 暁や自負捨てざりし冬薔薇 麦笛 特選(1)普通(2)  
24 普通 刷毛目鉢ぐるり沖より雪起し ペルセポネ 普通(1) <雪起し>は北陸地方の冬雷。面白い仕立の句。
25 ボツ 随徳寺きめこむ親父煤払 スバル 普通(3)  
26 普通 朝羽振る音に目覚めぬ室の花 アポロン 普通(3) 中七の<目覚めぬ>は<目覚めて>では。
27 ボツ 冬すみれ辛抱きつと報わるる 彦星 普通(3)  
28 普通 十二月薪割る音のこだませり ちゅら 普通(8) 十二月らしい句で、懐かしさと現実感もあり。
29 普通 芭蕉虚子登四郎克己冬北斗 孤舟 特選(1)普通(5) 師系こそ俳句文芸の真理、作者もその一人、世に残る。
30 ボツ 落葉しし銀杏の空に祈りあり ポラリス 普通(1)  
31 特選 大銀杏落葉時雨に椅子ひとつ まるさん 普通(3) 季語も良し、情景が的確、見事な句。
32 普通 白毛糸編んでは黒き影のでき かめ 普通(2) <黒き影>に現代の若者の心理がチラリ。
33 普通 冬の日を敷いておにぎり動物園 ヌーピー 普通(3) 上五より虚実のあわいを詠み、面白い。
34 特選 白鳥の眼の中の山河かな 更夜 普通(9) 切字(かな)が生きて、白鳥の情景が伝わる。
35 普通 小春日や一つ先なる駅にたつ えくぼ 普通(1) 下五<駅にたつ>は、乗り越したことなのか?
36 秀逸 しぐれ寒からまつ林眠りをり ムーミン 普通(1) 冬の寒々とした情景がある。やや音調が同じが惜しい。
37 普通 小春日の潮のかをりへ切通し ドット混む   中七の<潮のかをりへ>は<潮のかをりを>では?
38 特選 もうすこし歩いてみたし枯葉舞ふ 花水木 普通(5) 下五の<枯葉舞ふ>がリアリティあり、好句。
39 特選 月冴ゆる書棚に古りし隠し文 レグルス 特選(1)普通(4) <書棚に古りし隠し文>にドラマあり。
40 OO 木枯しの星座返しに巨船現る オリオン 普通(4)  
41 特選 この棘は終生見せぬ花柊 麦笛 普通(1) 何か意味深長な内容だが、<秘するれば花>の譬えあり、納得。
42 特選 ともしびや一刻者の凍豆腐 ペルセポネ 普通(3 上五の切れ良し、下五の<凍豆腐>が面白し。
43 秀逸 峡の宿炉辺芳しき朴葉味噌 スバル 普通(4) 上五で切らずに、<峡宿の炉辺芳しき>では?
44 特選 鋼立ちして観る冬の大三角 アポロン 普通(3) 堂々とした姿が浮かぶし、オリオン・大いぬ・小いぬの星座のロマンあり。
45 秀逸 進む道しかと決めをり冬北斗 彦星 普通(5) 情景俳句のお手本のような句。よろしい傾向では。
46 普通 家康の座像拝して年ゆけり ちゅら 普通(8) きっちりと、しかもはっきりと詠出され、見事。
47 秀逸 滄海の太虚を降らせ波の花 孤舟   <滄海の太虚>とは、海の虚空か。ならば<大虚より降る>だと当たり前すぎか?
48 特選 曇天や笹子の声の地より湧く ポラリス 普通(1) <地より湧く>が詩的発想で好感が持てる。見事です。
49 秀逸 仕舞屋の表に紅き実万両 まるさん 普通(1) 季語<実万両>が情景的に良く生かされている。
50 特選 寒林の隙間をうめし明日の空 かめ 普通(3 <寒林の隙間>に発見があり、さらに希望を詠出したお手柄。
51 普通 船模型競ふ池の辺冬日向 ヌーピー 普通(3) ラジコンか何かの模型遊びの情景。
52 普通 セロリ噛む粗削りなる詩を胸に 更夜 普通(6) 冬の季語であるセロリ。清正人参とも呼ばれている。下五が良い。
53 秀逸 裸木に薄日やうやく届きけり えくぼ 普通(1) 優しさがじわっと伝わる、良い句。作者の温かさがあるね。
54 特選 話したきことありすぎて炉火楽し ムーミン 普通(4) 気持ち伝わる。童心に戻って、炉辺が楽しくなってくるね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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