ゼラニューム      25句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
ゼラニューム思い出多い花なりき 篠田三七子 いろり 200108
土壁の厚き家並やゼラニューム 笹島美和子 200110
着信の何もない日のゼラニュウム 松永典子 船団 200112
ゼラニュームよりソムリエの近付き来 稲畑廣太郎 ホトトギス 200306
機銃持つ国境詰所のゼラニューム 佐藤瑛 帆船 200308
ゼラニューム五線紙はまだ真白です 田中藤穂 あを 200407
ゼラニューム催眠術師の窓赤き 田尻勝子 六花 200409
ゼラニュームの匂ひの中に夏やせす 城孝子 火星 200411
区の花はゼラニュームとや手渡され 後藤洋子 ぐろっけ 200509
ゼラニュームホテルの庭を男女過ぎ 水野淳子 200511
久しきを耐へて真赤なゼラニューム 池崎るり子 六花 200704
水遣れば応へて匂ひゼラニューム 嶋田摩耶子 ホトトギス 200910
海風の育てし赤きゼラニューム 嶋田一歩 ホトトギス 200910
ゼラニューム強き日差しになほ赤き 増田一代 201109
バス一台逃したあとのゼラニューム 吉成美代子 あを 201307
ゼラニュームの赤の数多を寂しめる 小澤菜美 201409
脳天を突き刺す日差しゼラニューム 布川直幸 201506
太陽の胤か咲きだすゼラニューム 村上倫子 201511
病室に色生まれたるゼラニューム 稲畑廣太郎 ホトトギス 201606
ゼラニューム視力戻りし目に眩し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201606
ゼラニウムの窓より呼ばふ白エプロン 山口ひろよ 201710
ゼラニューム咲かせ司教は句友かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201906
ゼラニュームいよよ狭庭となりゆけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201906
ゼラニューム色に迷ひのなかりけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201906
へこむことだってあるわよゼラニューム 林田麻裕 202009

 

2023年6月2日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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