夕月夜 2　　　　　 　　　　17句

わが骨の髄はくれなゐ夕月夜 　　沼尻巳津子　　 背守紋
作品
作者
掲載誌
掲載年月
砲兵の歌くり返す夕月夜 大坪景章 万象 201801
夕月夜故郷遠く父母在さず 安部和子 雨月 201803
路地に聞く佃囃子や夕月夜 荒井ハルエ 春燈 201803
夕月夜旅路遥けくありしこと 稲畑汀子 ホトトギス 201809
硫黄島の話聞いてる夕月夜 つじあきこ 瓔 201812
見送りし機影遠のく夕月夜 卜部黎子 春燈 201812
大名町の廃校久し夕月夜 卯木堯子 春燈 201812
いつまでも風待つ心夕月夜 稲畑汀子 ホトトギス 202009
鶏の餌に混じる貝殻夕月夜 石橋幾代 空 202104
旅人に湯舟やさしき夕月夜 栗原京子 空 202105
二三日家居楽しむ夕月夜 稲畑汀子 ホトトギス 202109
夕月夜都心に人を戻しつつ 稲畑廣太郎 ホトトギス 202109
タワーの灯懐に入れ夕月夜 稲畑廣太郎 ホトトギス 202109
静寂の続く都心や夕月夜 稲畑廣太郎 ホトトギス 202109
夕月夜辛寿の日記標す窓 松本鷹根 京鹿子 202110
湯のほてり冷ます濡れ縁夕月夜 森川享 末黒野 202112
しみじみと句友を偲ぶ夕月夜 丹羽武正 京鹿子 202203

 

2023年9月18日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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