雪 焼      21句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
雪焼を怖れぬ若さ失せてをり 稲畑汀子 ホトトギス 199901
雪焼とならぬ旅程となりにけり 稲畑汀子 ホトトギス 199901
雪焼の似合ふ晴着もありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 199901
雪焼や誰もが白き歯を持てる 稲畑汀子 ホトトギス 199901
雪焼の頼もしかりし執刀医 山田弘子 円虹 199902
雪焼の支店次長の訓示かな 広渡敬雄 遠賀川 199909
雪焼けの顔を見せたる正座なり 山田美恵子 火星 200004
雪焼けの少年どさと家に着く 戸田春月 光陰 200012
みちのくの雪焼貌に戻りけり 下平しづ子 雨月 200205
雪焼けの土筆顔出す北信濃 田中時子 八千草 200310
雪焼の唇赤く修行僧 矢田邦子 六花 200504
雪焼の男一人の初湯かな 西川五郎 馬醉木 200603
雪焼し少年嬉々と帰り来る 早崎泰江 あを 200604

 満州事変

雪焼の兵士凱旋振る小旗

辰巳比呂史 200704
雪焼けて道路工事の旗を振る 藤本友治 遠嶺 200705
雪焼の顔に過去持つ女かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200802
雪焼の片頬しかと熱をもち 平田恵美子 ぐろっけ 201105
メダル得て雪焼の顔オリンピツク 東秋茄子 京鹿子 201406
雪焼けし帰国の記者と茶を喫す 相沢有理子 風土 201505
雪焼の顔のそろひし囃子方 ほんだゆき 馬醉木 201510
地酒酌む雪焼著き出羽の人 吉澤恵美子 春燈 201804

 

2021年1月30日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。