雪 沓      25句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
踏んでくらべて雪靴の底談義 かとうゆき 銀化 199905
雪靴のすでに恋ひゐる土の触 水内慶太 銀化 199905
雪靴の跡が句碑への道となり 稲畑廣太郎 廣太郎句集 199912
雪沓の中のあしゆび踏みしめぬ 吉田陽代 200010
どこ行くも雪沓と杖夢の中 後藤房枝 200101
絣編み込みし雪沓履きしこと 朝妻力 雲の峰 200201
雪沓で来て洋食にかしこまる 春川暖慕 銀化 200203
雪沓を履きし昔のありにけり 小田島成子 百鳥 200204
雪に棒つきさし雪沓を干せり 五十嵐暢子 対岸 200403
雪靴を一日預け水戸泊り 及川茂登子 対岸 200404
出張に雪沓出番ありにけり 山田弘子 ホトトギス 200506
被災地を見舞ふ雪沓用意され 稲畑汀子 ホトトギス 200601
羽黒坊大き雪沓並びをり 鈴木漱玉 馬醉木 200604
おもむろに雪沓運ぶ春の雪 内田和子 酸漿 200606
蒲の葉でつくる雪沓網代編み 阿部月山子 万象 200704
履けば決まりし雪沓の右ひだり 望月晴美 200804
暮るる町雪沓の音うしろより 相沢有里子 風土 200805
雪沓に入れやう赤き唐辛子 新関一杜 京鹿子 200902
かまくらに雪沓ちらし子は去れり 和田和子 馬醉木 200904
雪沓に履き替へて行く父母の墓 鈴木庸子 風土 200904
雪沓の足跡しかと雪の上 片山由美子 201001
頑丈な雪靴を履きカフェまで 松村光典 やぶれ傘 201304
雪靴を履いて今年も歳を取り 藤波松山 京鹿子 201406
雪沓や山の生活を刻む疵 稲畑廣太郎 ホトトギス 201811
わらんべの雪沓乱れ夕かげり 根來隆元 202104

 

2022年1月26日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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