雪月夜    19句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
我を視るわが影立てり雪月夜 根岸善雄 馬醉木 200004
天来の影こぼれ来る雪月夜 山陰石楠 200105
家々も木々も影濃し雪月夜 西村梛子 馬醉木 200203
雪月夜峡に紙漉く灯がのこる 高島鶏子 馬醉木 200204
万霊の声なき高野雪月夜 桑田青虎 ホトトギス 200208
落人の里の灯もるる雪月夜 木下玉葉子 酸漿 200304
野うさぎの足跡大き雪月夜 割田容子 春燈 200703
影もたぬものの蹤きくる雪月夜 小林輝子 風土 200704
風音か鹿鳴く声か雪月夜 根岸善雄 馬醉木 200802
かあさんのうたがきこゆる雪月夜 小澤克己 遠嶺 200802
しんしんとうす雪月夜の夜明前 荻野千枝 京鹿子 200805
海鳴りのいつしかやみし雪月夜 近藤敏子 200905
二月はや半ばを過ぎし雪月夜 阿部ひろし 酸漿 201104
にはとりの止まり木高き雪月夜 小林のり人 春燈 201305
むささびか猿かこゑする雪月夜 高島鶏子 馬醉木 201305
振り上げし拳を下ろす雪月夜 押田裕見子 201408
雪月夜一刀彫の鷹匂ふ すずき巴里 ろんど 201503
雪月夜手からこぼれし正露丸 中川幸恵 201905
スコップの突きさしてある雪月夜 定梶じょう あを 202003

 

2023年1月18日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。