夜 濯    84句

夜濯の乳房邪険にあつかへる    原田青児

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
夜濯ぎの水切つて星ふやしけり 菰田晶 199910  
夜濯ぎの贅をつくせし水の音 富士原友 199910  
夜濯のものに不治なる重さあり 中原道夫 銀化 200008  
夜濯や同じ暮しのきのふけふ 岡部名保子 馬醉木 200009  
夜濯の母のともしび低きかな 岡部名保子 馬醉木 200009  
夜濯ぎのうしろに鬼が立つてゐし 波多洋子 銀化 200009  
母のつぶやき夜濯ぎの渦の底 須藤火珠男 海程 200011  
夜濯や病床の母入浴日 物江昌子 六花 200107  
夜濯に保留のものの増えて來し 中原道夫 銀化 200107  
夜濯のベランダに見る七つ星 竪ヤヱ子 俳句通信 200109  
夜濯の江戸前といふ仕上りぞ 村上瑪論 銀化 200110  
夜濯や少年の香のただならぬ 篠田純子 あを 200208  
夜濯ぎの水音闇を渡り来る 野辺祥子 200209  
夜濯ぎや森の獣を思ひつつ 市川英一 遠嶺 200209  
夜濯ぎやあしたも海に行くつもり 尾上直子 200211  
日帰りの白装束を夜濯す 高橋英子 ぐろっけ 200211  
夜濯や一人暮しの頃をふと 稲畑廣太郎 ホトトギス 200212  
夜濯ぎのひとりの音と思ひけり 高倉和子 200306  
夜濯に一日の遠くなつてをり 岡部名保子 馬醉木 200308  
夜濯や明日の仕事一つ減り 近藤てるよ 酸漿 200309  
夜濯の石灰匂ふユニフォーム 岡田万壽美 雲の峰 200310  
夜濯や宵つぱりの子遊ばせて 伊藤月江 雲の峰 200310  
夜濯ぎや周遊券と時刻表 秋田谷明美 帆船 200310  
手術待つ日々の小物を夜濯ぎし 神田葉女 200310  
夜濯ぎや乳房の揺れをはばからず 山崎和美 200311  
夜濯ぎの生きものめきし水の音 山崎和美 200311  
夜濯の音をはばかる洗濯機 笠嶋陽子 築港 200311  
夜濯に胸もと濡れぬそれも洗ふ 鷹羽狩行 200407  
夜濯の終りしか音せずなれり 鷹羽狩行 200407  
二度洗ひせり夜濯ぎの白きもの 伊藤白潮 200408  
夜濯やあしたに繋ぐ白さあり 鈴鹿仁 京鹿子 200409  
夜濯や少くなりし綿織物 八代清子 200409  
夜濯ぎや星の匂ひの嬰のもの 和田照子 200410  
夜濯を終へて土産の玉露汲む 赤池英津子 遠嶺 200410  
夜濯の妻の鼻歌旅用意 宮川迪夫 遠嶺 200411  
夜濯や俯瞰の街は寝落ちたり 岡本眸 200507  
夜濯やサハラ砂漠の旅なかば 鷹羽狩行 200509 チュニジア
夜濯ぎを続け小異にかかづらふ 伊藤白潮 200509  
夜濯や子のポケットに海の石 櫻井幹郎 百鳥 200509  
夜濯にコロン数滴落しみる 松本アイ ぐろっけ 200512  
夜濯ぎの小さきものを干しにけり ことり 六花 200605  
夜濯の婆の河鹿を聞きながら 滝沢伊代次 万象 200606  
夜濯ぎに手頃な風の出てきたり 伊藤白潮 200608  
夜濯の乾きて月の肌ざはり 山田三江子 200610  
夜濯やからになりたる旅鞄 柴村郁子」 遠嶺 200610  
夜濯ぎのもの一竿に足らぬほど 伊藤白潮 200707  
夜濯の何事もなきたつきかな 遠山みち子 200709  
夜濯ぎの機械揉みせる音つたふ 高塚診次 200709  
夜濯の癖旅先へ付いて来し 長谷川翠 馬醉木 200709  
夜濯の白のこよなし漁師町 井上信子 200711  
妻病みて兵の日のごと夜濯す 緒方輝 炎環 200809  
夜濯の隙だらけなる柔道着 齊藤實 200810  
夜濯やあるかなきかの風貰ひ 飛鳥由紀 200810  
仮寓解く終の夜濯とはなりぬ 山田弘子 ホトトギス 200812  
夜濯の久し下着の三日分 原田達夫 200901  
夜濯ぎの裸形吾が家の娘たち 瀧春一 深林 200901  
夜濯ぎの夜毎勤労女性にして 瀧春一 深林 200901  
つまみては夜濯ぐ絹の肌着かな ことり 六花 200907  
ベランダヘ夜濯干しに蒼き闇 山下青坡 200908  
夜濯ぎの音のさらさらしてゐたり きくちきみえ やぶれ傘 200909  
夜濯のもの干すどれも吾のもの 井田実代子 雨月 200910  
夜濯ぎの絞つて開く花模様 佐藤午後 炎環 200910  
夜濯ぎや雨の降り出しさうな風 天野美登里 やぶれ傘 200911  
夜すすぎの窓の暗闇噎びたる 加藤和子 万象 200911  
夜濯の潮に干されし船住まひ 能村研三 201010  
夜濯ぎや星を透かせるほどのもの 成宮紀代子 201108  
夜濯ぎの絶えざる水を母郷とす 工藤節朗 201201  
消毒の匂ふ母の衣夜濯ぎす 篠田純子 あを 201210  
夜濯に身ぐるみ剥がる男かな 荒井和昭 201310  
夜濯ぎもリゾートのうち乾きよし 三橋早苗 ぐろっけ 201310  
夜濯の水と絞れる未練かな 野坂民子 馬醉木 201311  
夜濯の水かがやけり能登和倉 阿部眞佐朗 201311  
夜濯ぎのシャボンの匂ふ子沢山 岩田裕江 ろんど 201311  
夜濯の音の気になる侘び住ひ 前田美恵子 201510  
夜濯や父の忌日の里泊り 赤岡茂子 春燈 201511  
夜濯ぎや遊び疲れの心地良く 及川照子 末黒野 201604  
夜濯ぎの間に溜息の二つ三つ 仲里奈央 201610  
夜濯ぎのタオルは竿をいつぱいに 天野美登里 やぶれ傘 201610  
帰り来てまづ夜濯す旅衣 松本善一 やぶれ傘 201612  
夜濯ぎの東京暮らし水を飲む 鈴木みのり 201709  
夜濯や昇段決めし柔道着 古居芳恵 201709  
夜濯や旅のホテルの片隅の 服部早苗 201709  
夜濯ぎの間に妥協点探しをり 仲里奈央 201811  
夜濯ぎの乾かぬ朝となりにけり 大内幸子 六花 201812  

 

2019年7月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。