葭 簀      59句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
葭簀囲ひ種苗保存の秋田蕗 松崎鉄之介 199808  
葭簀より童現はれ仔犬出で 藤田宏 199812  
真昼間の葭簀の冥さレモン切る 戸田春月 火星 199909  
葭簀小屋岬の風に膨らみぬ 山田弘子 円虹 199910  
この葭簀エレベーターに乗りて来し 山尾玉藻 火星 200008  
葭簀風入りて会話の和みけり 小川花久 いろり 200008  
新しき葭簀を人の出で入りす 田中英子 火星 200110  
浜薬師松に葭簀の吊られあり 中村雅樹 百鳥 200110  
葭簀張り終へて明日より苗木市 深田一灯 ホトトギス 200207  
魚河岸のコーヒー店の葭簀張り 隈部郁子 200209  
比叡の水引き込む庭や葭簀茶屋 山本耀子 火星 200209  
潮騒を葭簀囲ひに施餓鬼棚 杉山真寿 200211  
葭簀たたむ音や一日の終りたる 池田冨美 帆船 200309  
佃島葭簀の中に商へる 田中藤穂 あを 200310  
湖の村葭簀巻き上げ大根干す 中條睦子 万象 200504  
葭簀張る己に甘くなつてをり 野口光江 遠嶺 200510  
洋風の家も葭簀で囲ひけり 小倉綾子 ぐろっけ 200511  
郵便局長葭簀の位置を正しけり 小山國雄 百鳥 200511  
葭簀古り午後は静かな貝問屋 坪井洋子 200610  
沢庵和尚の植ゑし佗助葭簀張り 太田絵津子 200611  
葭簀茶屋手書きメニューの気安くて 中野英歩 八千草 200612  
朝採りの山菜を売る葭簀茶屋 金子知代 万象 200708  
献血車まづ大葭簀立てにけり 山尾玉藻 火星 200808  
新品の葭簀ととのふ海の家 黒澤登美枝 200809  
あたらしき葭簀に囲ふ無縁仏 竹内弘子 あを 200809  
葭簀立て身じろぎもせず白兎 藤田宏 200810  
なかんづく杳きところよ葭簀裏 佐藤喜孝 あを 200909  
貴船茶屋葭簀の中を通されて 米田正弘 200909  
海に向く葭簀囲ひの床屋かな 廣瀬雅男 やぶれ傘 200909  
葭簀屏風に悌透くる仏間かな 渕上千津 200909  
鯉の群葭簀の下を泳ぎをり 山荘慶子 あを 200909  
滾つ瀬の川にせり出す葭簀屋根 藤本一城 200911  
棒捲きの葭簀寝かせて茶屋仕舞 久染康子 200911  
なつかしき影に憩へり葭簀張 鷹羽狩行 201006 岡山県児島
鼓打つ能楽堂に葭簀風 川崎利子 201009  
商ふに昔ながらの葭簀立て 中原敏雄 雨月 201009  
荒葭簀谷中銀座の惣菜屋 廣瀬雅男 やぶれ傘 201011  
葭簀より日のこぼれ来る屋台店 廣瀬雅男 やぶれ傘 201011  
湯ほてりの肌に程よき葭簀風 藤見佳楠子 201109  
青花を摘む天蓋に葭簀張り 室伏みどり 雨月 201110  
水平線の先はアメリカ葭簀茶屋 小島昭夫 春燈 201110  
放課後の児ら駄菓子屋の葭簀陰 河合とき 末黒野 201310  
茶をたてて雨やりすごす葭簀かな 坂口夫佐子 火星 201311  
鯉の池葭簀をかけて昼深し 瀧春一 花石榴 201312  
金魚田に立てかけてある大葭簀 佐藤淑子 雨月 201409  
まほろばの葭簀掛なる煮麺屋 西村節子 火星 201410  
三つ四つの投網を吊るし葭簀小屋 大崎紀夫 虻の昼 201510  
家家に水瓶据る葭簀かな 青木朋子 201510  
二階まで届く葭簀や空青く 藤田裕子 万象 201511  
孟夏過ぎかたづけてゐる葭簀かな 谷岡尚美 201512  
風の間となれり葭簀を立てかけて 苑実耶 201609  
母の住む団地に送る葦簀かな 須賀敏子 あを 201609  
佃島葦簀の蔭に猫二匹 田中藤穂 あを 201609  
かくれんぼ葦簀の陰に足が見え 秋川泉 あを 201609  
遠浅の葦簀に躍る子の手足 七郎衛門吉保 あを 201609  
白旗や葦簀の陰で砂落す 森理和 あを 201609  
川原湯の葦簀囲ひに人の影 佐津のぼる 六花 201610  
干物屋の葭簀の内に猫のこゑ 秋山信行 やぶれ傘 201612  
境内に葭簀の舞台整ひぬ 高橋まき子 風土 201810  

 

2019年8月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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