四方の春     13句

目を明け聞て居るなり四方の春   太祇

作品
作者
掲載誌
掲載年月
生きることの今日あることの四方の春 松崎鉄之介 200201
山巓に佇ち総身に四方の春 阿部昭子 遠嶺 200204
胎内に居る心地して四方の春 浜中雅子 遠嶺 200408
煙突の白煙直し四方の春 赤座典子 あを 200803
四方の春ひとつ年とる一億人 佐藤喜孝 あを 200903
四方の春産湯のごとく身を浸し 小林朱夏 201003
這ふ子ゐる泣き出す子ゐる四方の春 苑実耶 201003
四方の春婚約ととのい写眞とる 小菅美代子 ぐろっけ 201401
喜びは目覚めよきこと四方の春 河村啓花 ろんど 201504
空だつて生まれかはれる四方の春 有松洋子 201504
陽は四方の春を起こして昇りけり 池田友之 夏雲 201603
高麗屋三代襲名四方の春 宮崎洋 春燈 201803
四方の春身を折るやうに母が坐し 柴田佐知子 202003

 

2021年1月6日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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