棉 取      11句

棉摘や稻の不出來にうち勵み   佐藤念腹

作品
作者
掲載誌
掲載年月
棉摘は月夜濕りを諾へる 中原道夫 銀化 199911
棉摘みし夕べ眉目の優しかり 田原陽子 200301
棉摘みし籠に軍手を重ね置く 嶋崎茂子 百鳥 200312
棉摘みのトラックの行く夕陽中 近藤真夫 遠嶺 200502
綿摘むや鐘ひと回りして還る 梶浦玲良子 六花 200702
棉取や丁稚上りの立志伝 藤田かもめ ぐろっけ 201012
新綿で人形座蒲団五枚でき 八木紀子 ぐろっけ 201101
綿摘むや母の温もり手に残り 八木紀子 ぐろっけ 201101
新綿やちちははの里ひらけけり 遠山みち子 201401
綿摘むや天地の詩口ずさみ 中島陽華 201512
ウズベクや子らも棉摘む頃ならむ 室井津与志 春燈 201612

 

2021年9月10日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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