蕨 餅      55句

わらび餅口中のこの寂寥よ    堀井春一郎

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
これやこの奈良の土産のわらび餅 中西和 199907  
二月堂に旅を結べりわらび餅 神蔵器 風土 200006  
家康訓掲ぐ茶店の蕨餅 大西一騎 200007  
紺暖簾奥に香のして蕨餅 柳沢杏 酸漿 200007  
会議室わらび餅売る声通る 中原幸子 遠くの山 200010  
矢車や筍流し蕨餅 和田祥子 馬酔木 200107  
元祖てふのれん新し蕨餅 佐野幸子 百鳥 200207  
老たのし飽食の世にわらび餅 水原春郎 馬醉木 200304  
逆境と互ひを読めり蕨餅 高橋道子 200305  
わらび餠ガラスに雨のすこしづつ 佐藤喜孝 あを 200305  
狂言師くずさざる膝蕨餅 近藤貞子 ぐろっけ 200307  
蕨餅平らげ残る黄粉かな 鈴木えり子 百鳥 200407  
わらび餅の売声裏の道通る 小池槙女 火星 200411  
わらび餅のきな粉にむせび老いたのし 江崎成則 栴檀 200508  
結局は鍵屋の辻の蕨餅 稲畑汀子 ホトトギス 200604  
わらび餅口さみしきにあらねども 鷹羽狩行 200604  
奥宇治の野の香とわらび餅とどく 豊田都峰 京鹿子 200606  
竜安寺門前茶屋の蕨餅 小林文良 春燈 200607  
蕨餅峠を越へし口癒す 岩崎憲二 京鹿子 200607  
ただいまと仏壇に先づ蕨餅 綿谷美那 雨月 200609  
みんみんや京の土産のわらび餅 高田たみ子 万象 200611  
豆の粉とふ言の葉親しわらび餅 大橋敦子 雨月 200708  
屁理屈は負けぬ末の子蕨餅 岡敏恵 ぐろっけ 200709  
高からぬ山を前途にわらび餅 山崎靖子 200806  
快き選句の疲れわらび餅 大橋敦子 雨月 200806  
母戀ふは心よはき日わらび餅 田中藤穂 あを 200905  
蕨餅食ふ続編を読む前に 瀬島洒望 やぶれ傘 200907  
箸づかひ下手なるままに蕨餅 篠田純子 あを 201004  
二階より下りてたまたま蕨餅 鷹羽狩行 201005  
わらび餅二つ並べて亡夫と食ぶ 松村富子 201006  
少年は図体ばかり蕨餅 篠田純子 あを 201006  
耳たぶの大きほとけやわらび餅 南宮桂子 風土 201007  
母あらば届かむ里の蕨餅 平賀扶人 馬醉木 201011  
柴又の帝釈天やわらび餅 田村元 ホトトギス 201108  
蔵王堂詣で来たりてわらび餅 武井美代子 万象 201110  
子等来ると作りすぎたる蕨餅 志方章子 六花 201110  
蕨餅にも歯応へのありにけり 稻畑汀子 ホトトギス 201204  
一日に一つの仕事わらび餅 遠山みち子 201205  
わらび餅川辺の椅子の固かりき 竹中一花 201209  
拜啓と書く離縁状わらび餠 佐藤喜孝 あを 200401  
一日をしめくくりたるわらび餅 石川かおり 福袋 201404  
蕨餅にも歯応へのありにけり 稻畑汀子 ホトトギス 201204  
一日に一つの仕事わらび餅 遠山みち子 201205  
わらび餅川辺の椅子の固かりき 竹中一花 201209  
一日をしめくくりたるわらび餅 石川かおり 福袋 201404  
法師なる古き湯宿の蕨餅 碇天牛 雨月 201405  
水取のきのふに了りわらび餅 神蔵器 風土 201405  
衰へのはじまつてゐる蕨餅 中山皓雪 201406  
いつも来る二羽の小鳥やわらび餅 柴田志津子 201506  
春慶の匙にふるへる蕨餅 栗山みどり 201705  
ジョーカーを引いて笑うてわらび餅 竹中一花 201708  
わらび餅京の絵地図につつまれて 今井康子 201806  
とりどりの赤絵もうれしわらび餅 中島陽華 201807  
母と子のしばし休戦わらび餅 山口久子 船団 201811  

 

 

2019年4月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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