若 夏       20句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
若夏や斎場御嶽の風の音 野原培子 春耕 199808
若夏や木洩日まぶし島の森 野原培子 春耕 200202
若夏や竹林に湧く風のいろ 大沼眞 200208
若夏の眞砂つぶやく濱の精 鈴鹿仁 京鹿子 200607
若夏や足長乙女に追ひ越さる 丹生をだまき 京鹿子 200609
若夏の音なく濡るる夜の浜 今井松子 遠嶺 200709
若夏や沖の明るき帆に遊ぶ 大谷茂 遠嶺 200908
太鼓打つ幼の小若夏祭 長澤健子 酸漿 201011
若夏の健児の塔の光りけり 眞田忠雄 やぶれ傘 201211
若夏や海が笑ふと言ふ妻と 宮城勉 万象 201408
若夏の陽を余さずに物干せり 吉岡悦女 京鹿子 201508
若夏の鄙猥も島の芸能祭 山口ひろよ 201508
若夏といふや一山漲れる 間島あきら 風土 201508
一村を満つ若夏の日のにほひ 中本清 万象 201708
若夏の藍よりあがる糸の束 宮川みね子 風土 201808
若夏のユンタ流るる宵の風 小田嶋野笛 末黒野 202009
若夏や階段手摺から金メダル 奥田筆子 京鹿子 202110
若夏や少女の脛の長きこと 菅原末野 風土 202208
若夏の大樹に結ぶ空の端 鷺山珀眉 京鹿子 202208
若夏や足場を伝ふ跣足袋 大西乃子 202302

 

2023年5月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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